Xperiaケース作成

大切なブランドバッグのリペア日記

ヴィトンの化粧ポーチです。

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内張りのベタ付き劣化が酷く、手に着いた汚れでバッグの外面までベタベタです。

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内張りを作成し直す事も出来ますが、ポーチの使用頻度が少ないとのことで、

使用される方が多くなったスマートフォンのケースにリメイク加工します。(XPERIA愛用者は必見!)

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今回は取り外しできる短いストラップですが首に掛けれる長さや斜め掛けストラップもお洒落ですニコニコ

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カブセ裏にもモノグラム地の豪華仕様です。

カブセ裏にはパスケースも装備していますので、定期券や免許書などご自由に!

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ストラップは強力なホック式ですので、色んな所に通してぶら下げる事ができます。チョキ

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バッグにぶら下げてもお洒落です。

急に電話が鳴った時にバッグの中を探しまわる事もなくなります。にひひ

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ケースに入れたまま電話出来る様になっています。クラッカー

こんな感じで電話してたら目立ち過ぎますか?

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イヤフォンも差し込めますのでケースに入れたまま音楽も聞けます。

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今回は端材で電話機本体に取り付けるミニストラップも作成させていただきました。

スマートフォンケースからミニストラップが飛び出してブラブラと可愛いです。

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ヴィトンショルダーの延長加工

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新品未使用のヴィトンのショルダーバッグです。

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バックルの穴の位置は真ん中に合わせても斜め掛けできるショルダーなんですが、

なんと、30㎝の延長加工をご依頼いただきました。

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バックルの位置は胸のあたりですから、バランスを考慮しながら加工します!

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バックルの位置は変わらない様に30㎝延長完了です。

加工前と同じバックルの穴の位置ですが、超ロングです。

当社では最長記録のショルダーベルトの完成です。

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最高品質の革を使用して強度も心配ありませんので安心してご使用ください。

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VUITTON Broadwayリメイク加工

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ヴィトン・ダミエのブロードウェイです。

大きなサイズの持ち手付きのショルダーバッグです。

基本的にはショルダーがメインですので、持ち手の作りは強度不足です。

このバッグも一度直営店で持ち手交換が施されています。

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今回のリメイク加工はショルダーを取り外し、すぐにシワだらけになる茶色の革パーツを黒い革で作成します!

ショルダーベルトは取り外しますが、バッグ外周のベルトは取り外しません。

収納力のある大きなバッグで、バッグ全体の強化に一役かっていまして、

重い荷物を入れた時など型崩れ防止効果もあります。

しかし、革パーツは黒になるし平織りの布ショルダーですから、このままでは異質なパーツになりそうですあせる

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画像ではわかりづらいですが、カブセを留めるベルト付け根のシワは気になります。

外周に残す予定の布ベルトですが、革パーツが黒になれば違和感がありそうです。

こだわりの修理屋としてはベルトを取り外し強度が低下する加工など論外ですし・・・(対策考えますメラメラ

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VUITTONの刻印マークが左マチのショルダー付け根革にあります。

ブランド刻印を独自に作れば犯罪ですから、技術的には可能な加工ですが、

ブランドに敬意をもつ当社でそんなことはできません!

しかし、ロゴマークが無くなると自分なら嫌なので対策を考えます。メラメラ

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持ち手は最近交換されているので良好ですが、持ち手をメインで使用するには薄っぺらな作りです。

付け根のループ革にも負担が多く掛かり、変形しています。(デザイン変更はせずに対策しますメラメラ

荷物を多く入れられるのか?カブセの天部全体に変形も見られます。叫び

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カブセの付け根です。叫び

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反対側のカブセ付け根です。叫びあせる

負担の掛かる個所ですからこれ以上悪化しないように強化加工を施します。

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当社のブログをご覧の皆さまにはお馴染の光景ですが、手の握力がヘロヘロです。あせる

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内張りの底にボールペンの大きなシミ汚れを発見してしまいました。ショック!

内側の底ですし、誰にも見られない部分ですし、取れそうもありませんし・・・・ご依頼も受けてませんし・・・・

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カブセの裏側です。

持ち手交換された際の残念な部分も多数発見!バッグの中にパーツの残骸も残されていました。パンチ!

この辺りの芯材はヘロヘロですので、剥がして取り除き新たに芯材を張り合わせます。

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カブセ天部はボコボコと変形してお疲れのようすです。

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カブセ付け根も解体して内側に補強材を入れ込んで組み立て直します。グッド!

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今回は内張りと同じオレンジ色のステッチでご依頼いただいていまして、注目度をアップさせます!

ほとんどのメーカーはステッチを2~3目縫い返すだけだったり、内側にボンドで貼りつけて留めてあります。

当社では重要な個所は何重にも結び留めしたあと、ボンドで接着してほどけない様に作業しています。チョキ

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取り外してドナドナする芯材や革パーツ達です。お疲れさまでした。パー

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取り外して使わないパーツを縫っているのはミシンに元のパーツのステッチ幅をセッティングするためです。

ミシン目のピッチも適当に縫いつけることなく元のパーツに合わせて縫製します。

「そんなことまで誰も望まれていないかも?」と薄々は気が付いています。

マニア?こだわり?軽いノイローゼかもしれません?

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ジャ~ン!完成です。

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カブセの変形がなくなるとスッキリして凛々しく見えます。クラッカー

持ち手もデザインやサイズの変更はありませんが、革を4枚重ねて贅沢仕様で作成しています。

カブセベルトもシワにならない様な柔軟で強度のある革を使用しています。

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少し傷みもあったベルトですが、両サイドを黒の本革でテーピング加工してゴージャスに変身です。

ベルトの強度もアップしましたし、バッグとのマッチングも一体化して違和感ありません。

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カブセ裏も黒い革に変更しています。

ベルト留め金具を通す四角い穴も変形していましたが強化して補正しました。スッキリです!

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当社だけが気にしていたボールペン汚れですが、頑張りました!(半日くらい格闘しましたが限界です)

*誤解がないように、私の本名もご存じの友人のバッグですので・・・・・こんなサービスはありません。

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カブセの付け根はかなり強度アップさせていますので安心です。チョキ

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VUITTONのロゴマークは元のパーツを黒に染め直して再利用しています。

平織りベルトも取り外すと淋しく感じるような一体感があります。

前ポケットの天部のステッチも同色糸で縫い直して一体感を演出してるのわかります?(細かすぎ?)

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数か月前、膝の上にバッグを置きリメイクの構想に悩みましたが、ようやく完成です。

内張りのオレンジと相まって、粋なバッグにリメイクされました。

なんか、持ち歩きたくなるバッグです。

大切にご使用ください。

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(お手紙紹介です)


お世話になります。


ご連絡が遅くなりましたが、本日振込みを行っておりますのでご確認ください。


変身したブロードウェイにつきましては・・・いいじゃないですか~!!!

かなり使いこみ全体にヨレヨレになりお役目御免と思っていた鞄だったのですが・・・

パリッと生き返っただけでなくオシャレに変身(成長?)した姿に感動しています。

ダミエ柄+黒皮+オレンジステッチのオシャレなコントラストはもちろんですが、

アンダーベルトの処理については・・・ナイスアイデア!!です。

内張りのボールペン汚れまで奇麗にしていただき感謝感激です。

ウイークエンド・リヴォリ・ブロードウェイと3点の鞄を○○マジックにより蘇らせていただき

楽しい鞄ライフが送れます。

お願いしてあるセカンドバックの完成も楽しみに待っていますので引き続きお願いします。



埼玉県 U 様

「○○マジック」などと、もったいないお言葉ありがとうございます。
「粋」なバッグに変身しましたので「粋」な感じでご使用いただければと・・・
お預かりしています他の品も一生懸命加工させていただきます。
引き続きよろしくお願いします。
有限会社レザークリエーション

VUITTON・レヴリのプチリメイク

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ヴィトン・エピのレヴリです。

一見シンプルなバッグですが、技術とセンスが融合したような「さすがヴィトン!」と思わせる構造です。合格

こんな難しいバッグは生産効率が悪いのか「廃番」になっていました。汗

「膝の上に置くとショルダーが立ったままで邪魔になり、長さも中途半端に長すぎて使用しづらい」と

ご相談を承りました。

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ショルダーベルトが本体外周を包み込む一体物です。

当社の技術なら,わからない様にショルダーを短く加工する事も可能ですが、

ショルダーが短くなると中身の出し入れがしづらくなります。えっ

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ショルダー裏面の革が内側のD菅金具を取り付けるベロ革も兼ねているため、

バッグの重みがショルダー表面の革だけに負担が掛かる構造です。

このバッグは使用頻度が少なく痛みはでていませんでしたが、この部分が切れるトラブルは多いです。目

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見慣れない方は衝撃的な画像かもしれませんね!

実は複雑な構造になっているので、ショルダーや本体を解体しながらベストな位置でカットしています。ニコニコ

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やっぱり衝撃的ですね!

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マチ部分の内張りを剥がしたところですが、この部分を強化してショルダーを取り付けます。

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ショルダーの取り付け位置が下になった分だけショルダーが短くなり、流行りのサイズになりました。

小脇に抱えても手で提げてもカッコ良く使用出来る長さです。

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荷物の出し入れも膝の上に置いても大丈夫ですから、今後は活躍しそうです!

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内側のD菅金具も元通りに取り付けています。

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保管もこの状態なら場所を取らないですしショルダーの型崩れやシワを気にせずに保管できそうです。

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余計な金具やパーツを取り付けることなくリメイクしていますので、違和感なくご使用いただけます。チョキ

しまい込まずに、ドンドンご活用くだされば幸いです。

大切にごしようください。

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(お手紙紹介です)


レザークリエーション様
昨日、代引きで届きました!
すごすぎます。。ヴィトンの方も、グッチもビックリです。
やっぱり不満があるとあまり持たなくなりますので、こうやって確かな方に手を加えていただくと大活躍するようになります。
さっそく年末にかけて沢山持つ機会がありますので大切に使わせていただきます!
この度はありがとうございました。
また必ず依頼させていただくことが出てくるのでその時もどうぞよろしくお願いいたします。
直接お会いして持ち込めるのがベストですが、メールでのやりとりや、修理ブログなどで本当に安心しておまかせすることができました。
感動してます。

横浜市 A様

ショルダー部のリメイクで、これから使用頻度は増えて活躍しそうですね!

クールでかっこいいバッグですから、大切にご使用ください。

ありがとうございました。

ヴィトン・ウィークエンド合体!

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ルイヴィトンのウィークエンドです。

古い物で状態は良いバッグですが、かなり前に廃番になったものです。

今回のリメイクは「こだわり」を具現化させるために最善を尽くすことに集中して作業させていただきますメラメラ

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構想が伝わりやすいように、このような画像を作成いただき、ご依頼をいただきました。

赤茶色の革は黒い革で作成し直し、前面に大きなポケットを追加加工します。

革が黒になるので金具はシルバー色にするのですが、純正パーツを再メッキ加工されます。

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前ポケットを作成するために同じ品番のバッグをもう一つ解体してパーツにします。

前面のバッグがパーツ取り用にお送りいただいたバッグですが、

モノグラム地が縮んで波打ちがありバッグのフォルムまで変形しています。爆弾

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最初にお送りいただいたバッグはポケットのモノグラム柄が本体と合っています。

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前ポケット作成パーツとしてお送りいただいたバッグは柄が合っていません。叫びあせる

同じ品番のバッグでも作成された年代で素材や作りこみが違い、似て非なる仕様です。

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とりあえずはバッグ2個分を全て解体しました。

上側がパーツ取りのバッグで、下側がリメイクする本体です。

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使用するモノグラム地だけを比べても状態に大きな差があり合体させるのは困難です。ショック!

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モノグラム柄を合わせて見ると革パーツを縫いつけていたステッチ跡が大きくずれています。目

二つ目のバッグをお送りいただく前から、このような状態は推測できていましたので、

パーツ取りバッグとしては不向きだとアドバイスはさせていただいたのですが、

同じバッグ(実は似て非なるバッグ)を合体させて一つのバッグを作り上げる「こだわり」をお持ちでした。

モノグラム柄やステッチがずれてもいいので、同じバッグ2個でリメイクするとの「こだわり」です。グッド!

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ヴィトンの刻印もなくシンプルな底ビョウなども再メッキ加工でシルバーに!

刻印のない金具は既成の代用パーツに交換される方が、かなり安上がりなんですが、

このような小さなパーツにまで妥協無く「こだわり」で全ての金具を再メッキ加工で仕上げますチョキ

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作成したパーツを縫いつける部分には裏面から補強加工を施してあります。

完成すると見えなくなる部分ですが天部分にも補強加工を施し強度アップさせます。

組み立て工程に突入していくと、今度は当社の「こだわり」が随所に・・・・にひひ

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持ち手はご依頼どうり原寸より短く作成します。(8㎝短く作成)

縫製されると見る事の出来ない裏面にまで表革を張り合わせ補強材を挟み込んでいます。チョキ

スーパーブランドでもやらない両面表側(ダブルフェイス)の贅沢な加工ですが当社の「こだわり」です。

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「こだわり」リメイクの完成です!

古めかしさが無くなり現代版ウィークエンド改として甦りました音譜

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前面には大きなポケットが装着されました。

かなり苦労しましたがミシン目のズレの修正やモノグラム柄を合わせることにも成功しています。

リメイク跡が残ったりモノグラム柄が合わないなんてご了承いただいていても「こだわり」があり許せません!

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作成した前面ポケットに付いていた小さなポケットも柄合わせしています!

どちらのポケットも内張りには本革を使用させていただいているのも「こだわり」です。

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D金具も既成品ではなく純正パーツを再メッキして使用する贅沢な「こだわり」です。

付け根革の内側にも補強芯と本革を張り合わせて強度アップさせてあり頑丈です。チョキ

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大きなフリーポケットを取り付けましたので、たわむ事もご了解いただいていましたが、

補強加工でスッキリと本体に沿うようになっています。

(かなり波打った素材で縮みもあり苦労した部分です)

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刻印入りのファスナー引き手金具も当然再メッキ加工でシルバーに!

ファスナーも黒帯にシルバー金具ファスナーに交換。

最高級ファスナーを使用するのも当社の「こだわり」ですが開閉がスムーズです。合格

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この記事の「こだわり」とは「熱意」です。

ご依頼当初から火傷しそうなほどの「熱意(こだわり)」を持ってご依頼くださいました。

「こだわり」を具現化するには作業を承る当社がわにも、

お応えできる「こだわり(技術)」がなければ「熱意」も「無理難題」に聞こえてしまいます。

作業に取りかかれば当社の「こだわり」を実践していくしかなく、何度も妥協しそうになりました。

戦意喪失するたびにメールのやり取りを読み返してご依頼主の熱意(こだわり)をエネルギーにして

作業させていただいています。

事前にお知らせしたネガティブな部分は全て解消して作成できましたが、

「たとえ柄が合わなくても、たるみが出ても構わない」と覚悟をいただいていたことに感謝です。

大切にご使用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

有限会社レザークリエーション御中 御担当者様


お世話になっております、○○です。

バッグ、昨夜受け取りました。
事前にブログを拝見していましたが、
実物を手に取ると、予想を遥かに上回る完成度でした。


特に、柄合わせ!いったいどんなマジックを使ったんだ!と思うくらい完璧。
材料の時点でステッチが合っていなかったのに、実物はピッタリでしたよ。

金具のメッキ、縫製、ファスナースライダーの感触など、どれも素晴らしい完成度です。

御社のブログで御紹介いただきました作業工程を見ると、更にこのバッグへの思い入れが増します。
何度も読み返しました!


打ち合わせの時から、尽きない注文を付けましたが、
全てにおいて職人さんの意気込みを感じる御返答をいただきました。

そのやり取りを重ねていくうち、安心してお任せすることができましたし、
結果、予想以上のバッグが出来上がってきたことを感謝致します。

素晴らしい腕を持った職人さんであると思います!

大切に使いますね!
ありがとうございました!



岐阜県 H様

熱心すぎるくらいの「こだわり」に圧倒されながら打ち合わせさせていただきました。

「そんな風に加工すればジャンバーを重ね着したようなバッグになります!」とか、

「刻印もない金具を再メッキなんて、高額になるだけです!」とか、

「パーツ取り用のバッグの選択に問題があります!」とか、

「そんな、作りこみで大きなポケットはたるみが出てカッコ悪いです!」など・・・・

その他、数々の「暴言?」をお伝えして、熱心すぎる温度の低下を試みましたが、

「熱意のある(こだわり)」を貫いたことに脱帽です。

「そこまで、こだわるなら出来る限りの事をやってみよう!」と試行錯誤しながら加工しました。

「どうなることやら?」と不安も抱えながらの作業でしたが

かっこいい!バッグが完成しました。(ちょっと、欲しくなりましたラブラブ!

今回の完成したリメイクには作業した当社が一番驚いています。

リメイク跡も無くステッチや柄合わせの精度もでていますし、なにより頑丈です。

大切にご使用ください。

vuitton rivoli(リボリのリメイク)

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1997年製造のrivoliです。

綺麗にご使用されていますが、モノグラム地には凸凹と変形も見られます。目

全体の品質をアップさせながらデザインを変えることなくイメージチェンジ加工します!

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かなり大きなバッグで複雑な構造です。

良いバッグですが製造にもシンプルなバッグ3個分の労力が必要です。(廃番になった理由かも?)

内側のモノグラム地も波打っています。あせる

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ヴィトンと言えば革パーツのステッチに沿うような焼きコテで入れたラインが特徴です。

古いヴィトンは良いヌメ革が使用されてますね。

モノグラム地も頑丈です。

*シンプルなものですが持ち手を連結する角菅金具も継ぎ目のない一体成型品で良い金具です。

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なにはともあれ解体開始!

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今まで解体したバッグの中で一番大変な解体作業です。あせる

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途中で戦意喪失しかけましたが、なんとか解体しました。

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内張りも凝った造りのポケットが付いていましたが、劣化してベタベタしています。叫びあせる

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モノグラム地を単体にしても表面は凸凹しています。目

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裏面に張り合わされた芯材を剥がして交換してみようと思います。

密閉されていて汚れないはずの芯材も汚れるもんなんですねぇ~

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取り外した芯材です。

かなり頑丈に接着されていましたが、なんとか・・・・

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当社推奨の芯材を裏面に貼り合わせるとモノグラム地がピシッとしました!

予定外でしたが長く愛用していただくためにも必要な作業でした。

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内張り全体を本革で作成です。

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劣化していた内ポケットの中は合成皮革から高級本革スエードに交換です。(超豪華仕様です!)

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内ファスナーの額革にはVUITTONの刻印があり、無駄には出来ません。

元はヌメ革でしたが作成する他のパーツに合わせて濃い茶に染め直して取り付けています。

なんか、オレンジ系のステッチとマッチしていて、いい感じです。にひひ

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センターカブセベルトのバックル部の革にも製造年月や工房の刻印があります。

作り変えてしまうのが簡単なんですが、染め直して再利用します。

(裏面から補強芯と本革を貼り合わせていますので強度は新品時以上です!)

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取り外した金具類はゴールドからリメイクして再使用です。

全ての金具を一つづつ研磨して表面を整えたあと最高級メッキ加工しています。

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かなり贅沢な仕様になりますが綺麗でしょ!

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再利用は不可能なカシメ金具も再生加工した後にメッキ加工しています。

全てのパーツの刻印は元通りのままリメイク加工出来るのが当社の自慢です。チョキ

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革の刻印・ファスナー引き手金具の刻印とも失われずにリメイクしています。

(ファスナーも色合わせをして交換しています)

(内ポケットの中は高級スエードの本革を使用して作成しています)

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持ち手付け根の革パーツの作成ですが、リメイクした金具とのマッチングもいい感じです。

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ヴィトンの特徴である焼きコテによるラインも入れています。

裏面にも補強芯を挟み込み本革を貼り合わせる両面表革のダブルフェイス仕様です。

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センターのバックルパーツですが本体に取り付ける前にステッチが縫われています。はてなマーク

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この部分は使い勝手が良い様にマグネットを取り付けました!

小さなマグネットですが両面マグネットタイプの強力タイプですので問題なしです。

しかし、「MI0917」の刻印を残すために数倍の手間と時間を掛けてしまうのはマニアだからでしょうか?

誰の目にもとまらない刻印を残すのはなぜ?

「こだわり」としか説明できない部分です。にひひ

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ジャ~ン!完成です!

斜めから見ても表面の凸凹なくピシッとビューティフル!

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後ろ面です。

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今回は底ビョウの取り付けもご依頼いただいていました。

この依頼内容だけで大切にご使用いただけそうな気持が伝わってくるご依頼内容です。合格

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センターのカブセベルトはデザインは替えることなくマグネット仕様になっています。

バックルからベルトを抜き取ることなく開閉できますので、便利になるリメイク加工ランキングNO1です。クラッカー

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本革の内張りは豪華です。

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最高級のファスナーですので開閉もスムーズです。

ファスナ金属部分の色合わせも完璧です。

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画像で見ると作成したパーツは黒に見えますが黒に近い濃い茶です。

(当社では裏表の両面表革のダブルフェイス構造でパーツ作成していますので頑丈です。)

各部の補強や仕様など、まだまだ加工した部分はありますが、この記事だけで画像30枚で最長記録です。

このあたりで終了しておきます。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)


お世話になります。

NEWリヴォリ?本日受け取りました。

(@_@;)(@_@;)(@_@;)・・・言葉が見つかりません。

大事に使ってきたとは言え、そろそろ現役引退を考えていた鞄が完全にメインバックに復活です。

アドバイスいただいたカラーコーディネートも素晴らしいですし、内部の高級感も最高の出来です。
ルイ・ヴィトンは大好きですがこれほどの鞄を手にしてしまうと・・・もう現行品は購入できませんね!

現在お願いしているブロードウエイの仕上がりが楽しみです。本当にありがとうございました。


また、3点修理の件ですが、バケツバック(カシメ金具4か所)と財布はお見積りの作業内容でお願いします。
セカンドバックはアドバイスいただいたように別案を思いつくまで保管しておきます。


埼玉県 U様


ありがとうございます。
ご提案頂いた内容を具現化することに苦戦しながらもノウハウと技術を駆使して頑張っています。
しかし、最初の発想といいますか、イマジネーションがもっとも大切です。
ご発案いただく内容には、いつも驚かされていますが具現化していく「やりがい」が湧いてくる内容ばかりです。
そして、完成品を見る度に「なるほど~」と感心しながら手元に置いておきたくなります。
大切にご使用いただければ幸いです。