ヴィトン ルコの付け根革の修理

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ルイヴィトンのルコです。

 

 

 

 

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付け根革が切れています。

一枚の革を二つ折りにしただけの構造で芯材などは使用されていません。

 

 

 

 

 

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切れていない付け根革もクタァ~としています。
今回は4か所の付け根革を作成交換します。

 

 

 

 

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本体を解体して付け根革の縫いつけ部を内側から見たところです。
シンプルなバッグですが全体に芯材が張り合わされた良いバッグです。

手間とコストがかけられた良品ですがシンプルな外観からは伝わらない品質。
当然のように廃盤になっています。

 

 

 

 

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付け根革を取り外し本体の縫いつけ部も強化します。

 

 

 

 

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元は1枚の革を折り曲げただけの付け根革ですが、
裏面にもヌメ革を張り合わせ強化芯材を挟み込んで作成しました。

製品と比べると材料費は2倍以上で手間は3倍、時間は5倍以上かかりますが、
安心して活用いただける仕様です。

 

 

 

 

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新品のヌメ革は真っ白ですが少し焼けた革を使用しています。
大差ないかもしれませんが少しだけ馴染むのが早くなるかと思います。

 

 

 

 

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全体に芯材が張り合わせれた丈夫なルコですが、
負担が大きな付け根革の縫いつけ部は、
より頑丈に強化加工を施して縫製しています。

大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索