ルイヴィトン・ヴェルニの長財布の修理

lv vernis (1)
高級感と可愛さを併せ持つルイヴィトン・ヴェルニの長財布です。

発売当初はバッグの中で雑誌などに触れると色が移り2度と取れないなどの
トラブルが多いデリケートすぎる素材でした。

ここ数年で少し改良されていますが・・・・

外周のステッチから外側が濃い色に変色しています。
おそらく作成時の接着剤が原因ではないかと考えますが、
発売当初のヴェルニは黄色っぽく変色することがありました。

 

 

 

 

lv vernis (2)
色移りよりも最近の素材は表面が剥離する損傷が多いです。

傷みやすい折り曲げ部ですので縫製糸も擦り切れていますねぇ~

 

 

 

 

lv vernis (3)
こちらのサイドも同様に。。。。

 

 

 

 

 

lv vernis (4)
底の折り曲げ部は完全に糸が擦り切れ変色も気になるところです。

 

 

 

 

lv vernis (5)
ボールペンなどの汚れがついてしまうと取り除けないのは、
発売当初から同じです。

 

 

 

 

lv vernis (6)
この辺りも同様に。。。

綺麗な状態だとヴィトンの財布の中で一番かっこいいアイテムですが、
このままでは残念です。

しかし、デリケートすぎる素材ですので基本的には修理は不可能な素材です。

 

 

 

 

 

lv vernis (7)
折り曲げ部4箇所のステッチを縫い直して外周の変色や剥離部分を補修しました。

 

 

 

 

 

lv vernis (8)
表面の剥離やボールペン汚れなども見えなくなっていますが、
素材を変えずにクリーニングや補修加工で、
デリケートなヴェルニ素材が頑丈でタフな素材に変身することはありません。

しまい込んでいても損傷が出てくる可能性の高いデリケートすぎる素材です。
お洒落に活用したいヴェルニ財布としては残念な状態でしたが、
気持ちよくご使用いただける状態になりました。

出来る限り丁寧に扱いながら、諦めがつくまで使い倒すのが賢明ですね!

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ルイヴィトン ベルトの長さ調整加工

lv m6843t (1)
ルイヴィトンのベルト M6843です。
15センチ短くする加工を承りました。

 

 

 

 

lv m6843t (2)
しばらくご使用されていたようで中央部は曲がっていて一直線にはなりません。
ベルトをきつめに装着される方はベルトが変形しやすいですねぇ~

 

 

 

 

lv m6843t (3)
バックル金具を取り外して15センチカットするのですが・・・・

接着固定されたビスを取り外すにはコツが必要です。
ビスを折ってしまったり、バックルを傷つけてしまう事も多いので、
出来るだけプロの業者に依頼することをお勧めします。

 

 

 

 

lv m6843t (4)
ベルト革とバックルのサイズがユルユルで隙間からビス部が見える状態です。
当然、バックル金具はグラグラと首を振る状態です。

 

 

 

 

lv m6843t (5)
バックル金具を取り外して15センチ切り落としました。
新たにバックルを固定する部分の強度は重要ですので解体して強化芯材を入れ込みます。

 

 

 

 

lv m6843t (6)
ベルトの中央部はステッチがかかる両サイドより厚みがあります。

スッキリ感を出しながら全体の強度を維持する手法ですが、
バックルに入れ込む部分はユルユルになりバックル取り付け部は強度不足です。

量産品ですので、この部分だけ丈夫にするのは難しいかなぁ~

 

 

 

 

lv m6843t (7)
強化芯材を入れてバックル取り付け部を丈夫にしました。

 

 

 

 

lv m6843t (8)
15センチカットした元の先端部と厚みを比較すると頑丈さがわかります。

 

 

 

 

lv m6843t (9)
バックルとベルトの隙間がなくなり、しっかりと固定されています。

 

 

 

 

lv m6843t (10)
短くしたい寸法を切り落としてバックルを付け直すだけなら素人加工です。
特にベルトを強めに装着する方は丈夫に加工しておくのが安心ですね!

大量生産品では不可能な強度アップを施し、ご指定の寸法に仕上げています。
安心してご使用ください。

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ルイヴィトン・モンスリの擦り切れ破れの修理

lv montsouris (1)
新品の真っ白のヌメ革をアンティーク補色してパーツ作成中です。

この画像でヴィトンであることはわかると思いますが・・・

 

 

 

 

lv montsouris (2)
一枚の平な革に見えるパーツも裏側から見ると厚みを加工しているのがわかるでしょ!

縫い合わせ部や折り返し部分など厚みを整える加工が必要なのが、
布や合成皮革のパーツと違う本革パーツの特殊な部分です。

 

 

 

 

lv montsouris (3)
正体はルイヴィトンのモンスリ M51135 のリュックでした。

ところで、どこのパーツかわかります?

 

 

 

 

lv montsouris (4)
後面の、この部分を作成して取り替えます。

この部分は背中に擦れるので後側だけと傷みやすい部分です。
バッグの種類で傷みやすい部分は色々なんですが、
リュックならではの損傷ですね。

 

 

 

 

lv montsouris (5)
本来ならこのパーツの作成交換だけで良いのですが、
瞬間接着剤を使用されたようでパイピング革まで硬化しています。

 

 

 

 

lv montsouris (7)
パイピング革と擦り切れて破れたパーツを部分的に作成交換しました。

底面のヌメ革パーツを全交換する事も可能で見た目もスッキリしますが、
部分的に作成交換の方が安上がりですね。

瞬間接着剤を使用すると縫製糸を抜き取るのに苦労します。
場合によっては部分修理が不可能になることもあり、
そもそも瞬間接着剤で修理することは不可能です。

 

 

 

 

lv montsouris (6)
活用すればするほど傷んでしまうのは避けられないパーツですが、
もう一度穴が空き修理するのは10年以上先の事ですので気にせずに使用しましょう。

 

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cartier カルティエ長財布の折り曲げ部

cartier yabure (1)
カルティエ長財布です。

 

 

 

 

cartier yabure (2)
残念すぎる折り曲げ部の状態です。

使用していると傷みやすい部分ですが、いきなりこの状態になることはありません。
糸がホツレ口が空いても放置して使い続けると擦り切れ革が欠損してしまいます。

 

 

 

 

cartier yabure (4)
通常は外面の革から擦り切れて欠損しますが無視して使い続けると、
内側の部材まで亀裂が入り欠損します。

 

 

 

 

cartier yabure (5)
両側の折り曲げ部とも復元強化加工で修復完了です。

 

 

 

 

 

cartier yabure (7)
大切に思える愛着のある品でなければ修理して使い続けようとは考えません。
また、そんなふうに思える品に出会える機会も多くはないのが現実です。

幸運にも大切に使い続けたい品と出会われた方は、
丁寧なご使用と早めのメンテナンスが最良です。

良い時代に作成された高品質な財布ですので大切にご使用ください。

 

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カルティエのパスケースの修理

cartier pass case (1)
カルティエのパスケースです。

 

 

 

 

cartier pass case (2)
長年愛用されてきた品であることが一目瞭然ですねぇ~。

 

 

 

 

cartier pass case (3)
折り曲げ部はご覧の状態です。

 

 

 

 

cartier pass case (4)
反対側も同様に。。。

縫い付ける革が擦り切れて無くなっていますので縫い直すことすらできません。

 

 

 

 

cartier pass case (5)
内側の様子です。

 

 

 

 

 

cartier pass case (6)
割れた部分をセロテープで補修しながら使用されていたようです。

 

 

 

 

 

cartier pass case (7)
今回は割れたセルロイド板の交換と折り曲げ部の復元強化加工をします。

 

 

 

 

 

cartier pass case (8)
折り曲げ部の内側に強化芯材を入れ込んで組み立て直します。

 

 

 

 

cartier pass case (9)
折り曲げ部の復元強化加工と割れたセルロイド板の交換完了です。

 

 

 

 

cartier pass case (10)
縫製不可能だった折り曲げ部にステッチが蘇りました。
強化芯を入れ込んでいますので強度もアップしています。

 

 

 

 

 

cartier pass case (12)
セルロイドは劣化して割れやすいので柔軟性のある素材で交換しています。

 

 

 

 

cartier pass case (13)
外面の擦れや汚れ等はそのままに重要箇所のみの加工でしたが、
大切にご使用になれば、まだまだ活躍してくれます。

大切にご使用ください。

 

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HERMES Beant-compact ベアンコンパクトの修理

Beant compact (1)
HERMES Beant-compact です。

 

 

 

 

Beant compact (2)
ベロ革はホツレがあり、外周からは毛が生えたように芯材が飛び出しています。
付け根のループ革も歪んで変形しています。

 

 

 

 

Beant compact (3)
傷みやすい折り曲げ部も糸が擦り切れて革が剥がれて口が空いています。

 

 

 

 

Beant compact (4)
同様に角部も傷みやすい部分です。

 

 

 

 

Beant compact (5)
内側の様子ですが各部に擦れや色アセが見られます。

 

 

 

 

Beant compact (6)
カードを重ねて入れると厚みが増し擦れやすくなります。

比較的カード類の少ない方でも一番下のカードポケットは多用する傾向で、
傷みが出やすいですね!

 

 

 

 

Beant compact (7)
小銭入れの中はお金で擦れて表面が剥がれ小銭の汚れが染み込んでいます。

 

 

 

 

Beant compact (8)
ベロ革を差し込むH金具の取り付け部は四角く革が膨れています。

金具を固定する台座が影響しているのですが・・・・
この辺りも含めて安心して長く使えるようにリニューアルリペアします。

 

 

 

 

Beant compact (9)
いつものように解体からスタートです。

 

 

 

 

Beant compact (10)
ベロ革の一部にエルメスでは使用しない接着剤が使用されていました。
プロの加工には見えませんのでご自身で接着したかな?

 

 

 

 

Beant compact (11)
ベロ革とループ革は強化芯材を入れ込んでシャキっとさせています。
その他、負担が掛かる部分には強化加工を施しながら組み立て直します。

 

 

 

 

Beant compact (12)
膨らんでいたH金具の取り付け部も内から強化芯材を貼り合わせ補正しています。
H金具を取り外した部分の色と全体の色を比較すると色あせ具合がわかりますねぇ~

 

 

 

 

 

 

Beant compact (13)
小銭入れの中も黒というより白っぽいグレーです。

表皮を補修したあと染め直します。

 

 

 

 

Beant compact (14)
札入れ部の内張りもHERMESですから当然、上質な本革仕様です。

しかし、上下の折り曲げ部は接着が剥がれて波打っています。
使用上は問題ない部分ですが、しっかりと接着するだけで強度が維持されますし、
見た目もよくなります。

 

 

 

 

Beant compact (15)
小銭入れの中が本来の黒に戻りました。

 

 

 

 

Beant compact (16)
札入れの折り曲げ部も波打がなくなりました。

 

 

 

 

Beant compact (17)
ベロ革もループもスッキリ!です。
負担が掛かる本体への縫い付け部も内側から強化しています。

 

 

 

 

Beant compact (18)
スレスレでほつれていた折り曲げ部は強化芯材を入れ込んで縫製しています。

 

 

 

 

Beant compact (19)
反対側も同様に。。。
口が空いていた部分もなくなり、すべてのコバ面は塗料仕上げしています。

 

 

 

 

Beant compact (20)
小銭入れも組みあがりました。

擦れや汚れがなくなり気持ちよくご使用いただけそうですね!

 

 

 

 

Beant compact (21)
何年くらい前の品かわかりませんがこの財布は特に良い素材でした。

良い素材で丁寧に作成された品は丈夫ですので、
メンテナンスのタイミングが遅れてしまうことがあります。

どんなに良い品も毎日のように使用する財布は日増しに傷みがでてきます。
重傷化する前にメンテナンスを繰り返し良い状態を維持しながら大切にご使用ください。

 

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索