ボスフォール修理

bosphore m40044 (1)
ルイヴィトンのポシェット ボスフォールM40044です。

長年のご使用で各部に損傷が見られますので、
リニューアルリペア加工を施します。

 

 

 

 

 

bosphore m40044 (2)
便利に活用できるバッグだけに使用頻度も高いようです。

 

 

 

 

 

bosphore m40044 (3)
縫製糸の擦り切れだけでなくヌメ革も擦り切れて欠損しています。

 

 

 

 

 

bosphore m40044 (4)
内縫いの底角は波打ち変形が見られます。

 

 

 

 

bosphore m40044 (5)
両側の底角はパイピング革が擦り切れて芯材が露出しています。

パイピング革を交換するとなると本体を解体して内張りも取り外して・・・・

 

 

 

 

bosphore m40044 (6)
ショルダーベルトの取り付けがあるだけのシンプルな後面。

 

 

 

 

bosphore m40044 (7)
付け根革は亀裂が発生して、そろそろ限界です。

 

 

 

 

bosphore m40044 (8)
モノグラム地には硬化が見られ天部には無数の亀裂が発生しています。

亀裂が消えることは物理的にありえませんが、
これ以上の悪化を抑制するためには内側から強化加工が必要です。

 

 

 

 

bosphore m40044 (9)
後面天部中央は損傷が激しく欠損も見られます。

 

 

 

 

 

bosphore m40044 (10)
両側のマチ天部も擦り切れてモノグラム地に穴が空いています。

モノグラム地に穴が空くほど活用されたバッグですが、
引き続きご愛用いただけるように強化しながら復活させます。

 

 

 

 

bosphore m40044 (11)
バラバラ。

 

 

 

 

bosphore m40044 (12)
付け根革を取り外してみるとステッチのラインで亀裂が発生していました。

 

 

 

 

bosphore m40044 (13)
こちら側も同様に。。。。

付け根革の取り付け部も強化加工を施して丈夫に仕上げますので、
リニューアルリペア加工の選択は正解だったようです。

 

 

 

 

bosphore m40044 (14)
両マチの擦り切れ穴も解体すると大きくてビックリです。
4か所とも穴が空いていますので復元強化加工で再生します。

 

 

 

 

bosphore m40044 (15)
本体のモノグラム地を裏側から見たところです。

付け根革の縫い付け部や亀裂が多数ある天部全体に強化芯材を
張り合わせて丈夫にします。

 

 

 

 

bosphore m40044 (16)
厚みのあるモノグラム地に大きな穴が空くほど愛用されたバッグは
便利に活用された愛着の証とも言えます。

しかし、使用頻度が高く愛着のあるバッグは早めのメンテナンスを繰り返す方が、
良い状態を保ったまま長く愛用することができます。

 

 

 

 

 

bosphore m40044 (17)
リニューアルリペア加工の完了です。
安心して活用いただけるように2か所のファスナーも新品交換しています。

 

 

 

 

 

bosphore m40044 (18)
負担が掛かるヌメ革パーツは裏側からもヌメ革を張り合わせて、
丈夫に仕上げています。

欠損部も目立たないように強度を上げながら再生しました。

 

 

 

 

 

bosphore m40044 (19)
波打ち変形やパイピングの擦り切れが見られた底角もスッキリです。

 

 

 

 

bosphore m40044 (20)
マチ天部4か所の擦り切れ穴も再生しています。

 

 

 

 

bosphore m40044 (21)
同じ持ち主が同じように活用すれば同じ個所に同じような損傷が発生します。
どのような加工を施すよりも丁寧に取り扱う事が良い状態を保つ秘訣です。

安心して活用いただける状態に復活していますので、
大切に長くご愛用ください。
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(お手紙紹介です)

レザークリエーション 担当者様
カバンを受け取りました公式リペアに断られてから、
諦めていたカバンがきれいになって、
戻ってきてくれて、本当に嬉しいです。
大切に使わせていただきます。

また、ブログの作業工程も楽しみにしています。
本当にありがとうございました。

 

東京都 M 様

限界を超えるまで愛用されたバッグですが、
長く愛用いただけるように復活しています。
修理してまで使い続けたいと思えるバッグに出会えることは、
多くありませんので、大切に長くご愛用ください。

 

ヴェルニの剥がれ

vernis zippy wallet (1)
ルイヴィトン ヴェルニ素材のジッピーウォレットです。

ヴェルニはとてもデリケートな素材で色移りや剥がれなどが発生しやすく、
修復が難しく直営店でも対応は不可能です。

 

 

 

 

 

vernis zippy wallet (2)
使用に問題ない程度ですが全体的に汚れが見られます。
ヴェルニは汚れや色が染み込んでしまいますので取り除くことは不可能です。

 

 

 

 

vernis zippy wallet (3)
擦れやすい部分は表皮が剥離しやすいのも素材の特性です。
表皮が剥がれた部分は白く目立ちます。

 

 

 

 

 

vernis zippy wallet (4)
同様に。。。。

 

 

 

 

 

vernis zippy wallet (5)
同様に。。。。

 

 

 

 

 

vernis zippy wallet (6)
折り曲げ部は剥離だけでなく、糸の擦り切れホツレも見られます。

 

 

 

 

vernis zippy wallet (7)
こちら側も同様に。。。。

今回は表皮が剥離した外周部の補修補色加工と折り曲げ部の縫い直しです。

 

 

 

 

 

vernis zippy wallet (8)
剥離部とコバ面の擦れを補修補色加工で整えました。

 

 

 

 

 

vernis zippy wallet (9)
表皮が剥がれて白くなった部分が目立たなくなりスッキリ。

 

 

 

 

vernis zippy wallet (10)
折り曲げ部の縫い直しも完了しています。

 

 

 

 

vernis zippy wallet (11)
擦れや汚れが避けられない財布ですし良い状態を保つのが困難な素材です。

バッグの中で雑誌やチケット類などの印刷物などに密着させないようにしたり、
擦れやすい外周から剥離しますのでコバ面は早めにメンテナンスするなど、
出来る限り良い状態を保てるような工夫が必要です。

しかし、それらが苦にならないほど高級感と可愛さがあるヴェルニです。
大切に長くご愛用ください。

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エピ財布の復活

m63552 (1)
使い込まれたルイヴィトン エピの財布です。

 

 

 

 

 

m63552 (2)
全体に色褪せや汚れが見られ折り曲げ部は革が擦り切れて縫い直すことも
不可能な状態です。

ここまで重症化するまで使用を続けると直営店でも修理不可能と判断されます。
縫い直す部分が擦り切れて無くなっていますので直せないのも当然ですが・・・

 

 

 

 

 

m63552 (3)
擦り切れて千切れた革が元に戻ることは物理的にありません。

 

 

 

 

m63552 (4)
こちら側の折り曲げ部も同様に。。。。

 

 

 

 

 

m63552 (5)
高品質時代のエピ財布ですので内部材も良い革が使用されています。

それだけに残念すぎる状態ですが、リニューアルリペア加工を施して、
引き続き活用いただけるように復活を目指します。

 

 

 

 

m63552 (6)
解体してみると角部など外周も折り曲げ部と同様に擦り切れています。

 

 

 

 

m63552 (7)
同様に。。。。

 

 

 

 

m63552 (8)
折り曲げ部や角部だけでなく外周は革が繋がっていない部分が・・・・

 

 

 

 

 

m63552 (9)
同様に。。。。

 

 

 

 

 

m63552 (10)
外周は全体的に使用限度を超えています。

 

 

 

 

m63552 (11)
ベロ革もボロボロ。

 

 

 

 

 

m63552 (12)
合成皮革の内張りを本革仕様にしながらリニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 

 

 

m63552 (13)
外周の折り返し革も復活しています。

 

 

 

 

 

m63552 (14)
各部の強化などで引き続きご愛用いただける状態に復活し、
縫い直すことも不可能だった折り曲げ部も復元強化加工で、
強度アップさせてます。

一度は手遅れな状態まで酷使した財布であることを踏まえながら、
丁寧に取り扱い大切に長くご愛用ください。

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(お手紙紹介です)

有限会社レザークリエーション様

お世話になっております。

ご連絡が遅くなってしまいましたが、先日商品を受け取ることができました。
見違えるように綺麗になっており、大変ビックリ致しました。

他社では断われてしまって困っていたところ御社にご対応頂き
大変感謝しております。

これから大事に使用していきます。
また何か機会がございましたら宜しくお願い致します。

埼玉県 T 様

お受け取りのご連絡ありがとうございました。
残念な状態まで酷使された財布でしたが、
高品質時代に作成された良い品ですので、
少しでも長く活用できるように大切に長くご愛用ください。

Dogonの修理

dogon (1)
10年使用されたエルメスの財布ドゴンです。
今回はハワイのホノルルからご依頼いただきました。

 

 

 

 

dogon (2)
全体に擦れや色褪せや薄汚れの他にボールペン汚れも見られます。

 

 

 

 

 

dogon (3)
この辺りも同様に。。。。

 

 

 

 

 

dogon (4)
後面や折り曲げ部は表皮が擦れた部分に汚れが染み込んで黒くなっています。

 

 

 

 

 

dogon (5)
内側の状態は良好で10年間丁寧に活用されていたことがわかります。

 

 

 

 

 

dogon (6)
ドゴンでは多いマチの飛び出し変形も軽傷です。

リニューアルリペア加工もご提案しましたが、
今回は見た目の改善よりも構造重視で
両側折り曲げ部とベロ革に強化加工を施し、
擦れて剥がれた外周コバ面の仕上げ直しをします。

 

 

 

 

 

 

dogon (7)
折り曲げ部は糸が擦り切れてホツレてしまい部材も剥がれて口が空いています。

 

 

 

 

 

dogon (8)
反対側も同様に。。。。

 

 

 

 

 

dogon (9)
ベロ革も同様に。。。。

 

 

 

 

 

dogon (10)
ホツレていないカブセや本体の外周も擦れてコバ塗料が剥がれ、
部材同士の接着も剥がれています。

折り曲げ部とベロ革に強化芯材を入れ込んで組み立て直し、
外周のコバ面を接着してから仕上げ直します。

 

 

 

 

dogon (11)
ベロ革の芯材を入れ替えてコバ面を仕上げ直しました。

 

 

 

 

 

dogon (12)
折り曲げ部も強化芯材を入れ込んで縫製しコバ面を仕上げ直しています。
コバ仕上げでスッキリ感が増していますが強度アップが最大のメリットです。

 

 

 

 

 

dogon (13)
表皮の擦れがありますので使用すると汚れを吸い込みやすい状態ですが、
黒い汚れが残念すぎましたので少しだけ清掃しておきました。

 

 

 

 

dogon (14)
構造的な問題は無くなりましたので長くご愛用いただける状態です。

数年後のメンテナンス時にはマチ部材の強化や
小銭れや外面のメンテナンスなども含むリニューアルリペア加工を
施してあげてください。

大切に長くご愛用ください。

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エルメスGPの修理

gp hermes (1)
エルメスのガーデンパーティです。

マチのホックを留めて使用するとフォルムが変化する仕様ですが、
マチ部材が飛び出すので擦れやすくなります。

 

 

 

 

gp hermes (2)
布素材の擦れた部分は白くなりクリーニングでは改善しません。

このバッグは白く変色する程度で軽傷ですが、
長年使い込んだガーデンパーティは、この部分に穴が空くことも・・・

 

 

 

 

gp hermes (3)
底角は表皮が剥がれて革の繊維が毛羽立っています。
使用していると本人は見えにくい部分ですが、人目に付き目立つ部分です。

 

 

 

 

gp hermes (4)
折れ込んでいて擦れにくいはずのマチ部材の帯革もスレスレですねぇ~。

 

 

 

 

 

gp hermes (5)
持ち手は表皮が剥がれた部分に手垢汚れが染み込んでいます。
この後、汚れを取り除いて本来の状態を確認します。

 

 

 

 

gp hermes (6)
糸が擦り切れて芯材が飛び出すほど活用されています。

 

 

 

 

 

gp hermes (7)
肩に掛けて使用されることが多いのか持ち手が伸び芯材が抜けた状態です。

 

 

 

 

gp hermes (8)
各部にホツレも多数見られます。

 

 

 

 

gp hermes (9)
今回は外面の加工のみですが、バッグを裏返してみました。

 

 

 

 

 

gp hermes (10)
内側の底面には汚れが多数・・・・

 

 

 

 

gp hermes (11)
底の周囲にはゴミも溜まっています。
簡単に裏返せるので定期的に清掃されることをお勧めします。

 

 

 

 

gp hermes (12)
持ち手の付け根を解体しました。

 

 

 

 

gp hermes (13)
付け根まで芯材が届かないほど持ち手が伸びています。

 

 

 

 

gp hermes (14)
こちら側も同様に。。。。

 

 

 

 

 

gp hermes (15)
汚れを取り除いてみると持ち手の中央だけでなく、
全体的に表皮が剥がれていることが鮮明になりました。

 

 

 

 

gp hermes (16)
底角も同様に。。。。

 

 

 

 

gp hermes (17)
マチの帯革も。。。。

 

 

 

 

gp hermes (18)
底面の外周もスレスレ。

 

 

 

 

 

gp hermes (19)
天部のテーピング革も同様に。。。。

 

 

 

 

 

gp hermes (20)
内側の底面は清掃のみ施しておきました。

外面は擦れが重傷でボロボロ感がありますが、
内側は汚れが無くなるだけでスッキリしました。

 

 

 

 

 

gp hermes (21)
持ち手の芯材を正しい位置に戻すと・・・・

 

 

 

 

 

gp hermes (22)
中央部では革が余ってしまいます。

 

 

 

 

 

gp hermes (23)
今回は革が伸びすぎていますので両側の持ち手の芯材を交換して組み立てます。

 

 

 

 

 

gp hermes (24)
持ち手の再生と外面の補修補色加工の完了です。
しっかりと付け根まで芯材が入りましたので丈夫になりました。

 

 

 

 

gp hermes (25)
白っぽくなっていた革パーツも黒に復活。

 

 

 

 

gp hermes (26)
持ち手はコバ面も仕上げ直しています。

 

 

 

 

gp hermes (27)
底面も同様に。。。

 

 

 

 

gp hermes (28)
見た目の改善よりも持ち手が切れてしまう前に加工できたことや、
各部のホツレがなくなったことが愛用する上では重要な変化です。

使用不可能な状態まで使い込まれたバッグですので、
今後は労わりながら愛用されることをお勧めします。

大切にご愛用ください。

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シティの汚れ

balenciaga (1)
バレンシアガのシティです。

色落ちする素材で付属のミラーケースと比較すると別色になっています。

 

 

 

 

 

balenciaga (2)
革紐は接着が剥がれてタコ足状態です。

 

 

 

 

 

balenciaga (3)
底角は擦れが重傷で革の繊維が毛羽立った部分に汚れが染み込んでいます。

 

 

 

 

 

balenciaga (4)
出っ張った部分は擦れやすいので・・・・

 

 

 

 

 

balenciaga (6)
全体的に表皮が擦れて色落ちしています。

 

 

 

 

balenciaga (7)
底面には赤いインク汚れも・・・・

 

 

 

 

balenciaga (8)
持ち手は表皮が剥がれた革に手の脂分や汚れが染み込んでいます。

全体の色褪せと対照的に持ち手は黒いので持ち歩きにくい状態です。

 

 

 

 

balenciaga (9)
まずは出来る限り汚れを取り除いてみました。

汚れを取り除かずに塗装する業者も多いですが重要な工程です。
この後、擦れ部を補修して表皮を整えます。

 

 

 

 

 

balenciaga (10)
片側の持ち手だけ汚れを取り除いたところです。

 

 

 

 

 

balenciaga (11)
革紐を接着しなおしてスッキリさせクリーニングと補修補色加工の完了です。

 

 

 

 

 

balenciaga (12)
元の色がわからない状態でしたので、
色落ちが少なかったミラーケースを参考に補色加工してます。

 

 

 

 

balenciaga (13)
底角などは革の毛羽立ちを整えてから補色加工しています。

 

 

 

 

balenciaga (14)
手垢汚れで真っ黒だった持ち手も本体と同じ色に復活。

 

 

 

 

balenciaga (15)
天部も同様に。。。。

 

 

 

 

 

balenciaga (16)
ショルダーベルトも同色になり活用できる状態に復活しています。

しかし、色落ちしやすく汚れが染み込みやすい素材ですので、
丁寧に取り扱いながら大切にご愛用ください。

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