Cartier zip wallet カルティエ財布のファスナー交換


カルティエの財布です。

 

 

 

 

 

 


綺麗な状態の財布ですが外周のファスナーの交換が必要です。

前面がマチのないポケットになっていますので、
ファスナー交換のためにはポケットの解体が必要になります。

 

 

 

 

 


綺麗な状態のファスナーですが大きな穴が空いています。

開閉するためのスライダー金具に擦れる部分が破れることは構造上しかたありませんが、
通常は何年も使用された場合に考えられるトラブルです。

使用頻度や使用年数が少ない状態でファスナーが破れる場合は
スライダー金具に問題があるケースが多いです。

 

 

 

 


この財布もスライダー金具に余計な突起(メッキ加工でのバリ)があり、
ファスナーの布地を傷めていたようです。

ファスナー交換と同時にスライダー金具も加工して組み立て直しましたので、
安心して長くご使用いただけます。

 

 

 

 


前面のポケットがあるだけでファスナー交換も一苦労でしたが、
スライダー金具の加工で開閉も新品時以上にスムーズに感じます。

財布がボロボロのなるまでファスナーが壊れることはありませんので、
安心してご使用ください。

 

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VUITTON Monceau M51187


何度か当社をご依頼いただいているお客様のバッグです。

かなり古いモンソーですが、綺麗にご使用されています。

 

 

 

 


カブセ側の金具を固定するビスがマイナスのネジですから古いタイプですねぇ~

 

 

 

 


金具がぶつかり合って傷だらけになるのは避けようのない損傷ですが、
透明のテープを貼って保護しながら使用されています。

大切に使用される方ですので工夫しながら良い状態を保たれているようです。

 

 

 

 


カブセを開閉する度にマチとの縫い合わせ部には負担が掛かります。
負担が掛かる部分は歪みますのでコバの塗料に亀裂が入ります。

しかし、財布の折り曲げ部などと同じで、
表面的なコバの塗料の亀裂よりも強度が重要な部分です。
コバの仕上げ直しで表面を仕上げ直しても、すぐに亀裂が入ります。

気にされていましたが丁寧にご使用されていますし縫製なども良い状態ですので、
現状は修理の必要はないと判断しました。

引き続き大切にご使用になり、数年後に強化加工とコバ仕上げをご依頼ください。

 

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BALLY totebag バリートートバッグの修理


BALLY totebag バリートートバッグです。

古いバッグですので底角など各部に擦れ傷などが見られますが、
大切に使用されていることが伝わる状態の使用感です。

 

 

 

 

 


天部のテーピング革が数箇所破れています。

 

 

 

 


ワニ革の型押しがされた素材は凹凸があり、
革を薄く加工して使用する部分は型押しの溝の部分が切れやすくなります。

 

 

 


底角のパイピングも傷みやすい部分ですので4箇所とも穴が空いています。

 

 

 

 


底角以外も外周のパイピングはスレスレですねぇ~

 

 

 

 


天部のテーピングと底かどは擦れやすく傷みやすい部分ですので、
型押し革ではなくスムース革に変更しながら修理します。

 

 

 

 

 


底角のパイピングを部分的に修理しました。
革に穴が空き芯材まで見えていましたが安心してご使用いただけます。

 

 

 

 


反対側の底角も同様に。。。。

 

 

 

 


スレスレでしたが穴がいていなかった部分は補修補色加工で違和感なく仕上げています。

 

 

 

 


内張りの合成皮革は天部周りに小さな亀裂が多数発生していました。
天部のテーピング革を内側には幅広に折り返して内張りの補強も同時にしています。

各部にあった小さな擦れ傷も補修補色加工し、
テーピング革には厚みを持たせて丈夫に仕上げていますので、
引き続き大切に長くご使用いただけます。

 
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USA LOUIS VUITTONのガマ口財布の修理


USA LOUIS VUITTONのガマ口財布です。

古いものですが丈夫な素材で丁寧に作成された頑丈な財布です。
しかし、メンテナンスせずに使い続けてこられたので各部に損傷があります。
とても良い品だけに酷使続けた状態は残念すぎます。

 

 

 

 


札入れポケット側の折り曲げ部です。

糸がホツレ、内張りが剥がれて口が空いても無視して使い続けると、
モノグラム地が縮んだりひび割れたり、ちぎれて欠損してしまいます。

 

 

 

 


反対側の折り曲げ部は1cm以上欠損しているようです。

内張りも変形してボロボロになり縫い直すこともできない状態です。
良い財布だけに酷使されてきたことが残念ですねぇ~

糸が擦り切れた段階で、すぐに縫い直しメンテナンスするか?
モノグラム地が擦り切れて欠損するまで酷使するか?・・・は個人差のあるところですが、
財布やバッグのためには早めのメンテナンスを繰り返す方がGOOD!です。

 

 

 


内張りの合成皮革も全て劣化して使用できない状態です。

 

 

 

 


ベロ革の外周のコバ塗料は完全に剥がれて芯材もフヤケタ状態です。

コバ面の塗料が剥がれると汚れや水分をコバから吸い込んで傷んでしまいます。
木材なども革と同じですがコバ(断面)から汚れや水分を吸い込みますので、
コバの仕上げは重要なんです。

 

 

 

 


ベロ革の付け根も切れています。

 

 

 

 


内側の状態です。
とても良い革が使用されていますが各部に損傷があります。

 

 

 

 


小銭入れの内側です。

金属の小銭を入れますので汚れや傷は避けようがありませんね!

 

 

 

 


内部材の折り曲げ部も革が擦り切れて破れています。

 

 

 

 


この辺りも同様に。。。

 

 

 

 


いつものように解体してみました。

小銭入れの中など内部材の汚れを取り除くと擦り切れた部分が白くなり損傷が鮮明です。
表面が擦れた部分に手垢汚れなどが染み込んで黒くなっていた部分は、
革の色が無くなる程、擦り切れていたということですね。

 

 

 

 

 

 


劣化した合成皮革は本革仕様に張替え、組み立て完了です。

 

 

 

 


小銭入れも気持ちよく使用できそうですね!

 

 

 

 


内部材の折り曲げ部も復元強化加工で丈夫に仕上げています。

 

 

 

 


ベロ革も切れた部分を強化してコバ仕上げしました。

 

 

 

 


欠損していたモノグラム地も復元強化加工で完成です。
強化芯材を入れ込んで縫製していますので頑丈です。

 

 

 

 


長く愛用いただけるように最善の状態にリニューアルリペア加工しましたが、
ボロボロになるまで使い続けるより、こまめにメンテナンスを施されるのが懸命です。

2度と新品購入出来ない品質の財布ですので大切にご使用ください。

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GOYARD ゴヤール長財布のコバ仕上げ


GOYARD ゴヤール長財布です。

 

 

 

 


内側の様子ですが丁寧に使用されていることがわかります。

 

 

 

 


しかし、折り曲げ部は、かなり使い古したような状態です。

 

 

 

 


反対側の折り曲げ部も同様の状態です。

本体の素材強度が低いためか、この部分が伸びてしまいコバ塗料が張力に耐えられずに、
ひび割れているのではないかと考えています。

 

 

 

 


コバの塗料がひび割れたり剥がれたりしているだけでなく、
表面の素材が擦り切れて欠損している部分もあります。

丁寧な使用状況から折り曲げ部の強度不足のようで不安がのこりますが、
今回は強化加工や表面の補修ではなく、コバの塗料の塗り直しのみ承りました。

 

 

 

 


元の塗料を剥がし取り、コバ面を整えます。

単純で地味な作業なんですが手間暇とコツが必要で仕上がりに影響します。

 

 

 

 


折り曲げ部のコバ仕上げ完了です。

 

 

 

 


均一に綺麗に仕上げるための下地加工が報われました。

 

 

 

 


表面上は綺麗に仕上がりましたが下地の素材強度は強化されていません。

折り曲げ部の素材自体がが伸びてしまい塗料がひび割れる事も考えられます。

折り曲げ部の強化加工を施したあとコバ面を仕上げ直すことが最善策ですので、
次回の修理加工時には是非ご検討ください。

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HERMES Kelly Wallet ケリーウォレットの修理


HERMES Kelly Wallet ケリーウォレットです。

最近テレビでダウンタウンの浜ちゃんも使用しているのを見ましたが、
バッグのケリーやバーキン同様に使いかっての良いデザインではありません。

しかし、HERMESとしてはケリー系の商品は特別なのか?
他のモデルに比べて,とても丁寧に作りこまれています。

 

 

 

 

 


内側にはカードポケットやファスナー付き小銭入れがあります。
小銭入れの引手金具はカデナ(南京錠)をモチーフにケリーらしさを演出しています。

 

 

 

 


両サイドのベルトからは毛が生えたように芯材が飛び出しています。
今回は外周全体のコバの仕上げ直しをします。

 

 

 

 


折り曲げ部はコバ面だけでなく革の表面も擦り切れて毛羽立った状態です。
コバ(革の断面)に近い部分ですが、コバと革の表面は別の部位になり加工法も別です。

 

 

 

 


この辺りもコバではなく革の表面が擦り切れて革の繊維が露出しています。

 

 

 

 


バーキンやケリーバッグでも多く見られる損傷ですがヒネリ金具のアンテナがグラグラです。

画像では伝わらないのですが、ご本人も認識がなく再生加工をお勧めいたしました。
アンテナ部が抜け落ちて紛失してしまうと修理は不可能ですので、
バーキンやケリー系をご使用の方は時折チェックが必要です。

 

 

 

 


金具の取り付け部を内側から見たところです。

 

 

 

 


芯材に使われている素材は外面と同じ上質な革です。
見えない部分にも手抜きはしないモノ作りですね!

 

 

 

 


ヒネリ金具を解体して、秘密の加工をしたあと組み立て直します。

 

 

 

 


金具の構造上、損傷の出やすい部分ですので少し硬いかな?・・・くらいに調整しています。
当然、グラグラすることはありませんし耐久性もアップさせています。

 

 

 

 


全体のコバ仕上げも完了しました。

革の表面部分も補修補色加工していますのでスッキリです。

 

 

 

 


今回はコバの塗料の仕上げ直しで強化加工はしていません。
とても良い財布ですので次回は折り曲げ部の強化加工を施されることをお勧めします。

最近の商品の中では最高品質と言える作り込みの財布でした。高価すぎだけどねぇ~!

大切にご使用ください。

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