スハリ財布の修理


ルイヴィトン スハリラインのジッピーウォレット(M93026)です。

 

 

 

 


白系の素材ですので全体に薄汚れや擦れが目立ちます。

 

 

 

 


後面も擦れや薄汚れがあり、内部材のポケットの型も外面に出ています。

変形で中央部が凹んでいるのも少し気になります。。。。

 

 

 

 


内部材の影響で当たりが強くなる部分は擦れやすくなり、
表皮が剥がれると汚れが染み着き黒くなります。

 

 

 

 


傷みやすい折り曲げ部は表皮が剥がれ変形も見られます。

 

 

 

 


表皮が剥がれて汚れが染み込んだ部分や傷部は補修加工が必要です。

 

 

 

 


内部材は外面の山羊革とは別素材で色も少し違います。
今回はリニューアルリペア加工のご依頼ですので解体します。

 

 

 

 


内部材も汚れや擦れがありファスナーには生産時のボンドがシミに・・・・

 

 

 

 


同様に。。。。

 

 

 

 


こちらのポケットはカード番号凸で当たりが強くなり数字が読み取れそうな感じ。

 

 

 

 

 


合成皮革素材の内張りは本革仕様にします。

 

 

 

 


バラバラ。

各部に強化加工やクリーニング加工を施し合成皮革素材は本革で作成して、
組み立て直します。

 

 

 

 

 


カードの番号刻印の擦れ汚れなども消えてリニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 

 


折り曲げ部の表皮の擦り切れ欠損や変形も改善して強度もアップしています。

 

 

 

 


角部も表皮が剥がれていましたが改善しています。

 

 

 

 


中央部の凹み変形も改善して内部材の影響で部分的に擦れが強くなる心配も、
無くなりました。

 

 

 

 

 


各ポケットの内張りに使用された合成皮革は本革で作成して贅沢仕様。
各部の強化加工もあり安心して活用いただける状態です。

お洒落な白系の財布ですが汚れが目立つなどの理由で躊躇することが多いです。
しかし、汚れが目立つ革色だけに自然とメンテナンスのタイミングは早くなり、
重傷になるまで放置することがなく結果として良い状態を保ちやすくなります。
汚れや擦れを気にして丁寧に取り扱うようになる相乗効果も・・・・

使用すれば擦れや汚れは避けられない財布ですが、
出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

レザークリエイション様

お世話になっております。
本日無事受け取りました事をご連絡致します。

どちらも節目の年に購入したもので、くたびれても思い入れがあったので、
こんなに丁寧に仕上げて頂き、本当に感謝しかありません。
また、ブログを拝読してクリーニング加工のお話が出て、びっくり致しました!!
まさか良かれと思って出したものがアダになっていたなんて…
そしてお伝えし忘れたのに見抜かれてらっしゃったこと、まさにドクターですね、
名医に託せて良かったと思っております。
これからも大事に使用したいと思います。
またの機会がありましたら、何卒よろしくお願い致します。

茨城県 Y 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
財布やバッグを使用すれば汚れや擦れは避けられませんが、
強化加工などで構造的には丈夫になっています。
出来る限り良い状態を保ちながら、
大切に長くご愛用ください。

モノグラムミニ


ルイヴィトン モノグラムミニのジュリエットPM(M92005)です。

 

 

 

 

 


生産時のボンド汚れがファスナー部に見られますが、
全体的には綺麗な状態です。

お聞かせいただいていませんがクリーニング加工歴があるか、
全体を濡らしてしまったことがあるように想像します。

 

 

 

 

 


ファスナーを内側から見るとスライダー金具が腐食するほど錆びています。
クリーニング加工した品に多く見られる症状です。

金具が腐食するほど悪条件で保管していると本体にカビが発生しますが、
このバッグにカビの形跡はありませんのでクリーニングかなぁ~と・・・・

スライダーの腐食でファスナーの開閉もスムーズではありません。

 

 

 

 


内張りを解体すると芯材がボロボロになっています。
これも、クリーニング加工が原因になる事が多いです。

今回はボロボロになった芯材交換のご依頼です。

 

 

 

 

 


劣化した芯材を取り除いて芯材交換します。

 

 

 

 


予定外ですがスライダーの裏面の錆を出来るだけ取り除いたあと、
ファスナーを調整してスムーズに開閉できるように加工しておきました。

 

 

 

 


劣化してボロボロになる心配がない耐久性のある芯材に交換完了しましたので、
安心して活用いただけます。

大切に長くご愛用ください。

 

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(お手紙紹介です)

レザークリエイション様

お世話になっております。
本日無事受け取りました事をご連絡致します。

どちらも節目の年に購入したもので、くたびれても思い入れがあったので、
こんなに丁寧に仕上げて頂き、本当に感謝しかありません。
また、ブログを拝読してクリーニング加工のお話が出て、びっくり致しました!!
まさか良かれと思って出したものがアダになっていたなんて…
そしてお伝えし忘れたのに見抜かれてらっしゃったこと、まさにドクターですね、
名医に託せて良かったと思っております。
これからも大事に使用したいと思います。
またの機会がありましたら、何卒よろしくお願い致します。

茨城県 Y 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
財布やバッグを使用すれば汚れや擦れは避けられませんが、
強化加工などで構造的には丈夫になっています。
出来る限り良い状態を保ちながら、
大切に長くご愛用ください。

エピ長財布のリペア


長年酷使された様子のルイヴィトン エピの長財布です。
財布の外周は擦れて表皮が無くなった部分に汚れが染み込んで黒くなっています。

 

 

 

 

 


同様に。。。。

 

 

 

 

 


底の折り曲げ部は革が擦り切れて穴が空き欠損して縫い直すことも不可能。

 

 

 

 


こちらの底角も同様に。。。。
黒いボールペン汚れも目立ちます。

 

 

 

 


カブセ付け根の折り曲げ部も大きな穴が空くまで使用されています。

 

 

 

 


反対側も穴だらけ。。。。

擦り切れて欠損した革が元に戻ることはなく修理のタイミングとしては遅すぎます。
しかし、このままでは縫い直すこともできませんので改善させます。

 

 

 

 

 


内側も擦れや汚れが見られます。

カードポケットを見てみると・・・

 

 

 

 

 


千切れてしまう寸前です。

元々5ミリ程度しかつながっていない部分ですがカードの入れ過ぎが原因です。

 

 

 

 


今回は擦り切れ穴で縫い直すこともできない折り曲げ部4か所と、
カードポケットの仕切り部を強化しながら外周の黒くなった擦れを補色します。

 

 

 

 


カードポケットを解体して内側から強化します。

 

 

 

 

 


折り曲げ部も内側から強化加工を施します。

 

 

 

 

 


こちら側も同様に。。。。

 

 

 

 


普通に考えると手遅れですので直営店でも断られるのは仕方ない状態です。

 

 

 

 

 


折り曲げ部の復元強化加工と外周の補修補色加工の完了です。

 

 

 

 

 


カブセの外周も同様に。。。。

 

 

 

 


カブセの折り曲げ部も縫製できる状態に復活。

 

 

 

 


0.5㎜ほどで繋がっていたカードポケットの仕切りも改善させました。

 

 

 

 


財布では傷みやすい折り曲げ部は損傷を避けることはできません。
また、カードを詰め込み過ぎると仕切りに負担が掛かり切れてしまいます。

良い状態を保つためには丁寧な取り扱いと早めのメンテナンスが重要です。
一度は修復不可能な状態まで頑張ってくれた財布ですので、
労わりながら大切に長くご愛用ください。

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モノグラムレザー


モノグラムレザー素材のルイヴィトンのクラークソンです。
前面には大きなファスナーポケットがあります。

 

 

 

 

 


後面は大きなフリーポケット。

 

 

 

 

 


擦れが少ない底面を見るとモノグラム柄がクッキリと。。。。

 

 

 

 


前後面は薄らとモノグラム柄が。。。。
柔軟性のある高品質な革です。

 

 

 

 


フリーポケットの天部は革が擦り切れて穴が空き芯材が露出しています。
擦れやすい部分ですので中古品などの中には大きく欠損したものを見かけます。

革が擦り切れてしまうほど擦れやすい部分ですので周囲にも擦れが見られます。

 

 

 

 


補修補色加工で見た目を整えることも可能ですが、
傷みやすい部分ですのでテーピング加工でポケット天部を強化しながら、
擦り切れヤブレを隠します。

 

 

 

 


前面のファスナーポケットはテーピング加工されています。

 

 

 

 


マチの天部も同様のデザインでテーピング加工されています。

 

 

 

 


各部に擦れが見られますが、今回は擦れが目立つ底角4か所を、
補修補色加工で目立たなくします。

 

 

 

 


底角の擦れは避けることができない損傷です。

表皮が剥がれて革の繊維が毛羽立っていますので、
補色できるように表面を補修加工で整える加工が必要です。

 

 

 

 


ポケット天部の擦り切れヤブレをテーピング革で隠しながら強化完了。

マチ天部や前面ファスナーポケットと同じデザインにしたことで違和感もありません。

 

 

 

 


内張りを解体してポケット天部を本体に縫い込んでいますので、
ポケット天部全体の強化加工にもなっています。

 

 

 

 


底角の擦れも改善しました。

 

 

 

 


同様に。。。。

 

 

 

 


シンプルなデザインのバッグですが使いやすい構造で、
大切に使用していると愛着が増していくことがうなずけるバッグです。

大切に長くご愛用ください。

 

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

お世話様です。
連絡が遅れましたが、クラークソン確かに受け取りました。
有難うございます。

大切にしておりましたが、擦り切れて使うのを躊躇しておりました。
が、最初からこの様なデザインでわ?
と思わせるほど違和感の無い補修修理、誠に有難うございます。

これからも5年、10年と大切にしていきたいと思いますので、
また何か有りましたら宜しくお願い致します。

東京都 K 様

お受け取りのご連絡ありがとうございます。
丁寧に活用すれば長く活躍してくれる良いバッグです。

大切に長くご愛用ください。

ヴェルニ財布の修理


ルイヴィトン ヴェルニの長財布です。

 

 

 

 

 


外周より内部材が飛び出した状態に変形型崩れしています。

 

 

 

 


中身が多すぎることが原因でマチが変形してグニャグニャです。

 

 

 

 


こちら側は軽傷ですが両側のマチとも解体して強化加工を施します。

 

 

 

 


底角はホツレがありヴェルニ素材の欠損も・・・・

少し補色して目立たないようにしながらホツレを縫い直します。

 

 

 

 


カブセ裏にはシミ汚れやボールペン汚れが見られますが、
今回は加工はキャンセル。

見た目の問題ですので放置しても問題ありません。

 

 

 

 


大きく解体。

 

 

 

 


取り外したマチ部材の内張りを剥がすと小さな白い強化芯が入れてありました。
今回は全面に強化芯材を挟み込みます。

 

 

 

 


0.2㎜程度の厚みしかない革ですので簡単に破れます。

薄い革が張り合わされた部材を解体するのは難易度が高いです。

 

 

 

 


両側のマチ部材とも内張りを剥がしたところ・・・・

強化芯材を挟み込んで丈夫にしながら変形を整えて組み立て直します。

 

 

 

 


両側マチ部材の強化加工の完了です。

 

 

 

 


マチ部材が強化されたことで安心して活用いただけます。

 

 

 

 


外周より飛び出していて大きく変形していた、こちら側も同様に。。。。

 

 

 

 


コバ面も仕上げ直し外周のホツレもなくなりました。

 

 

 

 


詰め込み過ぎると変形だけでなく財布が傷みやすくなります。

中身をスッキリさせて丁寧に使用することが財布を長持ちさせる最善策です。
大切に長くご愛用ください。

 

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(お手紙紹介です)
レザークリエーション御中

お世話になっております。
本日受け取りました。

型崩れし、格好悪い状態でも パリで買った思い入れのある財布でしたので
使い続けていましたが 限界の状態で貴店を見つけ、修理していただくことが出来
本当に良かったです。買ってから15年以上経過していますが、まだまだ
これからも使えそうです。これからは中身を詰め込みすぎないようにし
今後はもっと大切に使わせていただきます。
この度は本当にありがとうございました。

茨城県 K 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
良い状態を保ち続けるのが難しいヴェルニ財布ですが、
まだまだ活躍してくれる状態を保っておられます。

大切に長くご愛用ください。

ソミュールの復元


1989年7月に製造されたソミュールGMです。
大きなサイズのソミュールですのでカブセのベルトが2本あります。

 

 

 

 


テーピング革が無くなっています。

最高品質時代の品ですが30年近く経過していますので、
ヌメ革は経年劣化で硬化してサクサク状態です。

 

 

 


この辺りもボロボロ。。。。

 

 

 

 


刻印入りカシメ金具は錆びて変色してヌメ革は使用に耐えうる状態ではありません。

 

 

 

 

 


ソミュールで傷みやすい部分のショルダーベルトの付け根は亀裂が見られます。

 

 

 

 

 


裏側はひび割れが多数。

革を張り合わせて縫製しただけの構造ですので最高品質のヌメ革でなければ、
ここまで長くは耐えてくれません。

 

 

 

 


バラバラに解体。

限界を超えた状態ですのでヌメ革パーツを作成交換しながら、
リニューアルリペア加工を施します。

 

 

 

 


ヌメ革パーツは長年良く頑張ってくれました。

 

 

 

 


こちらは、引き続き頑張ってくれるパーツ。
この頃のモノグラム地は重たいが頑丈です。

 

 

 


刻印入りカシメ金具だけでなくバックルも変色や腐食が見られます。

 

 

 

 


洗浄機に掛けてみましたが腐食した部分は改善しません。

 

 

 

 


洗浄したものを4つだけ磨いてみたところで体力の限界。
残りの3つも回復したら磨きます。

 

 

 

 


パイピング革やテーピング革も新品作成してリニューアルリペア加工の完了です。
各パーツの取り付け部はヌメ革で強化して縫製しています。

 

 

 

 


刻印入りカシメ金具もピカピカに再生して再利用しました。

 

 

 

 


負担が掛かるショルダーベルトのなどは強化芯材を入れ込んでいますので、
伸びることを抑える効果があります。

革の伸びを抑えることで亀裂やひび割れの発生を抑える効果があり、
結果として良い状態を保ちやすくなります。

買い替えることがでいなバッグですので、
少しずつ馴染ませながら育て上げて大切に長くご愛用ください。

 

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索