グッチの大きなショルダーバッグです。
大きなバッグほど沢山の荷物が入り重たくなりますので強度が重要です。
負担が大きな部分ですがショルダー付け根の本体に亀裂が見られます。
こちら側から見ても別の亀裂が・・・
遅くてもこの程度の症状が出れば早急に対策をされるべきですが、
多くの方はこの程度なら放置して使い続けます。
反対側のマチは大きく裂けています。
最初は僅かな亀裂だったはずですが、切込の入ってしまった部分は
簡単に裂けてしまいます。
少しでも亀裂があると満員電車などで引っ張られると一撃ですね!
大きく裂けた反対側の面にも亀裂が見られます。
こんな状態から修復できるのか?・・・自問自答
解体してショルダーを取り外し・・・・
大きく裂けた側はファスナーエンドの金具を取り外して解体しています。
欠損して無くなった部分もありますが強度だけでなく見た目も重要ですし・・・
復元強化加工の完了です。
こちら側はファスナーエンドの金具を取り付け完了です。
こんな感じです。
反対側も、こんな感じ
なんとか修復しましたが早めの対策をされることが懸命です。
強度もアップさせていますので安心してご使用いただけます。
大きなバッグほど軽く作りたいものですが、
軽いバッグは強度を犠牲にしてしまう問題があります。
いかに軽く丈夫にするかが大きなサイズのバッグつくりの永遠のテーマです。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索