2008年製造の現行品のダミエのジッピーウォレットです。
擦れやすい折り曲げ部は縫製糸が擦り切れています。
糸が擦り切れていますのでコバ塗料も剥がれて白くなっています。
ステッチのラインが合っていないことからわかりますが、
折り曲げ部は一番初めに縫製する部分でファスナーや内張りとは別縫製です。
この部分を縫い直すためには工程を遡る必要があります。
折り曲げ部だけでなくコバ面は全体的に塗料が剥がれて白くなっています。
ファスナーが破損して開閉できませんので同時にコバ面も仕上げ直します。
内部材とファスナーを取り外し、折り曲げ部を縫製したあとコバ仕上げします。
ファスナー交換とコバ面の仕上げ直し完了です。
折り曲げ部も縫製完了。
現行品質のジッピーですが丁寧に活用されている印象です。
中身を詰め込み過ぎないようにしながら大切に長くご愛用ください。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索