プチノエとキーポル


ルイヴィトンのキーポルとプチノエです。


製造から32年が経過したプチノエでアメリカで製造されていた頃の
最高品質時代のバッグです。


高品質なヌメ革が使用されていますが年代物ですので劣化しています。
バラバラに解体してリニューアルリペア加工を施します。


変色した金具の周囲には青錆も見られます。


こちらの金具も変色や青錆が見られます。
ヌメ革パーツの作成交換のためには刻印入りカシメ金具やアイレット金具を
取り外す必要がありますが基本的に脱着不可能な金具です。

しかし、刻印入り金具が代用品に変わってしまうのはいやです。


反対側も同様に。。。


プチノエより古いキーポルは製造から35年が経過したバッグです。


最高品質の革と丈夫なモノグラム地で丁寧に作製されていますが、
年代物ですので塗装されていないヌメ革が硬化して金具は変色しています。


革の柔軟性は低下してバキバキ状態。


擦れやすい底角はパイピング革が裂けています。


こちらの底角はモノグラム地が裂けています。


モノグラム地には汚れや擦れも見られますが、
良い素材が使用されたモノグラム地は柔軟性が保たれ丈夫な状態です。


プチノエをバラバラに解体。


黒く変色した金具は磨き込み、刻印入り金具は再生します。


キーポルもバラバラ。


こちらの金具も再生します。


音波洗浄しましたが35年の変色ですので錆は取れません。


とても時間が掛かりますが磨き込むと綺麗になり差が歴然。


ヌメ革パーツを解体するために取り外したカシメとアイレットの
取り付け部も青錆を取除く清掃が必要です。


沢山あるので長時間かかりますが他のアイレットも磨きます。


プチノエのリニューアルリペア加工の完了です。
当時のヌメ革に負けない最高品質の革でパーツ作成しています。


良い革を使用するだけでなく各部に強化加工を施しながら作成しています。


刻印入りカシメ金具だけでなくアイレットの再生も無事に成功です。

難易度が高い加工になりますので金具の状態によっては再生不可能です。


革から木のように変質していたヌメ革パーツが柔軟になり、
長く愛用いただけます。


キーポルのリニューアルリペア加工も完了。


負担が掛かる付け根革は強化芯材をヌメ革で挟み込んで組み立てています。
革を折り返しただけの元の状態と比較すると数倍は丈夫です。


底角のモノグラム地の擦切れヤブレも改善させています。


モノグラム地に付いた白い汚れも出来る限り取除いておきました。

どちらも30年以上が経過した年代物ですが変色した金具まで綺麗になり、
引き続き長く愛用いただくことが出来ます。

新品のヌメ革にミンクオイルクリームなどを薄く塗り込むことで、
良い状態を保ちやすくなり取扱いもしやすくなります。

大切に長くご愛用ください。

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LVボストンバッグ修理


丁寧に使用されてきた印象のキーポルバンドリエールです。

 

 

 


マチに帯革があり附属ショルダーを取り付ける事が出来るのが、
キーポルバンドリエールの特長です。

最高品質時代のバッグですが製造から27年以上経過していますので、
刻印入りカシメ金具やD型金具も変色して革は劣化しています。

 

 


附属のショルダーベルトも革が劣化しています。

 

 

 


ショルダーベルトにD型金具が付いているということは・・・

 

 

 


こちらのマチは付け根革が切れています。

丈夫な最高品質時代のキーポルでも付け根革は革を折り返しただけの構造。
大きなバッグで負担が掛かる部分ですので丈夫にしたい部分です。

 

 


経年劣化で革の柔軟性が低下したヌメ革パーツを作成交換します。

 

 

 


附属パーツは購入出来ますので加工しない予定ですが・・・

 

 

 


切れたベルトを瞬間接着剤で貼り付けている状態。
切れて紛失する事を考えるとバッグに取り付けるのは不安です。

 

 

 


バラバラに解体。

丁寧に使用されていたこともありますが最高品質時代のモノグラム地は、
過剰品質と言えるほど丈夫で、さすがルイヴィトンといえる素材です。

 

 


切り取った刻印入りか締め金具は再生します。

 

 

 


南京錠と比べると音波洗浄だけでも綺麗になりましたが、
もう少し磨いて組み立てます。

 

 

 


外面のヌメ革パーツを作成交換しながら組み立て直し、
リニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 


負担が掛かる付け根革などは内側にもヌメ革を貼り合せ、
強化芯材も挟み込んでいます。

 

 

 


ショルダーベルトの先端も革を折り返すだけでなく、
全体に強化芯材を挟み込みながら組み立てています。

 

 

 


マチの帯革も同様に。。。

 

 

 


予定外ですがネームタグのベルトを作成。
南京錠も磨いておきました。

 

 

 


買換えることが出来ない高品質時代のキーポルをより丈夫に復活させています。

 

 

 


ヌメ革は塗装加工などが施されていない素のままの革ですので、
日増しに色や消して変色します。

新品時からミンクオイルクリームなどを薄く塗り込んでおけば、
革の柔軟性を保つ効果があり取り扱いしやすいです。

大切に長くご愛用ください。

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グッチの修理


グッチのバッグとオールドグッチの財布です。

 

 

 


年代物のオールドグッチ財布は各部に擦れやヤブレが見られ、
ロゴマークまで破損して黒い部分がなくなりメッキも剥がれています。

 

 

 


コンパクト財布ですが後面には小銭入れがあり使いやすい財布です。

 

 

 


傷みやすい折り曲げ部には擦り切れ欠損が見られます。

 

 

 


反対側も同様に。。。

 

 

 


角部も擦り切れて穴が空き欠損しています。

 

 

 


こちらの角部も同様に。。。

ここまでの症状だけで手遅れ状態と判断されてしまう状態ですが、
最高品質時代の財布ですので諦めるのはもったいないです。

 

 

 


良い革で丁寧に作製されていますが古い品ですので素材劣化が見られます。

 

 

 


小銭入れの中も本革ですが限界を超えています。

 

 

 


GG布地のグッチのバッグも古い品です。

布地の表面に少し浮きがあるのは素材自体の経年変化ですので、
古い品なら自然に発生してしまう症状で柔軟性もありますので、
活用には大きな問題はありません。

 

 


前面は全体的に大きく凹んで硬化しています。

 

 

 


底角やマチなどはクシャクシャに変型して硬化していますので、
手で引っ張っても元に戻らず活用するのが困難です。

 

 

 


反対側も同様に。。。

変型した状態で硬化していると使いにくいだけで無く、
素材自体が傷みやすくなります。

 

 

 


オールドグッチの財布はバラバラに解体してリニューアルリペアします。

 

 

 


外周だけが擦れているように見えたベロ革ですが、
ロゴマークを取り外すと全体の色あせ具合がわかります。

形状は保っていますが革の劣化が見られます。
負担が掛かるパーツですので作成交換します。

 

 


金具を取り外せない業者が多いので一般的には解体不可能なバッグです。
金具や内張りを解体しましたので全体に芯材を入れこみます。

 

 

 


天部口周りにしか芯材が無くGG布地の硬化していない浮きは、
素材の経年変化であることがわかります。

 

 

 


内張りの縫い合わせ部は負担が掛かる部分で裂けて欠損が見られます。

 

 

 


メーカーも負担が掛かる部分であることはわかっているので、
小さな布を貼り付けてあります。

しかし、これでは効果が低いので予定外ですが強化します。

 

 

 


オールドグッチのコンパクト財布のリニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 


ロゴマークも再生して各部を強化しながら組み立て直しています。

 

 

 


角部や折り曲げ部の擦り切れ欠損も復活。

 

 

 


破れていた小銭入れの中も同様に。。。

 

 

 


グッチのバッグも大きく凹んで硬化していた前面も強化しながら補正。

 

 

 


クシャクシャに変型して硬化していた底角やマチも復活です。

 

 

 


反対側も同様に。。。

 

 

 


負担が掛かる底面は丈夫な芯材を入れこんでいます。

 

 

 


金具や内張りまで解体して全体に芯材を入れていますので、
本体強度は格段に向上しています。

縫い合わせ部が裂けていた内張りは外周全体に本革で強化して
組み立て直していますので今後は安心して活用出来ます。

布地素材の問題で浮きがある部分は硬化していませんので、
手で押さえるだけで変化しますし強度や耐久性には問題ありません。

オールドグッチ財布は本革の内張りを作成交換しながら、
各部を強化して組み立て直しています。

出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。

 

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モノグラム財布の修理


使い込まれたヴィトンのガマグチ財布です。

 

 

 


最初にコバ面の塗料が剥がれて放置すると糸が擦り切れます。
放置したまま使い続けると部材が剥がれて口が空きます。
それでも引き続き放置したまま使い続けると素材がちぎれて欠損します。

 

 

 


外面も内部材も芯材も欠損するまで使い続けると手遅れ状態になります。

 

 

 


角部も欠損する寸前です。

 

 

 


内部材にも擦れや亀裂が見られます。

 

 

 


口金金具のメッキ剥がれやベロ革も欠損が見られます。

 

 

 


擦れや汚れは見られますが傷みが出やすい、
小銭入れの中の方が綺麗な状態なのが不思議です。

 

 

 


他店様にも持ち込まれましたが手遅れ状態の財布ですので、
断られたとのことです。

製造から23年が経過し使いやすく2個目の財布とのことですが、
今は買換えることも出来ない廃盤商品です。

 

 


リニューアルリペアに口金金具の再メッキ加工も追加で御依頼いただきました。

 

 

 


合成皮革の内張りは本革で作成交換しながら各部を強化して組み立て直し、
リニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 


各部の擦れや汚れも出来る限り改善させています。

 

 

 


口金金具も小銭入れの中も綺麗です。

 

 

 


丁寧に活用していても擦れや汚れやホツレは発生してしまいます。
軽度な内にメンテナンスすることで良い状態を保ちやすく、
長く愛用することが出来ます。

重症化させること無く大切に長くご愛用ください。

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シャネル修理


シャネルの布製チェーンショルダーバッグです。

カブセや本体外周より飛び出した底面やマチの変型は見られますが、
画像では使用できないような状態ではないように見えます。

 

 


後面も同様に。。。

 

 

 


カブセ裏も布製ですが布地にコーティング加工したような特殊素材で、
全体がベタベタしていて触ると黒い色が手に付きます。

 

 


チェーン中革も同様の素材で色剥がれしていますので、
洋服などに色移りしたのではないかと思われます。

 

 

 


素材自体が色落ちやベタツキで活用不可能ですので、
バラバラに解体して外面の布地を代用革で作成交換します。

 

 

 


布地の交換だけの予定でしたが底マチの芯材は変型硬化していますので、
作成交換が必要です。

 

 

 


負担が掛かるマチや本体天部の芯材も交換しておきます。

 

 

 


色落ちやベタツキで使用不可能だった布地をシャネルらしくシープスキンで、
張り替え組み立て直しました。

 

 

 


本体の芯材や内張りは元のままですのでマトラッセ加工も元通りです。

 

 

 


布地から革に変更したことでマチや底面の飛び出し変型も改善しています。

丈夫になっていますので布地のバッグとは違い、
使い込みながら馴染ませ年に一度位はクリームなどでメンテナンスすると、
素材の柔軟性を保ちやすいです。

 

 


再利用不可能なアイレット金具も元通りに装着しました。
チェーンに中革もシープスキンで作成交換しています。

 

 

 


劣化して使用不可能だった外面素材を代用の素材に変更する加工ですが、
サイズや構造などは元のバッグのままです。

使い込みながら少しずつ馴染ませ大切に長くご愛用ください。

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ディオールのファスナー交換


ディオールのミニボストンとマトラッセ加工されたチェーンショルダーです。

 

 

 


全体に擦れが見られますが使い込まれた雰囲気を維持したいとのこと。

 

 

 


古い品ですので布地の本体に擦り切れが多数見られます。

 

 

 


今回は裂けてしまったファスナー交換を承りました。

 

 

 


全体に擦れが見られ白っぽく見える状態です。
とくに擦れやすい外周は表皮が剥がれて革の繊維が毛羽立っています。

 

 

 


底角付近も同様に。。。

 

 

 


チェーン金具にはメッキハガレだけで無く腐食も見られます。
解体して金具はすべて再メッキ加工を施します。

 

 

 


ホック金具も同様に。。。

 

 

 


合成皮革の内張りは劣化が酷く使用不可能です。

 

 

 


底マチは変型して垂れ下がるように外周より飛び出した状態です。

 

 

 


大きく解体して変型を補正しながら自立するように改善させます。

 

 

 


古い品は解体するのも要注意で苦労します。

 

 

 


ボストン型のバッグのファスナー交換は多くのパーツが重なるマチが
重要です。

 

 

 


こちらのバッグもバラバラに解体。

 

 

 


解体しても底面は変型したままです。

 

 

 


底面だけでなくマチも強化しながら補正加工が必要のようです。

 

 

 


全ての金具を再メッキ加工。
本金メッキですので新品の様です。

 

 

 


最高品質のファスナーで交換完了。

 

 

 


傷みが激しいパーツを解体して組み立て直すのは難易度が高いですが、
元通りに縫製しています。

 

 

 


擦れや色あせの改善だけでなく各部の強化加工や再メッキを施し、
リニューアルリペア加工の完了です。

バッグが自立するようになると見た目だけで無く使いやすいです。

 

 

 


傷みが激しかったチェーン中革も作製交換しました。

 

 

 


底面やマチには全体に強化芯材を入れこんで組み立て直しています。

 

 

 


合成皮革の内張りは本革で作成しましたのでベタツキ劣化の心配はありません。
チェーンが擦れるカブセ折り曲げ部にも強化加工を施してあります。

 

 

 


リニューアルリペアで強化加工や補修補色加工を施すことで、
素材劣化を抑える効果があり長く愛用いただけます。

ディオールのボストンは内側に本革が使用された最高品質時代の品ですので、
擦れや擦り切れが見られますが構造的には丈夫です。

出来る限り良い状態を保ちながら大切にご愛用ください。

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