エピ財布の内張り交換

ルイヴィトンのエピレザーの二つ折り財布です。

製造から29年が経過した最高品質時代の財布です。
年代物ですが良い状態を保ったまま活用されています。

丁寧に使用していても合成皮革の内張りは経年劣化で修理が必要。
バラバラに解体してベタツキ劣化しないように本革で作成交換します。

本革で内張りを作成交換して組み立て直しました。
内張りの作成交換は大掛かりな加工になりますが、
最高品質時代の内部材を変えることなく合成皮革部だけを交換するには
お勧めできる加工です。

少し贅沢ですが本革の内張りはベタツキ劣化の心配はありません。

綺麗な状態を保った最高品質時代のエピ財布は多くありませんので、
出来る限り良い状態を維持しながら大切に長くご愛用ください。

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(お手紙紹介です)
有限会社レザークリエーション 様

おはようございます。
指定日時に無事受け取りました。
内張りのダメージは外からはわからない部分ではありますが、
気分的に嫌で長くお蔵入り状態でした。
綺麗に張り替えられて戻ってくるとやはり安心ですね。
鍵も財布も持たずにスマホ一つで外出出来る昨今、
もう大型の財布は使わなくなりましたので、
これを機会に今後は一軍復帰してもらいます。
ちょっと後悔しているのは
折り曲げ部分の強化加工を追加でお願いしなかった事です。
状態を見ながらまた次の機会にということにします。
いつもの〇〇〇〇〇もありがとうございます。
このたびはお世話になりました。これからもよろしくお願いします。

埼玉県 O 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
折り曲げ部の強化加工は財布には効果的な加工ですが、
良い状態を保つためには丁寧に活用するのが最も効果的です。
良い状態を保たれていますので引き続き大切にご愛用ください。

モノグラムミニ ジャンヌ変型

ルイヴィトン モノグラムミニのジャンヌです。
製造から25年近く経過したバッグですが綺麗に活用されています。

しかし、さすがに経年劣化で芯材がボロボロのようで、
大きく変型してバッグの中からはザクザク音が聞こえます。

ヌメ革パーツも柔軟性が低下してひび割れが見られます。

反対側は綺麗に見えますが・・・

裏側には亀裂が発生しています。
負担が掛かる付け根革とショルダー先端部の4箇所は強化加工を施して、
これ以上、悪化させないようにします。

ショルダーベルトと内張りを解体。

粉々になった芯材を取除いて強化しながら補正します。

付け根革は刻印入りカシメ金具を取除いて強化します。

一枚革を折り返しただけの構造ですので不安です。

ショルダー先端の裏側は厚み調整で薄く加工しています。
革の強い表皮部分を取除いていますので強度的には一枚革と同じです。

本当は革の裏から薄く加工するのが最善ですが、
大量生産ですので工程が楽な表皮を取除く加工で厚みを調整しています。

強化する部分は裏側から厚みを調整して強化芯材を入れこみます。

劣化した芯材を取除いて芯材交換しました。

凹んで変型していた前後面もふっくらと元通りです。

負担が掛かる付け根革とショルダー先端部の強化で安心です。
当然ながら刻印入りカシメ金具も元通りに再生しています。

25年近く経過したバッグも綺麗に活用していればお洒落です。
出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。

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(お手紙紹介です)
レザークリエーション様
昨日午前中にバッグを受け取りました。
ブログでの作業行程も見ました。
綺麗に生まれ変わり、また大切に使用していきます。
ありがとうございました。

北海道 K 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
負担が掛かる付け根革やショルダー先端部は新品時より丈夫になり、
ボロボロに砕けてしまう事のない芯材に交換していますので安心です。
出来る限り良い状態を保ちながら大切にご愛用ください。

マルリーバンドリエール修理

ルイヴィトンのマルリーバンドリエールとダミエ長財布です。

ショルダーベルトのモノグラム地が切れていて活用できません。
ヌメ革の付け根革も負担が掛かる部分で芯材が飛び出しています。

反対側も付け根革から芯材が飛び出しています。
ショルダーベルトは画像には写りませんが亀裂が見られます。

今回は両側の付け根革とショルダー先端部を解体して強化します。

ダミエ財布は折り曲げ部がほつれて口が空いています。

反対側も同様に。。。
口が空いたままで活用していたようでダミエ地が縮んでしまい、
内部材が飛び出したようになり縫い合わせるのも困難です。

底角の折り曲げ部も糸が擦切れて部材が剥がれて口が空いています。

反対側も同様に。。。
カブセ折り曲げ部のように可動しませんので縫い直してコバ仕上げします。

ショルダーベルトと付け根革を解体。

付け根革の縫い付け部はモノグラム地に亀裂が発生しています。
内側から強化加工を施して強化した付け根革を取り付けます。

ショルダー先端と付け根革を強化して組み立て完了です。

切れていたショルダーも元通りです。
何よりモノグラム地も内側から強化したことで負担が掛かる部分は、
新品時より丈夫です。

大きく口が空きほつれていたカブセ折り曲げ部を強化しながら縫製して、
底角のホツレ縫い直しと外周のコバ面を仕上げ直しました。

口が空いたまま活用すると縮み変型だけでなく亀裂や欠損が発生します。
糸が擦切れたりコバ面が剥がれたらメンテナンスしておくのが、
良い状態を保ち続ける否決です。

反対側の折り曲げ部も同様に。。。

両側の底角も縫い直してコバ仕上げしています。

どちらも丁寧に活用すれば長く愛用できる状態です。
財布は折り曲げ部を良い状態に保てれば長持ちしますし、
マルリーバンドリエールはモノグラム地のショルダーベルトを
出来る限り捻らないように活用するのが良い状態を保つには効果的です。

大切に長くご愛用ください。

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(お手紙紹介です)

お世話になります。
先ほど無事届いて受け取りました!ありがとうございます!
楽しみにしていた修理日記も拝見致しました。
バッグのモノグラム生地が切れていたとは気づきませんでした。
綺麗に修復されていて嬉しいです。
大切に使っていきます。

そして、いつも〇〇〇〇〇〇をありがとうございます。
鍵につけて楽しんでいます。
寒い毎日ですが、どうぞご自愛ください。
今回もありがとうございました。

大阪府 I 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
丁寧に取扱いながら大切に長くご愛用ください。

プチノエとキーポル


ルイヴィトンのキーポルとプチノエです。


製造から32年が経過したプチノエでアメリカで製造されていた頃の
最高品質時代のバッグです。


高品質なヌメ革が使用されていますが年代物ですので劣化しています。
バラバラに解体してリニューアルリペア加工を施します。


変色した金具の周囲には青錆も見られます。


こちらの金具も変色や青錆が見られます。
ヌメ革パーツの作成交換のためには刻印入りカシメ金具やアイレット金具を
取り外す必要がありますが基本的に脱着不可能な金具です。

しかし、刻印入り金具が代用品に変わってしまうのはいやです。


反対側も同様に。。。


プチノエより古いキーポルは製造から35年が経過したバッグです。


最高品質の革と丈夫なモノグラム地で丁寧に作製されていますが、
年代物ですので塗装されていないヌメ革が硬化して金具は変色しています。


革の柔軟性は低下してバキバキ状態。


擦れやすい底角はパイピング革が裂けています。


こちらの底角はモノグラム地が裂けています。


モノグラム地には汚れや擦れも見られますが、
良い素材が使用されたモノグラム地は柔軟性が保たれ丈夫な状態です。


プチノエをバラバラに解体。


黒く変色した金具は磨き込み、刻印入り金具は再生します。


キーポルもバラバラ。


こちらの金具も再生します。


音波洗浄しましたが35年の変色ですので錆は取れません。


とても時間が掛かりますが磨き込むと綺麗になり差が歴然。


ヌメ革パーツを解体するために取り外したカシメとアイレットの
取り付け部も青錆を取除く清掃が必要です。


沢山あるので長時間かかりますが他のアイレットも磨きます。


プチノエのリニューアルリペア加工の完了です。
当時のヌメ革に負けない最高品質の革でパーツ作成しています。


良い革を使用するだけでなく各部に強化加工を施しながら作成しています。


刻印入りカシメ金具だけでなくアイレットの再生も無事に成功です。

難易度が高い加工になりますので金具の状態によっては再生不可能です。


革から木のように変質していたヌメ革パーツが柔軟になり、
長く愛用いただけます。


キーポルのリニューアルリペア加工も完了。


負担が掛かる付け根革は強化芯材をヌメ革で挟み込んで組み立てています。
革を折り返しただけの元の状態と比較すると数倍は丈夫です。


底角のモノグラム地の擦切れヤブレも改善させています。


モノグラム地に付いた白い汚れも出来る限り取除いておきました。

どちらも30年以上が経過した年代物ですが変色した金具まで綺麗になり、
引き続き長く愛用いただくことが出来ます。

新品のヌメ革にミンクオイルクリームなどを薄く塗り込むことで、
良い状態を保ちやすくなり取扱いもしやすくなります。

大切に長くご愛用ください。

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LVボストンバッグ修理


丁寧に使用されてきた印象のキーポルバンドリエールです。

 

 

 


マチに帯革があり附属ショルダーを取り付ける事が出来るのが、
キーポルバンドリエールの特長です。

最高品質時代のバッグですが製造から27年以上経過していますので、
刻印入りカシメ金具やD型金具も変色して革は劣化しています。

 

 


附属のショルダーベルトも革が劣化しています。

 

 

 


ショルダーベルトにD型金具が付いているということは・・・

 

 

 


こちらのマチは付け根革が切れています。

丈夫な最高品質時代のキーポルでも付け根革は革を折り返しただけの構造。
大きなバッグで負担が掛かる部分ですので丈夫にしたい部分です。

 

 


経年劣化で革の柔軟性が低下したヌメ革パーツを作成交換します。

 

 

 


附属パーツは購入出来ますので加工しない予定ですが・・・

 

 

 


切れたベルトを瞬間接着剤で貼り付けている状態。
切れて紛失する事を考えるとバッグに取り付けるのは不安です。

 

 

 


バラバラに解体。

丁寧に使用されていたこともありますが最高品質時代のモノグラム地は、
過剰品質と言えるほど丈夫で、さすがルイヴィトンといえる素材です。

 

 


切り取った刻印入りか締め金具は再生します。

 

 

 


南京錠と比べると音波洗浄だけでも綺麗になりましたが、
もう少し磨いて組み立てます。

 

 

 


外面のヌメ革パーツを作成交換しながら組み立て直し、
リニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 


負担が掛かる付け根革などは内側にもヌメ革を貼り合せ、
強化芯材も挟み込んでいます。

 

 

 


ショルダーベルトの先端も革を折り返すだけでなく、
全体に強化芯材を挟み込みながら組み立てています。

 

 

 


マチの帯革も同様に。。。

 

 

 


予定外ですがネームタグのベルトを作成。
南京錠も磨いておきました。

 

 

 


買換えることが出来ない高品質時代のキーポルをより丈夫に復活させています。

 

 

 


ヌメ革は塗装加工などが施されていない素のままの革ですので、
日増しに色や消して変色します。

新品時からミンクオイルクリームなどを薄く塗り込んでおけば、
革の柔軟性を保つ効果があり取り扱いしやすいです。

大切に長くご愛用ください。

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モンソーの金具修理


ルイヴィトンのモンソーです。

 

 

 


持ち手を本体に固定する金具はショルダーベルト取り付ける事ができます。

ショルダーベルト先端のナスカン金具と持ち手付け根のD型金具は、
金属と金属が擦れ合いますので負担が掛かります。

 

 


金属と金属が擦れ合うことでD型金具は摩耗して大きく磨り減っています。

 

 

 


ショルダーベルトを使用していれば避けようが無い損傷ですが、
製造から30年以上が経過したバッグですので長持ちしていると言えます。

 

 

 


時間の問題で折れてしまいますので出来る限り丈夫に再生します。

 

 

 


金属が磨り減るほどですので部材のハガレなど各部に損傷が見られます。

 

 

 


コバ面の塗料ハガレだけでなく全体に芯材など部材ハガレが見られます。

 

 

 


モノグラム地が縮むことで部材ハガレが発生し反り返りもでます。

 

 

 


カブセ裏など各部に擦れも見られます。
表皮が剥がれると汚れや湿気を吸い込みやすくなり素材劣化が早まり心配。

 

 

 


内ポケットの中の合成皮革は劣化しています。

 

 

 


カブセを解体して金具を解体。

各部に損傷が見られる状態ですが今回は磨り減った金具再生と
本体外周のコバ面の仕上げ直しを承りました。

 

 

 


2度と買換えることが出来ない最高品質時代のバッグですが、
持ち手が大きく変型していて少し心配です。

 

 

 


金具と金具が擦れ合い摩耗することは避けようがありませんので、
磨り減った部分を少し肉厚に再生しました。

 

 

 


時間の問題で折れてしまいそうだった金具ですが、
摩耗する部分を肉厚に加工したことで安心して引き続き活用いただけます。

 

 

 


部材ハガレが見られた外周コバ面も出来る限り補修して仕上げ直しています。

 

 

 


予定外ですが持ち手のコバ面も少し改善させておきました。

 

 

 


持ち手変型や弱った折り曲げ部や劣化した合成皮革や革の擦れなど、
各部に心配な部分が残りますが最高品質時代の良いバッグですので、
出来る限り良い状態を保ちながら大切にご愛用ください。

 

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