PRADA・CERVOです。

プラダの中でも高品質なバッグで一流ブランドであることを再認識させる素材と作り込みが施されています。

上質ですがデリケートな革が使用されている事もあり全体的に擦れキズがあり重症です。

擦れて表面が毛羽立ち、汚れが浸みこみやすい状態です。

底角は傷みやすい部分ですが表皮が無くなり繊維が露出して凸凹です。

PRADA本来のブランド品質をもった良いバッグですが・・・・・

持ち手はウロコのようになっています。

残念すぎます。

手の込んだ作り込みが施された持ち手は作成して交換します。

限界まで頑張り続けた持ち手を取り外しました。

取り外した持ち手付け根の小さなパーツですが、芯材や革など４層に見えますが５層構造です。

プラダの中でもブランドのプライドを投入した本来のブランド製品は驚く様な作り込みが施されています。

ロゴマークだけを取り付けた低価格の量産品では不可能な造り込みが各所に視られる逸品です。

持ち手の作成交換、各部の補修補色加工の完成です。

スレスレ状態で残念な状態でしたが、お出かけにも連れて行けそうですね！

高級ブランドバッグの本来の良さを堪能できるバッグは多くありません。

日々、使用すると少しづつ傷んできますので本人は気が付かないものですが、

早めのメンテナンスを施しながら綺麗な状態でお洒落にカッコ良くご使用ください。

PRADAのブランド気質が伝わる素晴らしいバッグでした。

ｂｙ　レザークリエーション　http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

ヴィトン・ダミエのレコレータ N51299です。

小さめのシンプルなバッグな割に高価格だったからか、有りそうで無いレアなアイテムです。

外観は綺麗な状態ですが内張りの起毛素材に大きなシミ汚れがあります。

汚れがもう少し底の方なら我慢して使えるのですがカブセを開ける度に汚れが目立つ部分です。

内ポケットの上部や中まで汚れシミが・・・・

時間の経過もあり特殊素材ですので悪戦苦闘しそうです。

カブセをフルオープンさせないと中身の出し入れは出来ないバッグですし、

赤い内張りが目を引くデザインですのでカブセ裏が綺麗である事は重要なバッグですね！

どこまで綺麗になるか判らないまま加工を承りましたが、

大きなシミ汚れやポケット上部の黒ずみまで復活させることが出来ました。

手を変え品を変え素材を痛めないように加工しましたので時間を要しましたが、

気持ち良くご使用いただけると思います。

貴重なバッグですので大切に長くご使用ください。

ｂｙ　レザークリエーション　http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

MIUMIUのバッグです。

可愛くお洒落に使用したいバッグですが全体に汚れやキズがあります。

後ろ面はジーンズなどで擦れて色移りしたのでしょうか？

汚れが目立つ色なんで綺麗に使用するのは大変なバッグですが・・・・

残念！

持ち手の手垢は避けようがない汚れですね～

内張りにもシミや汚れが・・・・画像ではわかりにくいですが全体的に汚れています。

ベルトを何かに引っ掛けるトラブルで底ビョウは抜け落ちベルトには亀裂が・・・・・

底ビョウを全て取り外してみると本来の革色が出てきました。

全体的にかなり汚れているようです。

手垢で汚れていた持ち手も補修補色加工で綺麗に復活です！

内張りの汚れやシミも綺麗になりました！

ベルトの亀裂や底ビョウも新品交換してMIUMIUらしさの復活です。

全体に有った汚れを取り除きキズ補修したあと補色加工しています。

綺麗な状態で使い続けるのは困難な色のバッグですが汚れが浸みこみにくいように、

全体にコーティング加工も施しています。

大切にご使用ください。

ｂｙ　レザークリエーション　http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

コーチのショルダーバッグです。

全体的に汚れや擦れキズがありますが、この頃のコーチは上質で丈夫な革が使用されていて味がでます。

後ろ側にも全体的に汚れや擦り傷がある事がわかります。

近くで見ると表皮が擦り切れて繊維が露出しています。

カジュアルでシンプルなバッグですので使い込んだ風合いと思えば支障ない擦れキズですね！

負担の掛かるショルダーの付け根革は芯材が切れていて限界を迎えています。

この部分の損傷は使用を続けるには支障が出ますので復元強化加工を施します。

全体的に汚れや擦れキズがありますが、天部の口周りは重症です。

表皮がポロポロと剥がれ落ちるような状態でキズも深く質感まで変わっています。

傷んだ部分をカット加工する事も選択肢にありましたが、今回は出来る限り再生する方向で加工します。

革の繊維が毛羽立っていると言う状態を超えて表皮がガサガサのボロボロ状態です。

擦り切れて穴が空いてしまっている部分もあります。

付け根革を取り外してみると新品時の色が出てきました。

全体的な色落ち具合が良くわかりますね！

新品時の色で部分補修すると違和感が出そうですので、全体の雰囲気と違和感なく仕上げる工夫が必要です

反対側の付け根革の上部も擦り切れ穴が空いています。

早めのメンテナンスを施すようにすれば、綺麗な良い状態のまま長く使用できるのですが・・・・残念！

付け根革を解体しました。

芯材を丈夫な素材に交換して裏側からも本革を張り合わせて組み立て直します。

苦労しましたが天部周りの補修補色完了です。

色あせした全体と違和感が出ない様に色合わせして仕上げています。

付け根革の強化加工も完璧で頑丈です。

擦り切れて穴が空いていた部分も内側から補強加工して再生しています。

革の表皮が擦り切れ凸凹した部分を染め直すと、キズや凸凹が余計に目立ってしまい、

見た目は悪化した様な感じに仕上がってしまいます。

本来は塗料を発色させることすら困難な状態でしたが、悪戦苦闘の末補色出来ました。

今回は付け根革と天部の部分補修でしたが、飽きのこない良いバッグですので大切にご使用ください。

ｂｙ　レザークリエーション　http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

PRADAのバッグの中では最高品質なショルダーバッグです。

おそらく価格も一般的なPRADAのバッグと比べて高額だと思いますがブランドバッグと呼べる品質です。

後ろ面にもファスナーポケットがありPRADAのロゴマークまで付いています。

上質な革が使用されていますが、色あせや擦れキズが重症です。

マチには4か所タックが入れてありますがホツレがあります。

アップで見ると色落ち具合が良くわかりますね～。

ショルダーの付け根革から芯材が出てきていますし、コバの塗料も剥がれて弱っているようです。

カブセ外周やセンターベルトはステッチが外周より、かなり内側に入れられたデザインのため剥がれています。

革が波打って裏表のサイズが合わなくなっていますが、修正しながら貼り直しコバを仕上げ直します。

底角部分は擦れ安いので表皮が無くなり革の繊維が出て起毛革のような状態です。

本体の革の色と内側の色を比べると外面の色あせ具合が良くわかります。

使用されていると少しづつ色あせするので気が付かないものですが・・・・

内側の様子ですが綺麗です。上質な本革で内張りが作成された豪華な仕様です。

内側の紫色の革が本来の色に近い状態のようです。

*内張りの状態を診ると、とても丁寧にご使用されている事がわかります。

外面の革が紫外線などの影響や擦れに弱いデリケートな素材である事がわかります。

付け根革を取り外しタック部をほどいてみますと、内張りの革と同じ色が出てきました。

しっかりと造り込まれたバッグですのでショルダー付け根革を解体するだけで、

多くのパーツで構成されているのがわかります。

予定外ですがショルダーのリングを連結している革ループも毛が生えた様に芯材が出ていますので・・・・

小さな革のループですが、解体するとパーツが多くて復元強化加工は大変です。

ショルダー中央の革は手垢汚れで黒くなっていて擦りキズは目立ちませんでしたが、

汚れを取り除くと擦れキズが重症です。

革パーツごとに復元強化加工を施し補修補色加工しました。

PRADA刻印入りのカシメ金具も再利用できるように復元しています。

組み立て完了で完成です！

当然、付け根革を縫いつける本体マチにも内側から強化加工を施してあり頑丈です。

ヨレヨレだった連結ループ革もスッキリ！

起毛革の様に擦り切れていた底角も表面補修を施した後染色加工しています。

カブセ裏や内側と本体の色が同色に復元されました。

高級感のある革ですがソフトな革のため伸縮しますので表面の色が落ちやすい素材です。

汚れや色落ち留めの加工も施していますが定期的なメンテナンスが最善策です。

カブセやセンターベルトの貼り直しやコバの仕上げも完了しています。

（加工前のお疲れモードだった画像と比べるとプラダらしさが復活しました）

高価な素材で丁寧に作成された高品質なバッグですがデリケートな素材のバッグです。

ブランド品質で作成されていますので定期的なメンテナンスを施せば綺麗な状態で長く使用できます。

大切にご使用ください。

ｂｙ　レザークリエーション　http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

起毛革素材のロエベのガマグチ財布です。

起毛革は汚れが浸みこみやすい素材なため、かなり汚れが目立つ状態です。

後ろ面も真っ黒です。

型崩れもなく丁寧にご使用されている財布なんですが、綺麗に使用するのは難しい財布です。

全体の汚れが酷いので目立ちませんが、ベロ革や外周の額革など擦れキズも重症です。

額革の擦れキズや起毛革部分の汚れは重症ですが、型崩れなどはしていません。

ブランドが高品質な品を製造していて頃の本来のロエベ財布です。

丁寧に使用されていたことが証明できる内側の状態です。

小銭入れの内張りは本革です。

小銭は金属ですのでキズは付いてしまいますが、大きな損傷はありません。

ミシン目が切り取り線のようになり破れているようです。

大きく破れてしまう前に復元強化加工で再生します。

解体して内張りの革を剥がし補強材を入れ込んで強化します。

この財布に使用されている内張り素材は全て本革で高品質な財布です。

補修補色加工や復元強化加工など全て完了しました！

キズだらけだったベロ革も綺麗になっています。

擦りキズの損傷が大きかった折り曲げ部も補修して整えた後、補色しています。

ポケットのヤブレは見た目だけでなく強度もアップしています。

苦労しましたが綺麗になりましたので気持ち良くご使用いただけそうです。

（小銭入れの中など内側も擦れキズは補色してあります）

この財布のような高品質な品を見付けだすことは困難な時代になっています。

大切にご使用ください。

ｂｙ　レザークリエーション　http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索