ルイヴィトン・ソローニュ(sologne M42250)です。
ショルダーの付け根が切れて外れているようです。
切れた部分を黒い糸で縫い留めた形跡があります。
このような悪あがき加工は損傷を与えるだけで見た目も残念です。
外れていないこちら側にも黒い糸が・・・・
角管金具に通しているショルダー部分にはステッチが無くデザイン上、重要な部分です。
この部分にステッチがあると少し残念な修理加工が施された事が一目瞭然です。
裏側から見てみると半分以上切れています。
解体して強化芯材を入れ込んで復元強化加工を施します。
先端には素人加工された針穴が複数ありますので部分作成も同時に行います。
裏側にもヌメ革を貼り合わせ強化芯材を挟み込んで仕上げています。
ショルダーを短く折り返して縫い留めるだけの加工ではありませんので、
角管金具に通している部分にはステッチなく当然、針穴もありません。
デザインを変更することなく強度をアップさせるのが復元強化加工です。
ソローニュも貴重なバッグになりましたし高品質時代の良い製品ですので、
数年後にはリニューアルリペアを施されても良いバッグです。
大切にご使用ください。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索