LVのベタ付き劣化


1995年製造のモノグラムと1997年製造のエピのビジネスバッグです。
最高品質時代に作成された20年以上前の古い品ですが、
奇跡とも思えるほど状態の良い品です。

 

 

 

 

 


モノグラム地だけでなく革部材も良好です。

 

 

 

 


型崩れもありません。

 

 

 

 


使用されていますので擦れやすい底角はコバ面が剥がれています。

 

 

 

 


同様に。。。。

 

 

 

 

 


カブセの開閉で負担が掛かるカブセ付け根も傷みやすい部分。

 

 

 

 

 


古い品ですので内ポケットの中の合成皮革はベタベタに劣化しています。
今回は劣化した合成皮革素材の張替交換のご依頼です。

 

 

 

 

 


内張り交換のためには大きく本体の解体が必要。

 

 

 

 


エピも底角はスレスレ。

 

 

 

 

 


内ポケットはベタベタに劣化して対面の革にまで色移りしています。

 

 

 

 

 


ファスナーポケットの中も同様に。。。。。

 

 

 

 

 


劣化した合成皮革の張替だけでなく対面の色移りの除去作業も必要です。

 

 

 

 

 


同様に。。。。

 

 

 

 


劣化してからの放置期間が長かったようです。

 

 

 

 

 


ロック金具の取り外しやマチ部材の解体など大がかりな加工になります。

 

 

 

 

 


モノグラムのモンソーの内張り交換の完了です。
ベタ付き劣化した合成皮革は贅沢にも本革仕様にしていますので安心です。

 

 

 

 


エピも本革仕様で張替交換の完了です。

 

 

 

 


外周コバ面も仕上げ直しました。

 

 

 

 


とても良い状態を保っているバッグですので、
合成皮革の内張りが本革になったことで安心して長く使用できます。

大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索