ディオール財布修理

ferragamo dior (1)
クリスチャンディオールのジッピーウォレットとフェラガモの財布です。

 

 

 

 

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ディオールの財布は外周が擦り切れて芯材が露出しています。

 

 

 

 

ferragamo dior (3)
同様に4角とも擦り切れています。

 

 

 

 

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折り曲げ部も擦り切れ穴が・・・・

 

 

 

 

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今回は外周にある多数の擦り切れ穴を補修しながら、
ファスナー交換と引手金具の再メッキ加工を施します。

 

 

 

 

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フェラガモの財布もカブセ部のロゴプレートを再メッキします。

 

 

 

 

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がま口の小銭入れが後面にあり便利な財布ですが、
口金金具もメッキが剥がれています。

 

 

 

 

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意外と丈夫な財布ですが・・・・

 

 

 

 

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外周の擦れは避けることができない損傷です。

 

 

 

 

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露出した革の繊維を整えて外周は補色加工を施します。

 

 

 

 

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そして、がま口を開けてみると・・・・

 

 

 

 

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内張りに使用された合成皮革が劣化してボロボロです。

丁寧に使用されていますが、
合成皮革の劣化は避けることができない損傷です。

 

 

 

 

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小銭入れ部は金属のコインを入れますので本革で張り替えます。

 

 

 

 

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再メッキ加工の完了です。

新品時のメッキとは比べ物にならない厚みでメッキしています。

 

 

 

 

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ディオールの引手金具も同様に。。。。

 

 

 

 

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汚れを取り除いたところです。

 

 

 

 

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外周だけでなく外面全体の擦れや色褪せが目立ちます。

 

 

 

 

 

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同様に。。。。

 

 

 

 

 

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ジッピーウォレットのファスナー交換は全体を解体する必要があります。

 

 

 

 

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外周の擦れ部の補修補色完了です。

革の繊維が露出したままだと汚れや湿気を吸い込みやすく、
耐久性が低下しますので擦れ部の補修は素材を長持ちさせる効果もあります。

 

 

 

 

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本革で内張りを張替て口金がピカピカになり気持ちよく使用いただけます。

 

 

 

 

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ロゴマークも同様に。。。。

 

 

 

 

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ディオール財布も外周の擦り切れヤブレが目立たなくなり、
金具のメッキとファスナー交換で気持ちよく愛用いただけそうです。

 

 

 

 

 

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小物類の外周の擦れや金具のメッキ剥がれは愛着の証とも言えます。

愛着があり大切に長く使用したい品は早めのメンテナンスを施すのが、
良い状態を保ち続ける最善策です。

革に穴が空くまで使い続けると修理不可能と判断される修理店も多く、
修理可能でも重症化してからの対策は最善とはいえません。

丁寧に取り扱う事が何より重要なメンテナンスですので、
大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

レザークリエーション様

昨日品物が到着しました。
修理内容もブログで拝見しましたが、
どれも綺麗になっていて、
愛着のある物を再使用できると喜んでいます。
素材も参考になりました。
これからも大事に丁寧に使用していきたいと思います。
本当にありがとうございます。

静岡県 M 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
今回、ご依頼いただきました7点の内、
ルイヴィトン財布とディオール財布以外は、
とてもデリケートな素材で取り扱いが難しいです。
しかし、耐久性を重視して財布やバッグを選ぶのも、
楽しさが半減してしまいます。
どのような品でも丁寧に取り扱う事が最善のメンテナンスですので、
素材にこだわらずに気に入ったバッグや財布を選んで、
少しでも良い状態を保てるように工夫しながら使用するのも
デリケートな素材で作成された品の楽しみ方の一つだと思います。
大切に長くご愛用ください。