OLD Camera Case カメラケースの修理


年代物のカメラケースです。

基本的にブランドバッグや財布を中心に修理している当社ですが、
思い入れがある大切な品のようでしたので加工を承りました。

 

 

 

 


本体もストラップも一枚革の構造ですので芯材や裏面の革はありません。
当然、縫製もなく耐久性は革の強度だけが全てです。

 

 

 

 


しかし、古い品ですので革の油脂分は低下し柔軟性がなく亀裂が見られます。

 

 

 

 


この辺りも同様に。。。

 

 

 

 


この辺りは使用に耐えうる状態ではありませんねぇ~。

既にボロボロ状態のストラップですが「新品の革に交換するのは残念だ」とのご依頼です。
新品の革で作成してダメージ加工を施し雰囲気を整えることも可能ですが、
今回は元の革を活用しながら安心して使用できる状態にします。

 

 

 

 


ストラップを取り外して専用の機械で革の裏側を出来る限り厚めに取り除きました。

 

 

 

 

 


表皮部分は残したまま裏側部分を新品の皮で作成します。

 

 

 

 

 


新しくなった革部分は元より厚みをアップさせ強化芯材も挟み込みました。

 

 

 

 


表面的には長年使い古したストラップのままですのでオールド感はそのままです。
しかし、強度は新品時以上にアップしていますので大切なカメラを入れても安心です。

大切に使い続けてきた品は傷や色落ちした部分まで大切に思えるものです。
使い込んだ見た目はそのままに、安心して使用できる強度を確保するのも修理の一つです。

大切にご使用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

 

(お手紙紹介です)
無事カメラケースが届きました。こんなに綺麗になるなんて、非常に驚きました。
これからも大切に使わせて頂きます。本当にありがとうございました。

大阪府 M 様

見た目は古いままですが強度は新品時以上にアップしています。
安心してご使用ください。

 

ルイヴィトン 小銭入れと財布の修理


1996年製造のルイヴィトンの財布と小銭入れです。

 

 

 

 


小銭入れのカブセを開けた様子ですが各部に擦れ傷があります。

そして・・・

 

 

 

 

 


内側の合成皮革が劣化しています。

 

 

 

 

 


こちらは財布のファスナー付き小銭入れの中です。
同じように合成皮革の内張りが劣化しています。

 

 

 

 


札入れなども同様に。。。

高品質時代の財布ですが17年が経過した品ですので、
安心して使用できるように加工します。

 

 

 

 


いつものように全バラの解体です。

 

 

 

 


小銭入れもバラバラに。。。。
小さな小銭入れですが解体や組立には同様の難しさがあります。

 

 

 

 


財布のマチですが天部には擦り切れ破れがあり復元強化加工が必要です。

古いものだけに損傷箇所は多数ありますが各部を強化しながら組み立て直します。

 

 

 

 


小銭入れのリニューアルリペアの完成です。

 

 

 

 


合成皮革の内張りは本革仕様に変更してベタツキ劣化しないようになりました。
各部の強化と擦れ傷の補修補色加工も施してあります。

 

 

 

 


財布の札入れの中も本革仕様に!

 

 

 

 


小銭入れの中も本革で作成しました。

この小銭入れを解体して組み立てなおす修理業者は少ないです。
ファスナー交換なども難しい構造の財布ですので業者選びは要注意です。

 

 

 

 


製品の品質として一番バランスが取れた時代の高品質な財布です。

合成皮革の内張りがなくなり長く愛用いただける状態になりました。
大切にご使用ください。

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ボッテガベネタ ジッピーウォレットのテーピング交換


ボッテガベネタ ジッピーウォレットです。
外面は全体的に擦れがあり手垢汚れなども染み込んだ状態です。

 

 

 

 


外周のテーピングは限界を超えています。

 

 

 

 


外面の擦れ傷を補修してテーピング革を交換します。

 

 

 

 

 


内側部材を取り外しましたがテーピング革は外れません。

 

 

 

 


テーピング革は見えない部分で縫い留めてありますので解体も一苦労です。

 

 

 

 


ようやく、テーピング革の取り外しが完了しました。

テーピング革は擦れて傷みやすい部分ですので少し厚みのある革で交換しますが、
丁寧に扱う以外に良い状態を保つ術はありませんね。

 

 

 

 


新しいテーピング革を取り付ける前に外面の汚れを取り除き補色します。

 

 

 

 


デリケートな素材で擦れには弱い革ですがボッテガのメッシュは綺麗です。

 

 

 

 


ファスナーの引手革も傷んでいますので同時に補修補色加工しておきます。

 

 

 

 

 


擦り切れて限界を超えていたテーピング革が綺麗になると引き締まります。
外面の補修補色加工も完了し、色落ち防止のコーティングも施しました。

良い状態をキープするのは簡単ではありませんが、
ボッテガの財布は綺麗な状態が一番かっこいいです。
大切にご使用ください。
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ルイヴィトン ベルトのカット加工


ベルト全体に小さな四角い穴がパンチングされて格子柄になったヴィトンのベルトです。

 

 

 

 


12センチ短く加工したいのですがバックル側も先端も切り取れる部分がありません。
短くするのも長くするのも困難なデザインです。

 

 

 

 


穴だらけのベルト中央にはLV刻印が刻まれていて、
デザイン変えずに短くするのは不可能?

 

 

 

 


長さ調整の穴が6個あります?

短くするためにLV刻印を無視して穴を追加されたようですが、
間隔も少し広いようでバランスが悪く残念です。

ベルトやショルダーの調整穴は通常は奇数です。
奇数でないと「真ん中の穴」というものが存在しなくなります。

「真ん中の穴」に合わせてサイズ選びすると痩せても太っても調整可能ですし、
装着した時もバランスがよく見えます。

 

 

 

 


悪戦苦闘しましたが12センチカット加工の完了です。

 

 

 

 


ベルトのデザインを変更することなく加工しています。

穴を追加してしまう前にご依頼をいただいていたら・・・・と少し残念ですが、
今回は本来の「真ん中の穴」に合わせてカット加工のご依頼をいただきましたので、
装着時もバランスよく服装や体型の変化にも調整可能です。

丈夫に仕上げていますので強度の心配もありません。
安心して活用ください。

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ルイヴィトン ベルトM9606のカット加工


ルイヴィトンのベルトです。
5センチ短くする加工するをします。

 

 

 

 

 


バックル金具を取外せば素人加工でもカットできそうですが・・・・

頑丈にビスが固定されていることが多く傷つけたり、ビス折れすることもあるので要注意です。

 

 

 

 


バックルを取り外すと先端は複雑な形をしています。
サイズや形状をピッタリに作成しなければバックルがグラグラ動いてしまいます。

今回はベルト裏面の刻印部分を残すため裏面のみ継ぎ足し加工します。

 

 

 

 


通常は5箇所の長さ調整穴が6箇所になっています。
追加した穴の大きさも違いますしベルトの穴は奇数がバランスよく残念です。

ベルトは真ん中の穴でサイズを合わせるのが基本で装着時の重なりもバランス良くなります。
追加で穴を空けてしまう前にカットのご依頼をいただけると良かったのですが・・・・

 

 

 

 

 


刻印部を移設してベルトに残しながら5センチカット加工しました。
装着すると見えませんが刻印を残したい気持ちは理解できますねぇ~。

 

 

 

 


今回はベルトの表面と裏面で別々の加工をして組み立て直すカット方法で、
通常のカット加工の何倍も手間が掛かっています。

強化芯材も入れ込んで丈夫に仕上げていますので、
安心してご活用ください。

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OLD VUITTON papillon リニューアルリペア


1980年代に作成されたとおもわれるルイヴィトンのpapillonです。

 

 

 

 


持ち手は限界ですねぇ~。

 

 

 

 


ファスナー交換を他社様でされた形跡があります。
使用されているファスナーも残念な品質ですが縫製が酷いので苦労しそうです。

 

 

 

 


ファスナー縫製部分を内張りから見た様子です。

 

 

 

 


外面の本革パーツ部分は限界を迎えていますので全交換します。

 

 

 

 

 


加工完了ではなく、これは1994年モデルの我が家のパピヨンです。

持ち手など革パーツはヌメ革仕様に変更されてからでも15年以上経過していますから、
我が家のパピヨンでも、オールド感があるのですが・・・・

 

 

 

 


同じ茶色の革でも我が家のモデルは型押し加工された革です。

天然革には傷やシワが必ずありますが、型押し加工すると傷などを誤魔化せるので、
一枚の革から製品に使用できる部分が多くなり作業性も高くなります。

古いモデルはステッチのラインが、かなり内側で縫製は野暮ったいですねぇ~。
この辺りはイタリー製品を見習って新しいモデルの方が洗練されてきた感があります。

 

 

 

 


バラバラに解体です。

 

 

 

 


革パーツの作成だけでなくモノグラム地の裏面にも強化加工を施して組み立てます。

 

 

 

 


当時のヴィトンがよく採用していた革の編み込みタイプの引手で、
オールド感を演出しながらファスナー交換しました。

 

 

 

 


ご依頼通りヌメ革でも型押し革でもなくスムース革で各パーツを作成しています。

強化芯材を入れ込んでいますので新品時より頑丈です。
ステッチのラインだけは現代風にスッキリと。。。。

 

 

 

 


色落ちやボールペン汚れもありましたし、ファスナー交換時の損傷も残念でしたので、
内張りも本革で新品作成しました。

 

 

 

 


長年の間、頑張ってくれた革パーツたちは、よく頑張りました!

現代風のヌメ革パーツに交換される方が多いのですが、
茶色の革の方が重厚感があり、いいですねぇ~。
ヌメ革タイプからオールドタイプにしたい方が増えるかもしれません。

限界まで使い続けるよりも定期的なメンテナンスで良い状態を保ちながら、
大切に長く愛用されることをお勧めいたします。

大切にご使用ください。
by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索