ルイヴィトンのベルトです。
5センチカットして短く加工します。
バックルを取り外して5センチ切り落としてバックルに付け直すだけ???
簡単に説明すると、その通りですが・・・・
バックルに通して折り返す部分は革の厚みを調整しなければ折り返すことができません。
既製品は裏面の革の表皮を削り取り、薄く加工することで折り返しやすくしています。
しかし、バックルの付け根は負担が掛かる部分です。
裏面の革は丈夫な表皮部が削り取られて繊維の荒い床革だけが薄く残った状態です。
バックルを取り付けてしまえば内側で見えない部分ですが強度に不安が残ります。
当社ではベルトを解体して強度のない床革部分を削り取り厚みを調整します。
その上、強化芯材を入れ込んで組み立て直しますので新品時より頑丈なります。
表革と裏革を一度剥がして解体するのには、もう一つ理由があります。
バックルに通す部分を折り返すと内径になる裏革はダブリが出ます。
裏革がシワになってダブリが出ても裏側ですので見えませんが、
負担は表革だけに掛かるようになり・・・・・・・・・・。
面倒だけど既製品では施せない工夫と加工を施しているということで・・・す。
構造的な説明は難しいですねぇ~
ちゃんと説明できませんでしたが、ご依頼通り5センチ短くなりました。
外観からは見えない部分も頑張っています。
当社で加工した部分は新品時より丈夫に仕上がっていますので、
安心してご活用ください。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索