エピ長財布の擦切れヤブレ

ルイヴィトン エピの長財布です。

2013年製造の財布ですが内側を見ると丁寧に活用されています。

折り曲げ部は外周にも擦切れヤブレが見られますが、
ステッチより内側にヤブレがあり素材劣化も見られます。

反対側の折り曲げ部も外周の擦切れだけでなくステッチより内側に
ヤブレが発生している特殊な状態で縫い直すこともできません。

外面のエピ革を内側に折り返した構造ですので外周が擦切れただけでも、
手遅れ状態と判断されてしまう症状ですが、ステッチの内側が破れるとなると、
直営店では確実に手遅れ状態と判断されてしまいます。

解体すると外周の擦り切れ破れや欠損が鮮明です。

反対側は外周の擦切れヤブレが大きくボロボロです。
エピ革を内側に折り返す部分だけ革の厚みを薄く加工するのが通常ですが、
かなり内側まで革を薄く加工してしまっているようです。
薄い革は素材劣化も早まりステッチより内側にヤブレが発生したようです。

外周の擦切れヤブレを修復しながら強化加工を施し修復しました。

内側に折り返した部分も改善しています。

反対側も同様に。。。

擦切れて破れていた外周も復活です。

外周だけでなくステッチより内側にも大きなヤブレが発生していた財布ですが、
強化しながら縫製が可能な状態に復活させましたので引き続き活用いただけます。

財布では一番傷みやすい折り曲げ部ですが重症化させてからの修理よりも、
重症化する前にメンテナンスを施す方が良い状態を保ちやすいです。

折り曲げ部を良い状態に保てれば財布は長く愛用できますので、
大切にご愛用ください。

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オールドシャネルの擦れ

年代物のオールドシャネルのマトラッセとダミエのバッグです。

内張りの合成皮革がベタツキ劣化で活用出来ない状態です。

後面に大きなファスナーポケットがあります。

ファスナーを開くと内張りは劣化しています。
本体と後面ポケットの中を本革で作製交換しながら各部を強化します。

金具の仕様からも製造から40年程は経過していると思いますが、
最高品質の革で丁寧に作製されたバッグです。

底角やカブセ角は擦れやすく傷みやすい部分です。

チェーンショルダーは他のバッグのチェーンを継ぎ足して延長されています。

全体の汚れを出来る限り取除きました。

クリーニングすると汚れが染み込んでいた部分の擦れが鮮明になります。

後面もスレスレ。

底付近も同様に。。。

底面にも擦れが多数あります。

内カブセはチェーンが擦れる構造ですので損傷は避けようがありません。

ベロ革もスレスレ。

全体を解体。
内張りの作製交換だけでなく芯材交換も必要な状態でした。
後面ポケット側は作製交換するパーツが多すぎて、
内張りの張り替えとは言えない状態です。

継ぎ足された長いチェーンは再メッキしました。
チェーン中革も作製交換します。

内張りを全て本革で作製交換して高級感が増しました。
ベタツキ劣化の心配もなくなり安心です。

本体側も本革で作製。

色褪せや擦れが見られたオールドマトラッセも補修補色完了。

再メッキしたことでチェーン継ぎ足しの違和感がなくなりスッキリです。

スレスレだった後面ポケットも綺麗になりました。

予定外ですが内側も改善させています。

内張りのベタツキ劣化で活用不可能でしたが全体を解体して、
各部を強化しながら組み立て直したので本体は新品時より丈夫です。
本革仕様の内張りで高級感が増しただけでなく安心して活用出来ます。

オールドシャネルの色褪せや擦れを改善させながら、
チェーンショルダーの再メッキと中革の作製交換で一体感が増しています。

大切に長くご愛用ください。

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ジャンヌの芯材交換

ルイヴィトン モノグラムミニのジャンヌです。
製造から25年以上経過したバッグですが綺麗に活用されています。

綺麗に使用されていても芯材の劣化は避けようが無く、
本体は波打ち変型が見られます。

内布も綺麗ですので丁寧に取扱っている様子です。

内張りを解体。

劣化した芯材が粉々。
清掃して強化芯材を入れこみます。

劣化した芯材の粉が縫い目の隙間から出てくる状態でしたが、
波打ち変型も改善して復活です。

本体だけでなく前ポケットも芯材交換しています。
粉々になるような芯材は使用していませんので安心して活用いただけます。

大切に長くご愛用ください。

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コント ドゥ フェ ブザス のヤブレ

ルイヴィトンのコント ドゥ フェ ブザスです。
薄いシルク布地にワッペン飾りを縫付けたメルヘン感があるバッグです。

後面にもワッペン飾りがあります。
(コント ドゥ フェ)はフランス語で(おとぎ話)ですので、
正にメルヘンです。

薄いシルク布地の本体は擦れに弱く底角4箇所は擦切れて裂けています。

長年のご使用で擦切れヤブレだけでなく変型も見られます。

前面左底角はシルク地だけでなく前面のモノグラム地も裂けているようです。

負担が掛かるショルダー付け根も裂けています。

天部も擦切れヤブレが多数見られます。

ショルダー付け根は内側も裂けています。

シルク生地が擦切れて欠損した部分が各部に多数ありすぎて、
露出した白い芯材が目立ちます。

こちらも同様に。。。

擦切れヤブレ部を革パーツを追加して隠しながら強化する予定ですが、
どこのヤブレから手を付けるか悩むほどヤブレが多数あります。

底角やショルダー付け根や天部口周りは傷みやすい部分ですが、
擦れやすい部分でない箇所にも擦切れヤブレが見られます。
また、芯材が露出していなくても裂ける寸前の部分もあり重傷です。

ショルダー付け根は負担が掛かる部分ですので強化が必要ですので、
解体して強化芯材を入れこみます。

反対側も同様に。。。ボロボロです。

持ち歩けないほど悪化させる前にメンテナンスしておくのが最善でした。

内張りを解体して底角部も解体。
縫い込まれる部分はモノグラム地を裏面から薄く加工してあります。

こちらはモノグラム地の表面を削ぎ落とすように薄く加工しているために、
モノグラム地が強度不足になり裂けていたようです。

芯材を貼り合わせているとはいえ擦れるのは薄いシルク生地ですので、
日常使いで酷使できるほど丈夫なバッグではありません。

各部の擦切れヤブレ部に革パーツを追加して強化しながらヤブレ部を
隠しました。

天部テーピングも刺繍が隠れないように一工夫。

底角の擦切れヤブレも同様に。。。

漉き破りが見られたモノグラム地も改善させてしっかりと縫製。
押し潰れて変型していた底角を強化しながら補正しています。

負担が掛かり裂けていたショルダー付け根も強化しながら、
ヤブレ部を革パーツでカバーしています。


この辺りは元のワッペン飾りの下に追加した革パーツを追加することで、
後付け感がなくなっています。

各部に擦切れヤブレが多数あり白い芯材が露出していましたが、
引き続き活用出来る状態に復活しました。

傷みが出やすい部分に革パーツが装着されたことで耐久性が増しています。
活用すれば擦れを避けることは出来ませんが革パーツは補修や補色が可能で、
薄いシルク地よりも安心して取扱うことが出来ます。
大切に長くご愛用ください。

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(お手紙紹介です)

ご担当者様
先程受け取りました。
また使えます!
ありがとうございました。

大阪府 I 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
大切に長くご愛用ください。

アルマの全体修理

1998年製造のルイヴィトンのアルマです。
最高品質時代のアルマですが製造から30年近く経過して、
ヌメ革パーツの劣化がありモノグラム地も変型が見られます。

金具やファスナーの変色も見られます。
この時代のモノグラム地は最強で良い状態を保っていますが、
少し変型は気になります。


塗装などの化粧が施されていない素のままのヌメ革は色やけしながら
強度も増していく変化を楽しめますが湿気や汚れは吸い込みやすく、
シミになりやすいです。
新品時からミンクオイルなどを塗っておくと良い状態を保ちやすく、
革の柔軟性も保ちやすくなります。

擦れや汚れは避けようが無い損傷ですが気をつけて活用するだけで、
良い状態を維持しやすくなります。
良い状態を保つために一番効果があるのは丁寧な取扱いです。

擦れやすい底角は革が裂けた部分も見られ持ち歩くのは困難な状態です。

バラバラに解体。

手前の金具は音波洗浄だけ施した状態。
金具も磨き込んで綺麗にして組み立て直します。

外面のヌメ革パーツを作成交換して磨き込んだ金具を組み付け、
リニューアルリペア加工の完了です。

モノグラム地の変型も補正。
波打ち変型がなくなると最高品質のモノグラム地の良さがわかります。

負担が掛かるパーツは強化加工を施しながら作成しています。
当然ながらモノグラム地側の縫付け部も強化しています。
外面から見えない部分ばかりに手間を掛けているので伝わりにくいです。
色んなメーカーが手を抜きたがる気持ちがわかります。

変色していたファスナーも交換しました。
当然ながら最高品質のファスナーです。

製造から30年近く経過してヤブレや変型や劣化や汚れなどが見られた
ルイヴィトンのアルマですが変型の改善や革パーツが綺麗になっただけでなく、
各部に強化加工を施し丈夫に品質も向上させています。

出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。

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(お手紙紹介です)
御担当者様

この度アルマ:リニューアルリペアで大変お世話になりました。

先程リニューアルリペアを終えたアルマと再会致しました。
感動して思わず「うわぁぁぁーーーー♡」と声を出してしまい
家族がビックリしていました笑

素敵に生まれ変わらせていただきありがとうございました。
あのままの状態だと二度と持つことはなく、
クローゼットの奥にし舞い込んだままいつか破棄する事になったはずです。
 御社にお願いをして本当に本当に良かったです。

御担当者様から1998年4月にフランスの工房で作成された
最高品質時代のバックと伺い、更に愛着が湧きました。
約28年間共に過ごしたこのアルマと
(15年程クローゼットで眠らせてしまいましまが…)
これから先の時間も共に刻んでいきたいと思います。

御担当者様、本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。

また機会がありましたら今後も御社でお願いしたいと思います。
その際にはどうぞ宜しくお願いいたします。

兵庫県 H 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
このバッグを製造したメーカーですら、
同じ品質のバッグを作製することは不可能です。
買い換えできない最高品質時代のアルマですので、
大切に長くご愛用ください。

シャンティの修理

1987年4月に作製されたルイヴィトンのシャンティです。
良い素材で丁寧に作製された最高品質時代のバッグですが、
カブセ天部が鋭角に折れて潰れています。
39年以上経過していますのでリニューアルリペア加工を施します。

柔軟性が低下したヌメ革は木の様に硬化して限界を超えています。

反対側も革がサクサク状態で活用するのは困難な状態です。

多数あるヴィトンの工房の中でもシャンティを製造できる工房は
最高ランクの技術を有していると考えられます。

カブセの開閉時にベルトの抜き差しが必要で、とても面倒ですし、
ベルトにも負担が掛かり亀裂が多数発生しています。

内ファスナーポケットの内張りは合成皮革ですので劣化しています。
ベタツキ劣化しないように本革で作製します。

内張りやヌメ革パーツを解体。

モノグラム地の裏面には合成皮革の芯材を貼り合せた丁寧な構造です。
現在はこのような加工が施されたバッグは多くありません。

内張りの縫い合わせ部にも白い布で強化加工が施されていました。
これも、他のバッグでは見かけることが少ない加工です。
見えない部分に手間やコストをかけても消費者には伝わりにくいので、
現在の製品では見ることがない一手間です。

変色していた金具を磨き込んで綺麗にしたあと組み立て直します。

リニューアルリペア加工の完了です。
見た目では何も変わっていないように見えるのですが、
カブセの開閉が一瞬で出来るように一工夫しています。

最高品質時代のヌメ革に負けないヌメ革を使用してパーツ作製しています。

負担が掛かる付け根革やショルダー先端だけでなく、
全体に強化芯材を入れこんでパーツ作製しています。
当然ながら本体側の縫付け部も強化して縫製しています。

このバッグを製造した工房よりも見えない部分に手間をかけるのが、
当社のリニューアルリペア加工です。

製造から40年近く経過して革が硬化していたシャンティですが、
リニューアルリペア加工で安心して活用いただけます。

押し潰れていたカブセ天部も強化しながら補正して、
合成皮革の内ポケットも本革仕様ですので安心です。
ショルダーベルトもご指定の長さで強化しながら作製して、
追加加工でカブセの開閉も楽になり活用頻度が増えると思います。
出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)
レザークリエーション様 
無事にバッグを受け取りました。
同封いただいた古いヌメ革と新しくなったバッグを見比べて、
本当に生まれ変わったなぁと、感激しています。
本当にありがとうございました。
ヌメ革がボロボロになっていたので、何度も捨てようかと悩みつつ 
捨てられずにクローゼットに押し込んでいましたが、
こんな風にお直しができるなんて、本当に嬉しいです。
ブログにも載せて頂いて いい記念になりました。
大事に沢山使おうと思います。
有難うございました。

静岡県 F 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
良い素材で良い職人が丁寧に作製した最高品質時代のバッグで、
二度と買換えることが出来ない品ですので、
出来る限り良い状態を保ちながら、
大切に長くご愛用ください。