エピ長財布の修理

m63382 (1)
長年のご使用で全体的に傷みが激しいルイヴィトンのエピの長財布です。

 

 

 

 

 

m63382 (2)
カブセのホックを開閉する度に指で擦れる部分は革が擦り切れて芯材が露出。

 

 

 

 

 

m63382 (3)
三つ折り財布なので4か所ある折り曲げ部もボロボロです。

 

 

 

 

 

m63382 (4)
こちらの折り曲げ部も革が擦り切れて欠損しています。

革が擦り切れて無くなっていますので基本的には修理不可能です。
無くなって存在しないものは修理できませんので、
直営店などでも縫い直す事すらできないと断られてしまいます。

もっと早い段階でメンテナンスすることが良い状態を保ち続けるには最善です。

 

 

 

 

 

m63382 (5)
同じ部分を内側から見たところです。

擦り切れて口が空いたままでは使用できませんので、
縫い直せるように加工して強化芯材も入れ込みます。

 

 

 

 

m63382 (6)
内側部材にも擦れが目立ちます。

 

 

 

 

m63382 (8)
小銭入れの中の擦れは避けられない損傷ですが、
マチ部材の天部の亀裂や欠損が残念です。

 

 

 

 

m63382 (9)
小銭入れマチ天部は負担が掛かる部分ですので復元強化加工を施します。

 

 

 

 

 

m63382 (7)
合成皮革素材が使用されたポケットの内張りは劣化しています。
安心して使用できるように本革で張替ます。

 

 

 

 

 

 

m63382 (10)
劣化した合成皮革素材を取り外したところです。

 

 

 

 

m63382 (11)
こちらはカブセ中央の指先で擦り切れた部分です。

傷み具合を見ると十分に活躍してくれた財布と言えますが、
高品質時代の良い財布ですので引き続きご愛用いただける状態に
リニューアルリペア加工を施します。

 

 

 

 

 

m63382 (12)
良い財布だけに残念な折り曲げ部。

 

 

 

 

 

m63382 (13)
こちらは縫製することもできない状態。

 

 

 

 

 

m63382 (14)
ここまでボロボロにしてから修理するよりも、
もっと早い段階でメンテナンスしておく方が良いのは誰もが思う事ですが、
毎日使用する財布は少しづつ悪化するので修理のタイミングが難しものです。

 

 

 

 

 

m63382 (15)
汚れを取り除いた小銭入れの内側です。

 

 

 

 

m63382 (16)
小銭入れの内張りを剥がしているのは・・・・

 

 

 

 

m63382 (17)
解体中に小銭入れの天部にも擦り切れ穴を発見しましたので、
復元強化加工を施します。

 

 

 

 

m63382 (18)
小銭入れのマチ部材も内張りを剥がして強化芯材を挟み込みます。

 

 

 

 

m63382 (19)
リニューアルリペア加工の完了です。

各部の強化や補修補色加工など施しながら、
合成皮革素材を本革仕様に変更することで復活しました。

 

 

 

 

m63382 (20)
負担が掛かるマチ部材も外観に大きな変化はありませんが丈夫になっています。

 

 

 

 

m63382 (21)
リニューアルリペア加工を施して引き続き愛用いただける状態に復活しています。

これまで十分過ぎるほど頑張ってくれた財布ですし、
1996年2月にスペインの工房で作成された最高品質時代の良い財布です。
今後は一日でも長く愛用できるように大切にご愛用ください。

 

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

ケリーバッグ修理

kelly (1)
年代物のエルメスのケリーバッグです。

 

 

 

 

kelly (2)
前面に大きな変形が見られます。

 

 

 

 

 

kelly (3)
後面もボコボコに変形しています。
全体的にテカテカした艶感は使い込みながら育てた風合いとは少し違います。

 

 

 

 

kelly (4)
バッグの重みが集中するヒネリ金具はグラグラしていますので、
加工が必要です。

 

 

 

 

 

kelly (5)
底角は擦り切れて穴が空いています。

擦れて表皮が剥がれた部分が白くないところを見ると、
他店様で塗装歴のあるバッグのようです。

本当は擦れた部分も周囲と同じ色にしたいと思われる他店様の加工ですが、
表皮が剥がれた部分は塗料を吸い込んでしまい同色に発色させるのは、
手間の掛かる難しい加工なので・・・・

 

 

 

 

 

kelly (6)
こちらの角は黒い塗料の下から黄色い色が露出しています。
擦り切れて穴が空いた部分に接着剤を流し込んだのでしょうか?

 

 

 

 

kelly (7)
持ち手もひび割れが剥がしく表皮が剥がれた状態で塗装されているようです。

 

 

 

 

kelly (8)
革が劣化して限界を超えています。

 

 

 

 

 

kelly (9)
裏側から見ると縫製糸も擦り切れて革も欠損しているようです。

傷んでしまったバッグや財布を使い続けるためには、
塗料で誤魔化すよりもホツレやヤブレなど構造的な部分の改善が、
重要なんですが・・・

 

 

 

 

 

kelly (11)
持ち手の付け根や本体側の付け根革も限界を迎えています。

 

 

 

 

 

kelly (12)
底角だけでなくカブセの付け根も革が擦り切れて欠損してマチも裂けています。

切れや擦れやホツレなど構造的な損傷を改善させてから、
見た目を整える加工をしなければ安心して活用することはできませんが、
損傷部を放置したまま塗装される業者の方が多いのが現状です。

 

 

 

 

 

kelly (13)
反対側も同様に。。。。

 

 

 

 

 

kelly (14)
裂けた部分や擦り切れ欠損の修理は放置したままですが、
カブセのホツレを一部縫い直した形跡が見られます。

 

 

 

 

 

kelly (15)
ご報告はありませんでしたので全体の状態から判断するしかありませんが、
HERMESの刻印が塗りつぶされていますので塗装加工されていることは確実です。

 

 

 

 

 

kelly (16)
内ポケットにもホツレがあり底角も内側から塞いで強化する必要がありますので、
解体してリニューアルリペア加工を施します。

 

 

 

 

kelly (20)
解体からスタートです。
各パーツや内張りなども解体しなければ縫い直しや強化加工ができません。

 

 

 

 

kelly (17)
ベルト先端にはプレート金具がありますので・・・・

 

 

 

 

 

kelly (18)
プレート金具を外さなければ縫い直せません。

ベルトの裏面は塗装していなかったのか?
表皮が剥がれた部分の繊維が毛羽立って白いままです。

 

 

 

 

 

kelly (19)
持ち手やベルトなども解体。

 

 

 

 

 

kelly (21)
右側の半面だけ他店様の塗料を取り除いたところです。
テカテカしたビニール感が取れて本来の革の良さがわかります。

 

 

 

 

 

kelly (22)
底角の擦り切れ穴に流し込まれた接着剤もでてきました。

塗装されて目隠しされた状態ですと本来の状態は加工を進めなければ、
わかりません。

予定外の加工ですが塗料の取り除きだけでなく接着剤も除去しなければ、
内側からの強化加工ができません。

 

 

 

 

kelly (23)
内張りも解体。

 

 

 

 

 

kelly (24)
内側にも接着剤が多量に・・・・

擦り切れて穴が空いた部分や裂けてしまった箇所を強化しながら、
解体しなければ縫い直せない底面や内ポケットなども縫製して組み立て直します。

 

 

 

 

 

kelly (25)
リニューアルリペア加工の完了です。
変形も改善させながら強度アップさせています。

 

 

 

 

kelly (26)
ボコボコだった後面も同様に。。。。

 

 

 

 

 

kelly (27)
スレスレだったマチやパイピング革も改善しています。

 

 

 

 

 

 

kelly (28)
底角の擦り切れ穴は接着剤を除去して内側から強化しながら塞いでいます。

 

 

 

 

 

kelly (29)
持ち手はエルメスが使用するディュプイ社のボックスカーフで張替交換しました。
限界を超えた持ち手でしたが新品時より丈夫に仕上げています。

 

 

 

 

 

kelly (30)
ベルトの裏面も縫製完了。

革の擦れを補修して整えたあと同色に発色するように補色しています。

 

 

 

 

kelly (31)
塗りつぶされていた刻印も出来る限り他店様の塗料を取り除いてみました。
 

kelly (32)
裂けた部分などには強化芯材を入れ込んで使用に耐えれるように加工しています。

 

 

 

 

 

 

kelly (33)
年代物で損傷も激しく直営店では修理を断られたとのことでしたが、
他店様での加工歴まであることも断られた理由の一つと言えます。

損傷の激しいバッグですが各部に強化加工を施し、
ご愛用いただける状態に復活しています。

大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)
有限会社レザークリエーション
ご担当者様

お世話になっております。

出張から帰り、バックを手にしました。
見違えるほど綺麗になっており、感動しました!
ありがとうございます。

また、ブログも拝見しました。
丁寧に修理していただき、こうやってまた持てることが本当に嬉しいです。
大切に使います。

心から御礼申し上げます。

 

東京都 Y 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
出来る限り見た目も改善させていますが、
持ち手やベルトやマチなどの負担が掛かる部分の強化加工が、
引き続き愛用いただく上では有効な加工になっています。
大切に長くご愛用ください。

ベッカー財布修理

becker (1)
100円ライターとの比較でもわかるように、とても小さなベッカーの財布です。

 

 

 

 

 

becker (2)
札がギリギリ入るサイズですが小銭入れも完備しています。

 

 

 

 

becker (3)
各部に擦り切れ欠損が見られ全体的な加工が必要です。

 

 

 

 

becker (4)
こちらの折り曲げ部や小銭入れのカブセも擦り切れています。

 

 

 

 

 

becker (5)
同様に。。。。

 

 

 

 

 

becker (6)
内側にはカードポケットも完備。

 

 

 

 

 

becker (7)
芯材や内張りはありません。

 

 

 

 

becker (8)
コンパクトな財布ですが解体するとパーツ点数は多いです。

 

 

 

 

becker (9)
大きな穴が空いてしまうと基本的には手遅れですが、
強化しながら擦り切れ部を塞いで縫製できるように復元して組み立て直します。

 

 

 

 

 

becker (10)
小銭入れのカブセはボロボロです。

 

 

 

 

 

becker (11)
同様に。。。。

 

 

 

 

 

becker (12)
小銭入れのパーツですが、このパーツだけでも擦り切れ部が多数見られます。

 

 

 

 

 

becker (13)
同様に。。。。

 

 

 

 

 

becker (14)
マチの天部も破れやすい部分です。

 

 

 

 

 

becker (15)
小銭入れのカブセには芯材がありました。

 

 

 

 

 

becker (16)
全ての擦り切れ穴を塞いで各部に強化加工を施し、
リニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 

 

 

becker (17)
外面側のみ本革で内張り作成しました。

負担が掛かる外面革の内側に革を張り合わせることで、
耐久性をアップさせています。

 

 

 

 

becker (18)
擦り切れて欠損していた折り曲げ部も復元強化加工で復活です。

 

 

 

 

 

becker (19)
10か所以上の擦り切れ穴をすべて塞いでいます。

 

 

 

 

 

 

becker (20)
革製品は愛着が湧き手放せなくなるほど使い込んだ時には、
破れやホツレや汚れなどで取り返しがつかない状態になっていることが多いです。

しかし、出来るだけ軽傷なうちにメンテナンスしておくことが、
良い状態を保ち続ける最善策です。

傷みが激しい財布でしたが、引き続き愛用いただけるように改善しています。
大切に長くご愛用ください。

 

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)
有限会社 レザークリエーション様
お世話になっております。
修理依頼しておりました財布ですが、先日受け取りました。
手に取って、全体的に非常に堅牢になっていることに驚きました。
特に屈曲部や角部の傷みやすい部位が重点的に強化されているので、
長く愛用できると確信が持てます。
また、内張りの革も質感や手触りが良い上質なものである点も気に入りました。

今後も大切に使わせていただきます。
本当にありがとうございました。

愛媛県 A 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
とても機能的で優秀なコンパクト財布ですから、
使用頻度が増えて傷みやすいと思われます。
すでに、重症化してしまった財布ですので、
今後は労わりながら大切に長くご愛用ください。

LV財布の全体修理

m61663 (1)
ルイヴィトンのガマグチ財布です。
2000年製造で使い込んだ変形は見られますが丁寧に使用されている印象です。

 

 

 

 

 

m61663 (2)
ベロ革の外周はモノグラム地が剥がれています。
ホックも破損していますので交換が必要です。

 

 

 

 

 

m61663 (3)
擦れや剥がれやホツレなどが各部に見られます。

 

 

 

 

 

m61663 (4)
同様に。。。。

 

 

 

 

 

m61663 (5)
折り曲げ部は財布では一番傷みやすい部分です。

 

 

 

 

m61663 (6)
小銭入れの中の汚れや擦れは金属の小銭を入れるので避けられない損傷です。

 

 

 

 

m61663 (7)
バラバラに解体。
リニューアルリペア加工を施して引き続き愛用いただける状態に復活させます。

 

 

 

 

 

m61663 (8)
15年以上が経過した品ですので合成皮革の内張りは劣化しています。
合成皮革部は本革で作成交換します。

 

 

 

 

m61663 (9)
使用すればすぐに汚れてしまいますが汚れが目立つのでクリーニングします。

 

 

 

 

m61663 (10)
ベロ革の外周も仕上げ直しホックも開閉可能に復活です。

 

 

 

 

m61663 (11)
ホツレや合成皮革素材もなくなり擦れ部の補修補色加工も完了です。

 

 

 

 

m61663 (12)
小銭入れの中もクリーニングしておきました。

 

 

 

 

 

m61663 (14)
口金金具も再メッキ加工して仕上げています。

 

 

 

 

m61663 (15)
傷みやすい折り曲げ部など各部に強化加工を施してあります。

 

 

 

 

m61663 (16)
元々、丁寧に活用されていましたが一番目の画像と比較すると、
スッキリ感がアップしてシャキッとしていることがわかります。

見た目だけでなく合成皮革が無くなったことでや強化加工で、
構造的にも改善しています。

大切に長くご愛用ください。

 

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

バケット全体修理

m42236 (1)
ルイヴィトンのバケットです。

生産された年代は違いますが、どちらも使用不可能な状態です。

 

 

 

 

 

m42236 (2)
ヌメ革のテーピング革が残っている方のバッグが少し新しい年代。

 

 

 

 

m42236 (3)
革は脂分が抜けてパサパサ状態で柔軟性もなく、
ひび割れが発生しています。

 

 

 

 

m42236 (4)
古い方のバケットはループ革の下に刻印入りカシメ金具があります。

 

 

 

 

m42236 (5)
他店様で修理したと思われる部分は代用のカシメ金具に変更されています。

 

 

 

 

m42236 (6)
仕様変更されてからも15年以上たちますが、
新しい方のバケットはループ下にカシメ金具はなくステッチ留めされています。

 

 

 

 

 

m42236 (7)
ヌメ革の柔軟性が低下していますので普通は切れない部分まで切れてます。

 

 

 

 

m42236 (8)
長年愛用された古い品ですのでモノグラム地にも擦れが見られます。

しかし、高品質時代のモノグラム地が使用されていた頃の品ですので、
強度や耐久性に問題はありません。

 

 

 

 

m42236 (9)
内張りに使用された合成皮革素材は当然のように劣化しています。

 

 

 

 

m42236 (10)
安心して使用できるように本革で内張り作成します。

 

 

 

 

m42236 (11)
バラバラ。

 

 

 

 

m42236 (12)
解体。

 

 

 

 

m42236 (13)
変色した底鋲も磨き直しながら、劣化した内張りや外面のヌメ革パーツを
新品作成して組み立て直します。

 

 

 

 

m42236 (14)
リニューアルリペア加工の完了です。

負担が掛かる持ち手などは強化芯材を挟み込む構造で、
デザイン変更することなく強度と耐久性をアップさせて作り込んでいます。

 

 

 

 

m42236 (15)
内張りもベタ付き劣化しない本革仕様。

 

 

 

 

m42236 (16)
同様に。。。。

 

 

 

 

m42236 (17)
高品質時代のモノグラム地に引けを取らないヌメ革を使用して、
各部に強化加工も施しリニューアルリペア加工を施しています。

新品のヌメ革は少し日焼けさせてから使用すると、
取り扱いやすくなります。

大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

レザークリエーション様

土曜にかばんを受けとりました。
見違えるように綺麗になってて感動でした!
特に嬉しいのは、肩ひもがとっても丈夫になってることと、本体がしっかりしたこと。
あと、内張りを本革にしていただいて、手触りがすごく気持ちいいのも嬉しいです。
本当にありがとうございました。
大事に使っていきます。

京都府 T 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
最高品質のヌメ革を使用してパーツ作成しましたので、
新品時より丈夫に仕上がっています。
大切に長くご愛用ください。

カルティエ財布

cartier (1)
長年使い込まれたカルティエ長財布と馬蹄型コインケースです。

十分に活躍してくれた様子の品ですが、
どちらもリニューアルリペア加工を施し引き続き愛用できる状態にします。

 

 

 

 

 

cartier (2)
擦れた部分に汚れが染み込んで年代を感じさせる長財布です。

 

 

 

 

cartier (3)
黒く見える部分は表皮が剥がれた部分に汚れが染み込んでいます。

 

 

 

 

cartier (4)
コーナー金具もメッキが剥がれています。

 

 

 

 

cartier (5)
折り曲げ部は擦り切れて大きく革が欠損しています。
縫い直すこともできませんので復元強化加工が必要です。

財布では傷みやすい部分ですが、
ここまで悪化すると対応不可能と判断する修理店がほとんどです。

 

 

 

 

cartier (6)
反対側も同様に。。。。

 

 

 

 

cartier (7)
なんと!中央部も革が擦り切れて大きな穴が空いています。

とても良い品ですが思い入れや愛着がなければ諦める状態です。

 

 

 

 

 

cartier (8)
高品質時代のカルティエですので各ポケットの内張りに合皮は使用されてません。

 

 

 

 

 

cartier (9)
折り曲げ部は内部材もボロボロ。

 

 

 

 

cartier (10)
バラバラに解体。

 

 

 

 

cartier (11)
解体してみると擦れやす外周は穴が空いていることが鮮明に。

 

 

 

 

 

cartier (12)
こちらの外周も同様に。。。。

 

 

 

 

 

cartier (13)
折り曲げ部の擦り切れ欠損は広範囲です。

 

 

 

 

cartier (14)
出来る限り汚れを取り除き外周のヘリ返し革は切り取りました。

カルティエのマーク刻印がなければ張替交換を選択するところですが、
素材を交換することなく復活させます。

 

 

 

 

cartier (15)
マチ部材も内張りを剥がして強化芯材を入れ込みます。

 

 

 

 

cartier (16)
続いて、こちらも重傷なコインケース。

 

 

 

 

 

cartier (17)
折り曲げ部はボロボロ。

 

 

 

 

cartier (18)
反対側も同様に。。。。

 

 

 

 

cartier (19)
マチ革も大きく裂けて使用不可能な状態です。

 

 

 

 

 

cartier (20)
小銭の汚れが染み込んだ内側。

 

 

 

 

cartier (21)
コインを入れる内側ポケットの外面も同様に。。。

 

 

 

 

cartier (22)
バラバラ。

 

 

 

 

cartier (23)
出来る限り汚れを取り除いてみると表皮の擦れ具合が鮮明です。
欠損部を復元強化加工して擦れ部などは補修加工で整えてから補色します。

 

 

 

 

cartier (24)
コインケースのリニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 

 

cartier (25)
内側の汚れも綺麗になりました。

 

 

 

 

 

cartier (26)
折り曲げ部も復元強化加工で復活です。

 

 

 

 

 

cartier (27)
長財布のリニューアルリペア加工も完了です。

 

 

 

 

cartier (28)
内側も同様に。。。。

 

 

 

 

cartier (29)
コーナ金具もゴールドメッキの復活です。

 

 

 

 

 

cartier (30)
擦り切れて破れた外周も元通りにヘリ返し革が復活です。

 

 

 

 

cartier (31)
残念すぎる状態のカルティエ長財布とコインケースでしたが、
リニューアルリペアで出来る限りの加工を施し愛用いただける状態に復活です。

財布やバッグを長く愛用するためには丁寧な取り扱いと、
早めのメンテナンスを繰り返すのが最善です。

大切に長くご愛用ください。

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