ヴィトン長財布

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ルイヴィトンの長財布です。

 

 

 

 

 

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ファスナー付き小銭入れやカードポケットなど使いやすい人気の長財布です。

 

 

 

 

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擦れやすい底の折り曲げ部は糸が擦り切れてホツレています。

 

 

 

 

 

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負担が掛かるカブセの折り曲げ部も同様に。。。。。

 

 

 

 

 

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カブセの開閉で負担が掛かるカブセの折り曲げ部は強化加工を施します。

 

 

 

 

 

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大きく開いて強化芯材を入れ込んで組み立て直します。

 

 

 

 

 

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こちら側も同様に。。。。

 

 

 

 

 

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折り曲げ部の強化加工の完了です。
コバ面も仕上げ直して、両側の底角のホツレも縫い直しています。

 

 

 

 

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製造から10年以上経過した財布ですが、
ホツレやコバ面を仕上げ直し、傷みやすい折り曲げ部を強化することで、
まだまだ、活躍してくれる状態に復活しています。

大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

レザークリエーション様

お世話になります。
昨日受け取りました。50円の差額も返金いただき、
ありがとうございます。

ブログを読むにつけ、消費社会である現在 思い入れのある
鞄や財布を修理して使い続ける方、その思いに寄り添われ
真摯に対応されているレザークリエ―ションさんの仕事ぶりを
感じます。

修理いただいた財布 できるだけ丁寧に使用していきたいと思います。

コインケース、Wかぶせの財布20年選手がまだ控えているで、
次回 予約再開のタイミングでお財布の中身と相談した上で、
修理をお願いしたいと思います。

富山県 T 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
高品質な財布やバッグを新品購入することが難しい時代ですので、
高いブランド品質を保っていたころの品は貴重です。
大切に長くご愛用ください。

タイガ二つ折り財布

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ルイヴィトン タイガの二つ折り財布です。

 

 

 

 

 

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カードポケットや折り曲げ部などに擦れは見られますが、
2002年9月製造で14年が経過した財布という事を考えると、
丁寧に活用されていることがわかります。

 

 

 

 

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折り曲げ部は革が擦り切れて穴が空いています。

 

 

 

 

 

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反対側も擦り切れ穴が空き、表皮が無くなった部分には汚れが染み込んでいます。
両側の折り曲げ部は解体して強化芯材を入れ込みます。

 

 

 

 

 

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角部も擦れやすい部分で擦り切れ穴が見られます。

 

 

 

 

 

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角部は折り曲げ部のように屈曲しない部分ですので補修加工で整えます。

 

 

 

 

 

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カードポケットの内張りが剥がれた部分は接着し直します。

 

 

 

 

 

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札入れの仕切りも天部が全体的に剥がれています。

 

 

 

 

 

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折り曲げ部を解体すると擦り切れ穴の状態がよくわかります。
基本的に直営店では、ここまで悪化すると修復不可能と判断されてしまいます。

こんな状態まで悪化する前にメンテナンスしておくのが最善でしたが、
今さら、そんな事を言ってもしかたありません。

引き続きご愛用いただけるように、
強化芯材を入れ込みながら擦り切れ穴を塞いで組み立て直します。

 

 

 

 

 

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こちら側も同様に。。。。。

 

 

 

 

 

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折り曲げ部を解体すると縫い込まれている部分が、
しっかりと縫製されていませんでした。

 

 

 

 

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黒くなった汚れを取り除くと擦れ具合が鮮明です。

表皮が無くなった部分は塗料を吸い込んで発色しませんので、
補修加工で整えてから補色します。

 

 

 

 

 

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折り曲げ部の復元強化加工の完了です。
擦り切れ穴が無くなり強化芯材で丈夫になっています。

 

 

 

 

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こちら側も同様に。。。。。

 

 

 

 

 

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擦れ部も少し補色しながら縫い込み部もしっかりと縫製しておきました。

 

 

 

 

 

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角部の擦れも改善しています。

 

 

 

 

 

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14年以上経過した財布ですが、まだまだ活躍してくれますので、
丁寧に取り扱いながら大切に長くご愛用ください。

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Wカブセ財布

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2001年2月にフランスの工房で作成されたヴィトンのコンパクト財布です。
本体の両側の折り曲げ部とコバ面の仕上げ直しのご依頼をいただきました。

 

 

 

 

 

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本体の折り曲げ部は糸がホツレ、コバ面の塗料も剥がれて口が空いています。
この状態で使用するとモノグラム地に亀裂が発生します。

 

 

 

 

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こちら側はモノグラム地が欠損しています。
ここまで悪化させると修理不可能と断られるケースが多くなります。

 

 

 

 

 

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同じように屈曲させるカブセの折り曲げ部も擦れやホツレが見られます。
強化しておくのが最善ですが今回はコバ面のみ仕上げ直します。

 

 

 

 

 

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こちら側も同様に。。。。

 

 

 

 

 

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本体の折り曲げ部を解体すると黒い芯材が入れ込まれていました。

最近のモデルでは珍しい一手間ですがモノグラム地が欠損していないのは、
芯材が入れてあったためと考えられます。

 

 

 

 

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こちら側には芯材はありませんでした。

 

 

 

 

 

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強化芯材を入れ込んで亀裂や欠損が悪化しないように組み立て直します。

 

 

 

 

 

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外周のコバ面を仕上げ直して加工完了です。

 

 

 

 

 

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同様に。。。。。

 

 

 

 

 

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変色していた金具を右側半分だけ磨いてみました。
真鍮ですので変色しやすい金具ですが磨いておきます。

 

 

 

 

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製造から15年以上経過した財布ですがメンテナンスすることで、
まだまだ、活躍してくれます。

丁寧に作成された良い財布ですので大切に長くご愛用ください。

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(お手紙紹介です)

財布届きました。
無事直って嬉しいです。
また機会がありましたら頼みたいと思いますので宜しくお願いします。

茨城県 S 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
現行品とは比べ物にならないほど良い品ですので、
大切に長くご愛用ください。

ダミエ財布の修理

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ルイヴィトン ダミエ長財布です。

 

 

 

 

 

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折り曲げ部が欠損しています。

傷みやすい折り曲げ部ですが、ここまで悪化させると基本的には手遅れで、
直営店でも縫い直す事すらできないと断られてしまいます。

 

 

 

 

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反対側も同様に。。。。

購入時に見極めることは難しいのですが、
ダミエの裏地に赤い布を張り合わせたモデルがあります。

外周のコバ塗料が剥がれてくると周囲に赤い色が目立ってしまいますし、
この財布のようにダミエ地が切れて欠損してしまうと残念すぎる状態になります。

 

 

 

 

 

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内側の様子から乱雑に使用されていた印象はありません。
丁寧に使用できる方だけに、もっと早い段階でメンテナンスしていればと・・・・

 

 

 

 

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小さな擦れが数か所に見られますので補修補色加工します。

 

 

 

 

 

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折り曲げ部は内部材の革も欠損していてミシン目がありません。

 

 

 

 

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内部材のダブつき変形も見られます。

 

 

 

 

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反対側も同様に。。。。

 

 

 

 

 

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ポケットの中も大きなダブつき変形が見られます。

使い方の問題ではなく外面のダミエ地が縮んでしまったことが原因で、
内部材が余ってしまい大きなシワになっています。
お札の出し入れでも引っかかりますので修正が必要です。

 

 

 

 

 

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小銭入れの内張りは合成皮革素材が劣化しています。
2007年5月に製造された品ですので使い方の問題よりも経年劣化と判断できます。

 

 

 

 

 

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バラバラに解体。

合成皮革部は本革で作成交換して縫製すらできない折り曲げ部は、
復元強化加工で復活させながら丈夫に組み立て直します。

 

 

 

 

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欠損していた折り曲げ部を復元強化加工で縫製できる状態に復活。

 

 

 

 

 

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こちら側も同様に。。。。

 

 

 

 

 

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欠損していた内部材も復活してダブつき変形もスッキリさせました。

 

 

 

 

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コバ面も仕上げ直して赤い色が見えなくなっています。

 

 

 

 

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擦れ傷も目立たなくなっています。

 

 

 

 

 

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こちら側のカードポケットも同様に。。。。

 

 

 

 

 

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2007年以降の品ですので不安があるダミエ地全体に強化加工を施して、
これ以上縮んでしまわないように頑丈に組み立てています。

しばらくは固さを感じると思いますが合成皮革部は本革仕様になり、
各部の強化で長く愛用いただける状態ですので、
使い込みながら少しづつ馴染ませながら大切に長くご愛用ください。

 

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LVガマグチ財布

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1998年製造で高品質時代のルイヴィトンのガマグチ財布です。

長年のご使用と詰め込み過ぎで膨らみ変形などあり、くたびれ感が見られますが、
年代を考えると「これぞ!ルイヴィトン!!」と言える耐久性です。

 

 

 

 

 

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詰め込み過ぎで折り曲げ部がずれていますので、後面が低い状態です。

 

 

 

 

 

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内部材の革もモノグラム地と同様に高品質な素材が使用されています。
それだけに擦れ傷が残念です。

 

 

 

 

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同様に。。。

 

 

 

 

 

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擦れやすい部分は表皮が剥がれて革の繊維が毛羽立っています。

 

 

 

 

 

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同様に。。。。

 

 

 

 

 

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口金金具のメッキの剥がれや小銭入れの中の傷や汚れは避けられない損傷です。

 

 

 

 

 

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古い品ですので合成皮革部分は経年劣化が見られます。
今回はリニューアルリペア加工を施しますので合成皮革部は本革で張り替えます。

 

 

 

 

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財布では一番傷みやすい折り曲げ部は糸がホツレてコバの塗料も無くなっています。

 

 

 

 

 

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モノグラム地の欠損も見られます。

 

 

 

 

 

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バラバラ。。。

 

 

 

 

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合成皮革が劣化した状態が長かったようで対面の革にも色移りしています。
出来る限り改善させる予定ですがメンテナンスが遅れたための損傷で残念です。

 

 

 

 

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リニューアルリペア加工の完了です。
ベロ革もホックを取り外して強化芯材を入れ込んであります。

 

 

 

 

 

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小銭入れの中も綺麗になりました。
口金金具も再メッキ加工を施しましたのでゴールドの輝きが復活です。

 

 

 

 

 

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折り曲げ部など各部の強化加工で加工前のくたびれた状態と比較するとスッキリ。

品質や強度なども向上させていますが良い品ですので丁寧に取り扱いながら
大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

有限会社レザークリエーション 御中

財布を受け取りました。
期待以上の仕上りで大変満足しております。
〇〇〇〇〇もありがとうございました。

鳥取県 S 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
高品質時代の良い財布ですので、
大切に長くご愛用ください。

コバ仕上げ

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ルイヴィトンの財布と手帳カバーです。

 

 

 

 

 

 

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手帳カバーの外周コバ面が剥がれています。

 

 

 

 

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ポケットなどで厚みが変わる部分はコバ面に亀裂が見られます。
この辺りは構造的に仕方ない部分ですが補修してコバ面を仕上げ直します。

 

 

 

 

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財布もコバ面に擦れや剥がれが見られます。

 

 

 

 

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外周も同様に。。。。

 

 

 

 

 

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内部材を現行素材で交換されていますが、
コバ面は部材を張り合わせて積み上げた構造がわかるような仕上げです。

 

 

 

 

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コバ面を補修加工で整えた後、仕上げ直しました。

 

 

 

 

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部材の積み重ねがわからないように均一に仕上げています。

 

 

 

 

 

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剥がれていた手帳カバーのコバ面も同様に。。。。

 

 

 

 

 

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こちらの角も同様に。。。。

 

 

 

 

 

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擦れてしまうコバ面は塗料が剥がれてしまう事は避けられませんが、
コバ面を良い状態に保てればモノグラム地の欠損なども防ぐことができ、
良い状態を保ちやすいです。

バッグの中でも擦れてしまいますので丁寧に取り扱う事でしかコバ面は守れませんが、
工夫しながら大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索