モノグラム財布の修理

ルイヴィトンの長財布と小銭入れです。

擦れやすい折り曲げ部は糸が擦切れてホツレが発生しています。

反対側も同様に。。。
折り曲げ部に芯材が見えますように11年前に当社での加工歴があります。

2012年に製造された現行品質の財布ですので折り曲げ部には亀裂が発生。

外周コバ面の状態を見ると角部に部材剥がれがありますが、
全体的に丁寧に活用されている様子です。

2017年製造のコインケースはファスナー縫い付け部が裂けています。

長財布は折り曲げ部を強化しながら縫い直してコバ面を仕上げ直します。

コインケースはファスナー交換します。
ファスナーの縫い込みが少なく元々の縫製が良くなかったようです。

折り曲げ部を強化しながら組み立て直してコバ面を仕上げ直しました。

亀裂も目立たないように少し補修しておきました。

コインケースのファスナーは縫い代をしっかりと確保できるファスナーで
交換しています。

2012年製造の長財布は11年前の水濡れ時に加工を施したことで、
変型もなく良い状態を保ったまま活用されています。
今回のように定期的にメンテナンスを施すことで、
良い状態のまま活躍してくれます。

2017年製造のコインケースもファスナーの取り付けを改善させましたので、
問題なく活用いただけます。

大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)
レザークリエーション御中
ご担当者様

本日、修理品を受け取りました。綺麗に修理していただき、ありがとうございます。
購入した時には品質の高い一生ものと思っていましたが、
現行品は以前と比べて品質が落ちている事を知りました。
しかし、このように修理をお願いできるお店があり、感謝しております。

ありがとうございました。

熊本県 N 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
前回の水濡れ時に大掛かりな強化加工を施していますので、
安心して活用いただけていると思います。
引き続き大切に長くご愛用ください。

ダミエ財布の修理

2010年製造のダミエ長財布です。
既に現行品に近い品質の製造年代ですがシャキッとしています。

カブセの下に隠れている部分と外面を比較すると擦れや汚れで色が違い、
十分に使用されている様子ですが全体的にはしっかりしています。

製造から15年以上が経過したこの年代の財布ですと
ヨレヨレで持ち歩きにくい状態になっている品が多く、
すでに使えなくなった品も多いです。
しかし、この財布はまだまだ頑丈な状態です。

カードポケットの反り返りも無くしっかりしていますが、
消耗パーツのホックは破損していて交換が必要ですので、
イタリーホックで交換します。

財布では傷みが出やすい折り曲げ部は糸が擦切れて口が空いています。
一番傷みやすい部分ですので強化加工を施します。

底の折り曲げ部も擦れやすく糸が擦切れています。

部材も剥がれて口が空いています。
カブセの折り曲げ部の様に可動しませんので縫い直しのみで対応します。

反対側も同様に。。。

折り曲げ部に強化芯材を入れこむために大きく開くと・・・

折り曲げ部には芯材が入れてあります。???

不思議に思い本体も覗き込んでみると各部に強化加工が施されています。
調べてみると8年前に水濡れで変型して各部がボコボコしていた財布を
当社でリニューアルリペア加工した品でした。

この年代の財布が良い状態のまま頑丈であり続けている理由が判明しました。

凹側ホックを交換。

底の折り曲げ部の縫製も完了。

部材の剥がれも貼り直してコバ面も仕上げ直しました。

カブセの折り曲げ部は強化芯材を交換して復活。

反対側も同様に。。。

水濡れによる波打ち変型や硬化などで諦めるしかない状態の財布を
8年前にリニューアルリペア加工で復活させた品でしたが、
各部を強化しながら組み立て直したことで現行品質の財布でも
良い状態を保ったまま長く愛用いただけています。

今回は8年ぶりのメンテナンスでしたが軽症なうちにメンテナンスすることで、
今後も長く愛用いただけます。

大切に長くご愛用ください。

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アルマの修復修理

1997年に製造された最高品質時代のアルマですが、
製造から29年ですのでリニューアルリペア加工を施します。

前後面ともボコボコに変型していますが、
過剰品質といえるほど丈夫なモノグラム地が使用されていた頃のバッグです。

塗装加工がされていない素のままの革ですので、
汚れも含めて色焼けなどの変化を楽しむ素材ですが、
さすがに経年劣化で革の柔軟性が低下しています。

持ち手は手の脂分や汚れが染み込んでいます。
キーが無いので付けっぱなしの南京錠は重いだけでファスナーに
負担も掛かります。

金具からは青錆が出ています。

刻印入りカシメ金具も変色しています。

最高品質のファスナーですが変色していますので交換します。

内張りにはヤブレが見られます。

両面とも同様に。。。

バラバラに解体。
芯材も取り外して強化芯材に交換しながら変型を改善させます。

錆や変色が見られる金具。

刻印入りカシメ金具を再生しながら金具を磨きました。

ヌメ革パーツを作成交換してリニューアルリペア加工の完了です。

負担が掛かる付け根革は強化芯材を挟み込み裏面にもヌメ革を貼り合せています。
芯材だけでなく革が2倍必要ですし手間は4倍以上ですが、
負担が掛かる部分の強化加工は有効ですし安心です。

当社が使用するヌメ革は当時の革に負けないほど高品質です。
現行品のヌメ革よりも高価な革ですが使い続けたい素材です。

最高品質のファスナーも当時と同じ品を選択。
内張りのヤブレも改善させています。

ボコボコに変型していたモノグラム地も出来る限り補正していますが、
変型の改善よりも本体の強度が増していることが最大のメリットです。

ミンクオイルを薄く塗り込んでおくと綺麗に色や消しやすく、
汚れも染み込みにくくなり革の硬化を抑える効果があります。
大切に長くご愛用ください。

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(お手紙紹介です)
レザークリエーション様

本日、リペアをお願いしていたアルマを受け取りました。

大学生の時に、初めて父に買ってもらったブランドバッグが
このアルマだったのですが、
修理から戻ってきて開封したら、
その時の喜びや高揚感がそのままよみがえってくるような
綺麗な姿で戻ってきて感激しました。

まだそんなに値段が高くない時代でしたし、
長いこと使い倒したので元は取れていると思っていたのですが、
初めてのバッグで思い入れもあり捨てることはできずにいました。

とはいえ、取っ手は真っ黒な上ファスナーもボロボロ動きづらく、
モノグラムはゴワゴワになってしまっていて使うには恥ずかしいし、
飾るにしても不格好で長いこと迷っていたのですが、
レザークリエーション様のおかげでこんなにステキに生まれ変わりました!
モノグラム地はハリが出て元の形を取り戻し、
ヌメ革は真新しく丈夫で、縫い目も均等で美しく、
金具はピカピカでファスナーはするすると動いて…感動です。

サイトは以前から拝見していたのですが、
修理受付のタイミングを逃してなんだかんだ数年経ってしまってました。

その間、公式の修理を検討したり、他社様のサイトもいくつか見たのですが、
まず公式含めモノグラム地に手を入れて頂けるところがほとんどなく、
ヌメ革部分も上から色を塗るとか、
明らかに薄っぺらそうな取っ手に付け替えるようなものも多く、
やはりレザークリエーション様しかないと思っていた矢先に受付が再開され、
何年か越しで修理をお願いすることが叶いました。

直しても今さら使うだろうか?
思い出だけのために修理する意味はあるか?と迷う時期もあったのですが、
出来上がりをみて、改めてお願いしてよかったと心から思いました。
たくさん使います!

本当にありがとうございました。

東京都 N 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
今回はヌメ革パーツの作成交換だけでなく、
本体の変型補正もあり難易度の高い加工でしたが、
出来る限りの加工で丈夫に復活させました。
最高品質時代の良いバッグですので、
大切に長くご愛用ください。

ポパンクール・オの修理

数年前に当社で加工歴があるポパンクール・オです。

前回は両側マチのテーピング革を交換しました。

ポパンクール・オをお持ちの方ならカシメ金具の下あたりが、
切れていると思いますが、このバッグは切れていません。

すでにテーピング革はスレスレで底角は擦切れています。
本体をガードする役割のテーピング革は消耗パーツですので、
新品時より厚みを増した革で作成交換していますが、
使用頻度が高いのか傷みが激しいです。

今回は持ち手も切れていますので作成交換します。

ファスナーエンドの革も切れていてヌメ革パーツは劣化しています。

今回は持ち手とテーピング革のみ作成交換の御依頼です。

刻印入りカシメ金具は前回同様に再生して使用します。

マチ部材との縫い合わせで厚みが変わる部分は亀裂が発生しています。
構造的な問題でテーピング革も切れてしまう部分ですが、
前回と同様に補強加工を施してテーピングしますので切れません。

前回と同様に新品のヌメ革でテーピング革を作製交換しました。
活用していると色焼けして馴染んできます。

刻印入りカシメ金具を再生して切れやすい部分は強化補強して、
構造的な問題を改善させています。

両側の持ち手も強化芯材を挟み込んで丈夫に作成しています。
擦れや汚れなどは構造や素材の問題ではありませんので、
丁寧に活用するしか良い状態を保つ方法はありません。

ファスナー引き手の欠損や他のヌメ革パーツの劣化を考えると、
次回のメンテナンス時には全体的な加工がよいと考えます。

大切に長くご愛用ください。

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ヴィトン革パーツの交換

ルイヴィトンのサックスープル(画像前側)は1986年3月に製造。
フラネリー(画像後側)は1995年1月にフランスの工房で製造。

どちらも大きなバッグで撮影も困難ですが加工も苦労しそうです。

製造から31年が経過したフラネリーは丈夫なモノグラム地と良質な革で
丁寧に作成されていた最高品質時代のバッグです。

良好な状態を保っているモノグラム地ですがヌメ革は劣化が見られます。

前後面のモノグラム地は一枚物ですので後面はLVが逆さまになります。
モノグラム地を前後面で切り離していないなら底面の帯革は必要ないのですが、
底面の変型を抑えるためだけに縫い付けられている革パーツです。
過剰品質とも言えるほど丈夫に作成されています。

ファスナーも摩耗して破損していますので交換します。

大きな箱形バッグのサックスープルは製造から40年です。

キーポルの様なおむすび型のマチではなく四角いので容量も大きいです。

製造から40年ですからヌメ革には劣化が見られます。

キーポルなどと同じで新品時から折りたたまれているサックスープルの
折りジワは仕様ですので仕方ありません。

折りたたむと平たくなり収納しやすいですが・・・

折り曲げられる部分は傷みが出やすいです。

収納スペースが必要ですが詰め物をして形状を整えて保管する方が、
良い状態を保ちやすくなります。

フラネリーをバラバラに解体。

刻印入りカシメ金具には青錆が発生しています。

サックスープルも解体してヌメ革パーツを作成交換します。

こちらのカシメ金具も青錆が発生。
再利用できるように再生加工を施しながら錆や変色を改善させます。

巨大なバッグの組み立てには苦労しましたが多くの革パーツを作成して、
リニューアルリペアの完了です。

最高品質のヌメ革を使用してパーツ作成しています。

革を折り返しただけの構造だった持ち手付け根や付け根革は、
強化芯材をヌメ革で挟み込んで強化しています。

破損していたファスナーも交換していますので開閉がスムーズです。

サックスープルもヌメ革パーツを作成交換。
大きなバッグですので持ち手や付け根革などは新品時より頑丈です。

当時のヌメ革素材に負けない品質の革を使用しています。
ミンクオイルクリームなどを塗り込んでおくと汚れや湿気が、
革に染み込むことを抑えてくれますし劣化を抑えてくれます。

角管金具や刻印入りカシメ金具も磨いておきました。

ヴィトンのバッグで旅行と言えばキーポルが多いですが、
肩掛け出来るサックスープルやフラネリーは実用性も高くお洒落です。

しかし。。。
ここで大きな間違いが発生です。
画像で気が付く方は少ないと思いますが・・・

容量が大きなサックスープルの方が重くなるので、
肩掛けしやすい長い持ち手を取り付けてしましましたが、
持ち手がフラネリーとサックスープルで逆に仕上げてしまっています。
完成後も違和感を感じること無く納品してしまいました。

お手数をお掛けしますが返送いただいて持ち手を入れ替える加工を施します。

返送いただくお手間をお掛けしてご迷惑をお掛けしましたが、
持ち手を入れ替えて本来の仕様に戻しました。

大切に長くご愛用ください。

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ベルトコンベアに巻き込まれる

ルイヴィトン モノグラムチェリーのキーポルです。
こちらはモノグラム地のLV模様が正しい方向ですので前面です。

2005年製造ですので20年以上が経過したヌメ革は劣化して硬化しています。

こちら側のベロ革は亀裂も見られます。

帯革も同様に硬化して糸の擦切れホツレが見られます。

こちらも同様に。。。

こちらはモノグラム地のLV模様が逆さまですので後面ですが、
ベルトコンベアに巻き込まれた損傷が多数見られます。

両サイドのパイピング革にも無数のひび割れが見られますが、
今回はヌメ革部はホツレ部を縫い直すだけに留めて、
本体に空いた穴を塞ぐことの御依頼です。


ベルトコンベアに巻き込まれ本体に穴が多数空いています。

擦れ部の傷は残ったままで構わないとのことで、
穴が空いて欠損した部分を代用素材で塞ぎます。

ボストンバッグはファッションとして使用するよりも、
旅行などで多くの荷物を運ぶ道具としての活用が主ですので、
穴が塞がれば活用いただけそうですが・・・

こちらの穴も大きいです。
ベルトコンベアに巻き込まれて引き裂かれた穴はガサガサです。

この辺りは擦れが大きいですが、よく見ると穴も空いています。

小さな穴でもベルトコンベアで引き裂かれた穴はガサガサですので、
周囲を切り取って穴を整えて代用素材で塞ぎます。

こちらの底角は大きく欠損しています。
縫い合わせ部に近い穴は解体しなければ加工できません。

こちらの2箇所は穴は空いていない様ですが放置出来ない深い傷です。

マチの中央部も穴が空いています。
外面からはわかりにくいですが貫通しています。

内張りの無い構造ですので内側から見るとマチの穴空きがわかります。

強化芯材と革で内側から強化しながら穴を塞ぎます。

人が巻き込まれていれば大怪我では済まないので恐怖です。

小さく見えていた穴も内側から見るとわかります。

大きく欠損した底角は内側から見てもボロボロです。

縫い合わせ部に近い穴2箇所は解体して強化芯材も縫い込む事で、
強度アップさせながら穴を塞ぎます。

ホツレ部も縫い直します。

数カ所に見られた穴を代用素材で塞ぎ、ホツレ部を縫い直しました。
擦れ傷などは加工していませんが穴が塞がるだけで活用いただけそうです。

ボロボロに大きな穴が空いていた底角も目立たなくなりました。

こちらも一度解体して大きな穴を塞いでいます。

「取敢えず穴を塞ぐ」「傷は残っても厚化粧しない」「ヌメ革は変えない」
という御依頼でしたので加工する前は少し不安もありましたが、
穴が空いた部分が塞がると使い込んだ自然な傷に見えますし、
体側になる後面ですので問題なく活用いただけそうです。

大切にご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)
有限会社レザークリエーション様

鞄の方無事到着しました
私の希望通りに加工していただいて感激です
直営店の修理不可は当然として、
他店でも修理不可能な状態でしたのでとても嬉しかったです
ありがたく使わせていただきます
この度はありがとうございました

東京都 K 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
ヌメ革素材の劣化による硬化が少し心配ですが、
擦り切れや穴空きが改善したことで、
活用いただける状態に改善しました。
大切に長くご愛用ください。