エブリンとヴィクトリア35


エルメスのエブリンミニとヴィクトリア35です。
色あせや汚れや擦れだけでなく変型型崩れが見られます。

 

 

 


色あせたエブリンミニは全体に傷が目立ちます。

 

 

 


負担が掛かるショルダーベルト先端は強化加工が必要です。

 

 

 


反対側のショルダー先端付近は革の劣化も進んでいます。

 

 

 


擦れやすいテーピングは表皮が剥がれて白くなり、
マチは潰れて変型しています。

 

 

 


白い汚れが付着した反対側のマチ底も押し潰れて変型しています。

表皮が擦れたことで革素材の劣化が進んでいることや、
マチ底などの変型もありリニューアルリペア加工も提案しましたが、
今回はショルダー先端の強化と補修補色加工で対応します。

 

 


バッグの形状が解らないほどクタァ~と変型型崩れしたヴィクトリア35は、
擦れや汚れも激しく持ち歩きにくい状態です。

HERMESにはVictoria(ヴィクトリア)とplume(プリュム)という、
よく似たバッグがありバーキンとオータクロアのような感じで似ています。
プリュムとしてご依頼いただいていたことから、
加工完了までプリュムだと思い込んでいました。

 

 

 


持ち手のコバ塗料が剥がれて毛羽立っています。

 

 

 


持ち手の表皮も剥がれ他部分に汚れが染み込んで黒くなっています。

 

 

 


底角付近も大きく表皮が剥がれてマチ部材も変型しています。

革のシュリンク模様が擦り切れてなくなるほど擦れていますので、
染め直しも困難な状態です。

 

 


エブリンミニの汚れを出来る限り取除いた状態です。

 

 

 


擦れて革の繊維が露出した部分を補修加工で整えたあと補色します。

 

 

 


ショルダーも取り外して先端部には強化芯材を入れ込みます。

 

 

 


ヴィクトリアの変型型崩れを改善させるためには解体が必要ですが、
内張りの構造が複雑で難易度が高いです。

 

 

 


バッグを裏返すとゴミやホコリが各部に山積。

 

 

 


本体を解体して強化芯材を入れ込みながら補正します。

 

 

 


持ち手の取り付け部だけに布地を貼り付けた構造ですが、
それほど強度はアップされていません。

持ち手も解体して強化します。

 

 

 


持ち手など附属パーツを取り外して全体の汚れを取除きました。
手垢汚れが染み込んで黒くなっていた持ち手の擦れ具合も鮮明です。

 

 

 


ショルダーベルトの両側先端を強化して組み立て直し、
外面のクリーニング加工と補修補色加工の完了です。

 

 

 


表皮が剥がれた部分も色あせた部分も黒革に改善しました。

 

 

 


後面も同様に。。。

 

 

 


強化したショルダー先端は新品時より丈夫です。

 

 

 


ヴィクトリア35も補正加工とクリーニングと補修補色加工の完了です。

このバッグを知らない方は、ここまでバッグのデザインや形状が
わからなかったと思いますが、これがヴィクトリアです。

 

 


補正するとマチ幅が大きなバッグでした。
マチ部分にも芯材を入れ込んでいます。

 

 

 


スレスレだった底角も改善。

 

 

 


柔らかなヴィクトリアはガチガチにせずに出来る限り柔らかく補正しています。
持ち手も全体に芯材を入れ込みましたが柔軟です。

全体に傷や色あせが見られたエブリンミニは、
弱っていたショルダー先端は強化されていますが、
メンテナンスのタイミングが遅く素材劣化がありますので、
丁寧な取り扱いが必要です。

大切に長くご愛用ください。

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エルメスとシャネル


シャネルのミニボストンとエルメスのエブリンです。

 

 

 


エブリンは全体に色あせが見られ外周は表皮が剥がれた擦れが見られます

 

 

 


テーピング革には擦れが見られますが底角もヤブレはありません。

変型補正も希望されていましたが全体を解体するには軽傷ですし、
テーピング交換が必要になるタイミングが最善だと判断して、
今回は先送りをお勧めしました。

 

 


天部テーピング革も表皮が剥がれています。

 

 

 


シャネルのミニボストンは自立しないほど変型しています。

 

 

 


持ち手は欠損ヤブレがあります。

 

 

 


両側の持ち手とも芯材が抜けています。

 

 

 


シャネルの刻印がある底鋲も紛失されています。
この底鋲は手で引き抜けるほどの取り付けで紛失する方が多いです。

 

 


パイピング革も擦り切れて穴が空いています。

キャンバス地の薄汚れもクリーニングしながら、
外面革パーツの作成交換や底鋲の固定や変型補正などを施します。

 

 


内張りにもヤブレがあり復元強化加工が必要です。

 

 

 


全体の汚れを取除きました。
ナスカン金具は代用品で交換されています。

 

 

 


汚れを取除くと各部の擦れ具合が鮮明です。

 

 

 


底角付近も同様に。。。

 

 

 


反対側も同様に。。。

 

 

 


シャネルのミニボストンはバラバラに解体。

 

 

 


取り外した芯材や持ち手やパイピング革などを作製します。

 

 

 


取り外した持ち手は革が伸びて長さが違います。

 

 

 


中の芯材と比較しても持ち手が伸びています。

 

 

 


芯材は同じ長さですので元の芯材に合わせて作成してもよいのですが、
長くなった持ち手のサイズに慣れてしまっていると、
芯材のサイズは極端に短くなり使いにくく感じます。

今回はご希望のグレー系の革色で短い方の持ち手に合わせて作成します。

 

 

 


エブリンの補修補色加工の完了です。
色あせや擦れが改善して黒革に戻りました。

 

 

 


同様に。。。

 

 

 


シャネルのミニボストンは自立するようになりました。
持ち手は使い慣れたサイズで厚着していても腕を通して持てます。

 

 

 


元の底鋲を4角に固定して作成した底鋲を中央に取り付けしました。
しっかりと固定していますので抜け落ちる心配はありません。

 

 

 


持ち手やパイピング革と同じ革で作成していますので、
違和感ありません。

 

 

 


変型型崩れは使用時よりも保管時に起こりやすいです。

タオルなどを詰め込んで形状を整えて保管するようにするだけで、
型崩れを抑える効果があり良い状態を保ちやすくなります。

大切に長くご愛用ください。

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アルマの再生


ルイヴィトン アルマとエルメス エブリン財布です。

 

 

 


エブリン財布には各部に擦れが見られ汚れが染み込んで黒くなっています。

 

 

 


ファスナーが閉まらない状態でしたが調整加工で開閉可能になりました。
スライダーとエレメントが摩耗したことで、
ファスナーが閉まらなくなるのですが、
このファスナーは少し耐久性が低いように思います。

 

 

 


調整加工でのご提案もしましたが今回はファスナー交換を選択されました。
引き手革とHERMES刻印がある部分は再利用しながら、
最高品質のファスナーで交換します。

 

 

 


年代物のアルマは革が劣化して刻印入りカシメ金具やファスナーも変色。

 

 

 


最高品質時代のアルマですので外面のヌメ革パーツを作成交換します。

 

 

 


底角も擦り切れて穴が空いています。

 

 

 


底角だけでなく底面も裂けていますしパイピングもスレスレです。

 

 

 


ヌメ革は柔軟性がなくなり硬化しています。

 

 

 


バラバラに解体。

 

 

 


付け根革を縫い付けていた部分は負担が掛かりますので強化します。

 

 

 


金具も変色していますのでヌメ革パーツ交換とは関係ない作業ですが、
磨き込みます。

 

 

 


刻印入りカシメ金具の再生と金具の磨き加工の完了。

 

 

 


南京錠も追加で・・・

 

 

 


時間を掛けて磨けばゴールドに復活。

 

 

 


エブリン財布は内部材とファスナーを解体。

 

 

 


他の金具が綺麗になったのでスライダー金具は再メッキ加工しました。

 

 

 


エルメス刻印部と引き手革を再利用しながら組み立て直し、
ファスナー交換の完了です。

当社ではYKKのエクセラという最高品質のファスナーを使用しています。
高価ですがエクセラは品質や耐久性は世界一のファスナーです。

 

 

 


アルマのヌメ革パーツの作成交換も完了です。

 

 

 


付け根革や持ち手などは強化芯材を入れ込んで新品時より丈夫です。
引き手だけでなくファスナーもゴールドに復活。

 

 

 


活用不可能な状態だったアルマは最高品質のヌメ革でパーツ作成して、
金具類も磨き込んで再生させながらファスナーも交換しました。

エブリン財布もファスナー交換したことで安心して活用できます。
大切に長くご愛用ください。

 

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(お手紙紹介です)
返信が遅くなり申し訳ありません。
商品届いております。
若い頃に苦労して買ったバッグだったので捨てようにも捨てられず、
押し入れに入れっぱなしで型崩れも酷く、
挙げ句の果てには持ち手が千切れてしまい、
自分ではどうすることもできないまま数十年経った代物でした。
でも新品のような輝きを取り戻して帰ってきたバッグを見て、
やっぱりリペアをお願いして良かったなと心から思いました。
これからはいろんなところに連れて行こうと思います。
又予約が取れた際はエブリンも強化リペアをお願いしようと思います。
この度は本当にありがとうございました。

徳島県 Y 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
アルマは付け根革など各部に強化加工を施してありますので、
新品時より丈夫になっています。
エブリン財布は擦れなどを気にしなければ、
早急に強化加工が必要な部分はありません。
大切に長くご愛用ください。

ベアン レクトベルソ


エルメス ベアン レクトベルソ(bearn recto verso)です。
変型した折り曲げ部や色あせや汚れが見られます。

 

 

 


反対面にもH金具がありメッキが剥がれて素材が露出しています。

 

 

 


こちら側のベルトはH金具の下で縫い付けられて固定されています。

 

 

 


ベルトの片側が固定されているので抜け落ちる心配が無い構造です。

 

 

 


金具のメッキがはげるまで活用されていますので、
本体も色あせや汚れが見られます。

 

 

 


ベルトやカブセと比較すると内側のポケット部は色が綺麗です。

 

 

 


折り曲げ部は変型だけで無く擦り切れ欠損もあります。

 

 

 


小銭入れのカブセ折り曲げ部も同様に。。。

 

 

 


カブセ側の四角い金具の型が凹ホック側に付いています。

 

 

 


構造的に避けようが無い押し型ですが・・・

 

 

 


凸ホックの頭が変型して潰れていることも原因です。

 

 

 

 


小銭入れの中の汚れは避けようが無く、
ホック金具の裏側が裂けるのもコインとホックで挟まれて擦れるので、
避けようが無い損傷です。

この辺りも改善させながらリニューアルリペア加工を施します。

 

 


ベルトとH金具を取り外すと擦れや汚れ具合が鮮明です。

 

 

 


内側の札入れも擦れや汚れが目立ちます。

 

 

 


リニューアルリペア加工ですのでバラバラに解体。

 

 

 


ポケットのマチ部材も0.3ミリの薄い内張りを剥がして、
強化芯材を入れ込みます。

 

 

 


小銭入れのカブセも同様に。。。

 

 

 


小銭入れ部も同様に。。。

通常の解体は縫製糸を解くだけですが、
リニューアルリペアでは接着された革も剥がして解体します。
強化芯材を入れ込むための解体ですが、
とても難しい作業です。

 

 

 


黄色く見える部分は擦れて塗料が剥がれた部分です。
茶色く見える部分は表皮まで剥がれて革の下地が露出しています。
H金具を取り外した丸い穴が空いた部分が本来の革色です。

 

 

 


汚れを取除くと各部の傷み具合が鮮明になります。
各部を強化して見た目も整えながら組み立て直します。

 

 

 


ベロ革や折り曲げ部や各部ポケットなどを強化して、
リニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 


汚れていた札入れも綺麗にしておきました。

 

 

 


小銭入れ側も同様に。。。

 

 

 


小銭入れの中も綺麗になりホック部の擦切れ破れも強化しながら改善。

 

 

 


通常は交換不可能な凸ホックも変型していましたので交換しています。

 

 

 


強化加工を施したことで折り曲げ部の変型も改善してスッキリです。

擦れや汚れが目立つ革色ですので丁寧に活用するしか、
綺麗な状態を保つことは出来ません。

バッグの中でも他の物と擦れて傷みますので、
財布だけを単体でバッグの内ポケットに入れるなど工夫することで、
綺麗な状態を保ちやすくなります。

大切に長くご愛用ください。

 

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

ご担当者様

本日品物が届きました。
使い古して柔らか過ぎた財布が、リニューアルリペアで蘇りました。
強化芯材で型くずれなく、手に馴染むまで少し時間がかかりそうな程です。
ホックが少し気になるような感じはありますが、お願いして良かったです。
次回受付できたら、またお願いしたいと思いました。
ありがとうございました。

 

神奈川県 M 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
ホックは緩めの方が本体への負担が少ないので、
今回は凹側のホックは交換していません。
凸側ホック交換で加工前より開閉も強くなっていますが、
小銭入れやカブセの本体側を強化して丈夫になったことで、
ホックの開閉が緩く感じられますがロックはかかる状態です。
出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。

フールトゥ


長年使い込まれたエルメスのフールトゥです。

 

 

 


前後ポケット部が本革ですが擦れやひび割れや劣化が見られます。

 

 

 


表皮が剥がれ白っぽくなっていますので汚れや湿気を吸い込みやすい状態。

 

 

 


底角は革が擦り切れて穴が空いています。

革部全体の劣化が心配ですが今回は擦れや色あせは見送られて、
底角の擦り切れヤブレのみ補修するご依頼です。

 

 

 


こちらの底角も穴が空いていますが全体がスレスレで、
革の繊維が毛羽立っていることが目立ちます。

 

 

 


今回は底角3箇所に空いた穴を塞ぐ補修加工のみ施します。

 

 

 


擦り切れ穴部を部分作成して擦り切れ穴を塞ぎました。

 

 

 


こちらの底角も同様に。。。

擦れることが避けられない部分ですので次に傷みが出るのも底角ですが、
穴が空いたまま使い続けると本体まで傷んでしまいますので、
擦り切れ穴を塞いでおくのは、とても有効なメンテナンスです。

 

 

 


本革は早めのメンテナンスを施すことで良い状態を保ちやすく、
綺麗な状態のまま長く活用することが出来ます。

買い換えできないバッグですので大切にご愛用ください。

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ケリーとエブリン


使い込まれたエルメスのケリーバッグとエブリンです。

 

 

 


エブリンのショルダー紐はボロボロ状態になるまで活用されています。

 

 

 


各部に表皮が剥がれた擦れも見られます。

 

 


底角はテーピング革が擦り切れて破れています。

 

 

 


前後面とも大きく変型して底面が反り返っています。

 

 

 


表皮が剥がれた部分は革の柔軟性が低下して劣化が早まります。

 

 

 


金具もメッキが剥がれてプツプツと表面に腐食が見られます。
全体に傷みが見られるエブリンはリニューアルリペア加工を施します。

 

 

 


年代物のケリーバッグも各部に擦れが見られ表皮が剥がれています。

 

 

 


見た目の問題もありますが表皮が剥がれたままですと素材劣化が早まり、
耐久性に不安が出てきます。

 

 

 


表皮が剥がれた深い傷もあります。

 

 

 


ベルトやカブセの折り曲げ部は素材劣化で表皮のひび割れが出ています。

劣化した素材が元に戻ることはありませんので、
出来る限り早めに劣化の進行を止め、
これ以上の悪化を抑えたいところです。

 

 

 


コバ面は部材を貼り合せて縫製したあとコバ塗料を塗って仕上げています。
しかし、経年劣化で接着が剥がれて塗料も割れています。

 

 

 


部材が剥がれて塗料が剥がれると革の劣化が進行します。
コバ面は厚み部分で面積は小さいですがとても重要な部分です。

ここまでの損傷は今回は見送られますが、
コバ面だけでも早めのメンテナンスをお勧めします。

 

 


負担が掛かる付け根革に傷みが見られ、
カブセ付け根も縫製糸が擦切れてほつれています。

 

 

 


カブセ付け根を内側から見ると負担が掛かる部分であることが解ります。

 

 

 


反対側のカブセ付け根も同様に。。。

 

 

 


両側の付け根革とカブセの両側付け根は解体して強化します。

 

 

 


ヒネリ金具もグラグラですので抜け落ちて紛失する前に再生します。

 

 

 


リニューアルリペアを施すエブリンはバラバラに解体。

 

 

 


芯材も内張りもない一枚革構造のエブリンは各部に強化加工を施し、
内側全体に本革を貼り合せ丈夫で豪華な仕様にします。

 

 

 


金具と金具擦れ合う部分は金属が摩耗して段差が出来ています。
少しなだらかになるように加工してメッキします。

 

 

 


カブセを解体して付け根革を取り外しました。
ケリーの付け根革は鉄芯を取り外さなければ縫製できません。

 

 


カブセは付け根だけでなく折り曲げ部も強化しておきます。

 

 

 


反対側も同様に。。。

カブセの中に芯材が入れてありますが年代物ですので、
接着材が劣化して芯材は全体的に剥がれています。
コバ面が剥がれていることでも想像は付いていましたが・・・

 

 

 


ロック金具も本体を解体して再生加工します。
必ず緩みが出る部分ですので少し固めに調整します。

 

 

 


一枚革の単体状態にしても前後面の底は全体的に反り返り変型して、
マチ部材もクネクネ変型しています。

 

 


強化芯材を入れ込んで本革を貼り合せることで、
出来る限り変型を改善させながら丈夫にしてみます。

 

 

 


負担が掛かる附属パーツも弱った厚み部分を取除いて、
強化芯材と本革を貼り合せました。

厚みは元のままですが強度的には新品時より丈夫になっています。

 

 

 


プツプツと腐食が見られた金具は再メッキ加工を施し、
段付き摩耗も研磨して少し改善させておきました。

 

 


擦れや汚れも改善させながらテーピング革を作成交換して、
リニューアルリペア加工の完了です。

底面の反り返り変型も改善させています。

 

 


附属パーツも丈夫に擦れも改善。

 

 

 


各部の強化加工で丈夫になっただけで無く、
内部材に本革を使用して高級感が増しています。

 

 

 


エルメスですから出来る限り変型させないで良い状態を保って欲しいです。

 

 

 


後面やマチ部材も同様に。。。

 

 

 


ボロボロだったショルダー紐も交換しています。
付け根革の強化だけで無く付け根革の縫い付け部も丈夫に強化してます

 

 

 


ケリーバッグも付け根革とカブセ付け根の強化加工と、
ロック金具のヒネリ再生加工の完了です。

 

 

 


強化した付け根革は新品時より丈夫です。

 

 

 


反対側の付け根革も同様に。。。

 

 

 


カブセ付け根の強化加工も折り曲げ部全体まで延長して加工しています

 

 

 


グラグラだったヒネリは少し固く調整しています。

 

 

 


どちらも古い品だけに最高品質の素材で丁寧に作製された良いバッグです。
出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。

 

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(お手紙紹介です)
レザークリエーション ご担当者さま

お世話になっております。
綺麗に修理頂き、本当にありがとうございます。

エブリンは新品よりも頑丈で綺麗です。
中に一枚張って頂き、見た目も質感もすごく良かったです。
使い勝手がよくて気に入っているので、
これからもたくさん使っていくと思います。
色々なダメージが怖かったケリーも、
心配な部分が殆どなくなり躊躇なく持ち歩くことができそうで、
ほっとしました。
大切にしたかった元々の質感や見た目は変わっていないのに、
すごく頑丈になっていることに安心します。

今後はバッグは買い足さずに、
今あるエルメスを修理しながらずっと使うつもりです。
なので、またお世話になるかと思います。
素晴らしい仕上がりで、御社に頼んで良かったです。
本当にありがとうございました。
またどうぞ宜しくお願いします。

 

新潟県 T 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
現行品とは比べものにならない高品質なバッグですので、
出来る限りよい状態を保ちながら大切にご愛用ください。