ルイヴィトンM61960 小銭入れの修理

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ルイヴィトンM61960 馬蹄型の小銭入れです。

使いやすさやデザインなどの好みは人それぞれですが、
品質や作り込みは他の小銭入れとは別格のアイテムです。

 

 

 

 

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長年のご使用でベロ革部はモノグラム地に亀裂が見られます。

 

 

 

 

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外周は糸が擦り切れてパーツが外れています。

 

 

 

 

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折り曲げ部はモノグラム地の欠損も見られますねぇ~

 

 

 

 

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今回は加工しませんが前ポケットは合成皮革の内張りが劣化しています。

 

 

 

 

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ベロ革部は内張りを剥がして強化芯材を入れ込みます。

 

 

 

 

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ホツレ部だけを縫い直す予定でしたが外周はすべて縫い直します。

この小銭入れは手縫いでなければ縫い直すことができません。
そのあたりが高品質な小銭入れである最大の理由ですね。

 

 

 

 

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ベロ革に強化芯材を入れ込み外周を手縫いで組み立て直しました。
コバ塗料も仕上げ直しましたのでスッキリです。

 

 

 

 

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小銭入れだけでも10種類以上があるルイヴィトンですが、
小銭入れの中では極端に高額な価格設定です。

手間がかかり製造が難しい商品が次々に廃盤になっている中、
モノグラム地や革の素材品質は別にして、
現在もこの小銭入れを製造しているのは不思議なことです。

似たような馬蹄型の小銭入れは多数ありますが、
この小銭入れは別格です。

ルイヴィトンには頑張って生産を続けて欲しいアイテムです。

 

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索