ホワイトハウスコックス財布の修理


ホワイトハウスコックスの財布です。

 

 

 


使い込まれた財布ですので擦れや変改が見られます。

 

 

 


内部材にも擦れや変形があります。

 

 

 


折り曲げ部などにホツレを縫い直した修理歴があります。

元通りの縫い穴を縫い直していないのが残念に思いますが、
一般的な修理店では通常の縫製です。

 

 


カブセ両側の折り曲げ部や本体の折り曲げ部には擦り切れヤブレがあります。

 

 

 


札入れポケットの縫い合わせ部も革が裂けています。

リニューアルリペア加工もご提案しましたが、
今回は折り曲げ部4箇所の復元強化加工と外周ホツレを縫い直します。

 

 


折り曲げ部を解体して内張りを剥がして強化芯材を入れ込みます。

 

 

 


強化しながら擦り切れ穴を修復します。

 

 

 


折り曲げ部4箇所の復元強化加工の完了です。

 

 

 


擦り切れ穴もなくなり丈夫に縫い直しています。

 

 

 


擦れて糸が細くなっていたカブセ外周も縫い直しています。

 

 

 


財布は折り曲げ部から傷みが出ますので次に傷んでくるのも折り曲げ部です。
つまりは折り曲げ部を良い状態に保てれば財布は良い状態のまま長持ちします。

出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。

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(お手紙紹介です)
有限会社レザークリエーション
ご担当様

お世話になっております。
〇〇です。
本日、財布受け取りました。
綺麗に修理していただき、ありがとうございました。
大切に使い続けていきたいと思います。
また、『ほんの気持ちです』も
ありがとうございました。

大阪府 Y 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
財布は折り曲げ部から傷んできますが、
折り曲げ部を良い状態に保てれば長く愛用することが出来ます。
大切に長くご愛用ください。

キャビアスキン財布


シャネル キャビアスキンのジッピーウォレットです。
8年前に当社で修理歴がある財布です。

 

 

 


当社で加工してから8年が経過していますが丁寧に活用されています。

 

 

 

chanel zippy wallet (2)
これが8年前に御依頼いただいた時の状態ですので、
リニューアルリペア後に8年経過した今の状態の方が綺麗です。

 

 

 


開閉の度に負担が掛かる引き手金具はメッキが剥がれています。
活用していれば避けようが無い損傷です。

 

 

 


傷みやすい小銭入れ部は本革で作成していましたので良好です。

 

 

 


中央の間仕切りは擦れて芯材が露出しています。
前回、ポケット天部はテーピング加工していますので良好です。

 

 

 


今回もリニューアルリペア加工の御依頼でバラバラに解体。

 

 

 


擦り切れて破れていた間仕切りにもテーピング革を追加しました。

 

 

 


良好だった小銭入れの内張りも新品交換しておきました。

 

 

 


引き手革を作製しながら消耗したファスナーも新品交換。

 

 

 


本体のファスナーも交換しながら引き手も再メッキしています。

 

 

 


多くの芯材を交換しながら各部に強化加工も施しています。

使用頻度が高い財布など小物類は傷みやすいアイテムですが、
丁寧に活用すれば長く活躍してくれます。

大切に長くご愛用ください。

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キーポルの底角ヤブレ


ルイヴィトンのキーポルです。

最高品質時代のキーポルでしたが現行品質のヌメ革で、
外面の革パーツを作成交換されたバッグです。

 

 

 


内側に残された革が最高品質時代のヌメ革です。

 

 

 


付け根革は本体天部のステッチまで届いていない高さが正常です。
負担が掛かる部分ですので当社ですと必ず強化する部分です。

 

 

 


こちらの付け根革は革が伸びてしまい天部ステッチまで長くなっています。

大容量のバッグは重くなり付け根革には負担が掛かりますので、
裏側から強化加工を施しておくのが安心で長く活用いただけますが、
革を折り返しただけの構造ですと付け根革が伸びてしまいます。

 

 


パイピングの縫い込みも均一ではなく縫い込みが浅い部分があります。

 

 

 


ヌメ革パーツを作成交換しても底角4箇所はモノグラム地が擦り切れて、
穴が空いたままです。

 

 

 


こちらの底角も同様に。。。

 

 

 


今回は擦り切れ穴を放置したまま革パーツ交換された底角4箇所の修復です。

 

 

 


擦れやすい底角部が傷んでしますのは避けようがありませんが、
小さな穴を放置していると急速に拡大してしまいます。

 

 

 


底角4箇所を解体して穴空き部を強化したあと組み立て直します。

 

 

 


底角4箇所の復元強化加工の完了です。

 

 

 


強化しながら擦り切れ部を少し内側に縫い込むことで耐久性もアップです。

 

 

 


こちらの底角も同様に。。。

どんなバッグでも底角は擦れやすく傷んでしまいます。
しかし、底角は擦れやすく傷みやすい部分であることを
認識しながら活用するだけで不思議とバッグは良い状態を保てます。

大切に長くご愛用ください。

 

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(お手紙紹介です)
有限会社レザークリエーション 御中
この度はお世話になりまして、ありがとうございました。
本日キーポル届きました。綺麗に修理をしていただきありがとうございました。
(〇〇〇〇〇〇もいただきありがとうございます。)
大切に使わせていただきます。

 

埼玉県 L 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
傷みやすい底角の擦れに気をつけながら、
大切に長くご愛用ください。

ガマグチバッグ修理


変型で自立しないシャネルのガマグチハンドバッグです。

 

 

 


変型したキャンバス地は表面コーティングも劣化で剥がれています。

 

 

 


黄色く変色したコーティングがポロポロと剥がれてきますので
変型した本体のキャンバス地は作成交換が必要です。

口金金具に巻かれた革もスレスレで革も素材劣化しています。

 

 

 


持ち手もスレスレ。

 

 

 


年代物のシャネルですが内張りは綺麗です。

 

 

 


口金金具の開閉の度に指先が擦れる部分の擦れは避けようがありません。

 

 

 


大掛かりな加工になりますがバラバラに解体。

 

 

 


解体してみると劣化した芯材が粉々でした。
黄色い部分が芯材の粉でベタベタしています。

革パーツやキャンバス地の劣化だけでなく外面からは見えない芯材も
劣化していましたので大掛かりな解体加工の選択は正解でした。

 

 


年代物ですので素材の劣化は見られましたが丁寧に作成された、
最高品質時代の良いバッグであることが解体するとわかります。

 

 

 


本体と革パーツを作成交換してリニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 


口金金具も革を巻き替えました。

 

 

 


ショルダーベルトは強化芯材を入れ込みながら作成交換しています。

 

 

 


底面も丈夫にしましたので安心。

 

 

 


大きく開くガマグチバッグは使いやすく便利です。

 

 

 


擦れや汚れや変型だけでなく素材劣化が見られたバッグでしたが、
丈夫に復活させましたので安心して活用いただけます。

撥水スプレーなどを使い始めにしておくと汚れ防止にもなり、
取り扱いしやすくなります。

使いやすく可愛いバッグですので大切に長くご愛用ください。

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(お手紙紹介です)

神奈川県 K 様
お手紙ありがとうございます。
また、お菓子の差し入れも頂戴しまして、
作業の合間に美味しくいただこうと思います。
出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。

グッチとヴィトン財布


使い込まれたグッチ長財布ととヴィトン財布とパスケースです。

 

 

 


最高品質時代のパスケースですが傷みが激しく手遅れ状態です。

 

 

 


反対側も同様に。。。

 

 

 


内部材も擦れや素材劣化だけでなく擦り切れ欠損があります。

 

 

 


同様に。。。

 

 

 


財布も最高品質時代の品ですが内張りは劣化しています。

 

 

 


小銭入れの中も同様に。。。

 

 

 


ホツレやハガレは各部に見られます。

 

 

 


グッチ長財布も丁寧に作成されていた頃の良い品ですが、
表皮が剥がれた部分に汚れが染み込んで黒くなっています。

 

 


内部材も色あせだけでなく擦れや汚れが見られます。

 

 

 


折り曲げ部は革が擦り切れて無くなっていますので、
縫い直すことも出来ません。

 

 

 


反対側の折り曲げ部も同様に。。。

 

 

 


小銭入れの内張りは大きな穴が空いていて活用できない状態です。

3点とも重傷ですが全体加工で活用できる状態に復活させます。

 

 


パスケースをバラバラに解体。

 

 

 


ポケットの縫い合わせ部は負担が掛かりヤブレや欠損があり、
組み立て直すことが不可能です。

 

 


内部材も折り曲げ部は擦り切れて欠損があり縫い穴がなくなっています。
手遅れ状態と言えるパスケースですが各部を修復しながら組み立て直します。

 

 

 


財布もバラバラに解体してリニューアルリペア加工を施します。

 

 

 


グッチ長財布もバラバラ。

 

 

 


汚れを取除くと擦れ具合が鮮明です。

 

 

 


パスケースのリニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 


各部を強化しながら見た目を改善させ、セル板は交換しました。
折り曲げ部も縫い直せる状態に改善させながら強化しています。

 

 

 


合成皮革の内張りは本革で作成交換しています。

 

 

 


各部に強化加工を施しファスナー交換しながら金具も再メッキしました。

 

 

 


スレスレで汚れが染み込んでいたグッチ長財布も加工完了です。
各部を強化しながら内布を作成交換して組み立て直しています。

 

 

 


使い込まれて傷みが激しかった年代物の3点でしたが、
バラバラに解体して各部を強化しながら見た目も改善させましたので、
丁寧に取扱いながら大切に長くご愛用ください。

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ガーデンパーティ


使い込まれたエルメスのガーデンパーティは自立するのが難しい状態です。

 

 

 


刻印入りホック金具も擦れて白く曇っています。

 

 

 


傷みやすい天部テーピング革はスレスレで白くなっています。

 

 

 


各パーツも擦れが見られ表皮が剥がれています。

 

 

 


底周りや底角も表皮が剥がれて革の繊維が露出して毛羽立っています。

 

 

 


キャンバス地の本体マチは擦り切れて穴が空いています。
布地を織り直すことは出来ませんので元に戻ることはなく手遅れ状態です。

 

 

 


反対側のマチも同様に。。。

 

 

 


バラバラに解体しました。
今回は修復不可能な布地部分を本革で作成しながら各パーツも修復します。

 

 

 


汚れを取除くと持ち手の剥がれ具合が鮮明になります。

 

 

 


他のパーツも同様に。。。

 

 

 


取り外したホック金具を再生しました。
磨き込む前と曇っている金具の違いが鮮明です。

 

 

 


本体布地部を本革で作成交換してリニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 


各パーツの擦れや色あせも改善させています。

 

 

 


底面や底角も同様に。。。

 

 

 


全体がスレスレだった持ち手は汚れを取除き補色しただけでなく、
全体を縫い直しています。

 

 

 


ホック金具も再生。

 

 

 


マチのホックも同様に。。。

 

 

 


内張りを作成してファスナーポケットも追加しましたので便利です。

 

 

 


負担が掛かる持ち手付け根は強化加工を施していますので、
肩掛けしても大丈夫です。

布地は擦り切れて穴が空くと諦めるしかありませんが、
本革ですと補修加工も可能になり擦れや汚れに対応出来ます。
大切に長くご愛用ください。

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