エルメスの革切れ

hermes-hapi3-1
エルメスの革ブレスレット(アピ3)です。

 

 

 

 

 

hermes-hapi3-2
使用されている尾錠穴の部分で切れています。

 

 

 

 

 

hermes-hapi3-3
一枚革ですので汚れや汗が染み込みやすく革の柔軟性も低下しています。

切れた先部は諦めて先端を元のデザインのように丸く加工したあと、
新たに尾錠穴を空け直す方法が簡単ですが寸法が短くなってしまいます。

 

 

 

 

hermes-hapi3-4
革パーツを作成交換することで寸法は確保できますが、
パーツ交換してしまうとHERMESのロゴマークが無くなってしまいます。

 

 

 

 

hermes-hapi3-5
今回は切れた部分を元通りに継ぎ足して寸法を確保します。

劣化した革の強度を上げるために裏側全体に革を張り合わせて、
周囲にステッチを追加する方法でご依頼いただきました。

画像のように汚れなどが染み込んで劣化した部分を薄く取り除き、
元の厚みに合わせて革を張り合わせます。

 

 

 

 

hermes-hapi3-6
漉き取った革は汚れが染み込んでいますし革の繊維も荒いことがわかります。

 

 

 

 

 

hermes-hapi3-7
切れた先端を継ぎ足してステッチの追加加工の完了です。
バックルの下に隠れる部分ですが切れた部分も目立たなく仕上げています。

 

 

 

 

 

hermes-hapi3-8
裏面には革を張り合わせてバックル付け根や尾錠穴部分など、
負担が掛かる部分には強化芯材も入れ込んであります。

 

 

 

 

 

hermes-hapi3-9
長さも大きな変化はなくHERMESの刻印も元のままです。

一枚革の状態ですと汗や汚れが染み込みやすく革が劣化しやすいですが、
強度と耐久性もアップしていますので大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

レザークリエーション 様

発送のおしらせ、ありがとうございます。
とても丁寧に作業してくださった様子を、御社ブログでさっそく拝見しました。
修理完了品を実際に手に取るのがとても楽しみです!
(年末の帰省時に大阪で家族から受け取って、米国へ持ち帰る予定です。)
見積もり時の問い合わせから発送まで、いろいろどうもありがとうございました。

ワシントンD.C T 様
いずれの品も耐久性がアップして丁寧に活用すれば長く活躍してくれます。
大切に長くご愛用ください。

付け根革の修理

lv-sd-bag-1
ルイヴィトンのマルリーバンドリエールとソローニュです。

 

 

 

 

lv-sd-bag-2
付け根革が切れています。

 

 

 

 

 

lv-sd-bag-3
こちら側は切れていませんが両側とも作成交換します。

 

 

 

 

 

lv-sd-bag-4
内張りを解体して付け根革を取り外してみると・・・・

 

 

 

 

lv-sd-bag-5
付け根革の縫い付け部はモノグラム地がひび割れています。

 

 

 

 

 

lv-sd-bag-6
こちら側も同様に。。。。

付け根革だけを気にされる方が多いですが、
本体の縫い付け部も負担が掛かる部分で傷みが出やすい個所です。
モノグラム地の裏側から強化加工を施して縫製します。

 

 

 

 

 

lv-sd-bag-7
ソローニュも同様に付け根革が切れています。

最低限の加工の依頼ですが負担が掛かる部分ですので、
部分的に両側の付け根革とも作成します。
 

 

 

lv-sd-bag-8
解体したい部分のテーピング革は擦り切れてボロボロですので、
解体しても元通りには組み立てられない状態です。

この辺りは部分交換する必要があります。

 

 

 

 

lv-sd-bag-9
付け根革の修理のみのご依頼ですがテーピング革が無くなるほどボロボロです。

 

 

 

 

lv-sd-bag-10
カブセのベルトは縫製糸だけで繋がっている状態。

良い時代に作成された高品質なバッグだけに残念すぎますが、
ご依頼がない部分の加工はできませんので放置します。

 

 

 

 

lv-sd-bag-11
マチ天部やカブセのテーピングもボロボロ。

モノグラム地にも亀裂が発生していますので、
安心して使用するためには全体的な加工が必要なんですが・・・・

 

 

 

 

 

lv-sd-bag-12
付け根革が修復されても持ち歩きにくいほどボロボロです。

 

 

 

 

 

lv-sd-bag-13
ボロボロのテーピング革を慎重に分解します。

 

 

 

 

lv-sd-bag-14
こちら側も同様に。。。。
大きく解体しなければ加工できない構造のバッグです。

 

 

 

 

lv-sd-bag-15
新品時より丈夫になるように付け根革を部分作成しました。

 

 

 

 

 

lv-sd-bag-16
刻印入りカシメ金具も元通り再生しています。

 

 

 

 

lv-sd-bag-17
マルリーバンドリエールも付け根革の作成交換の完了です。
縫い付け部のモノグラム地も強化してから縫製しています。

 

 

 

 

lv-sd-bag-18
当社で加工した部分は新品時より丈夫に仕上げていますが、
全体的に損傷が見られますので丁寧な取り扱いが必要です。

テーピング革は本体をガードしてモノグラム地を良好に保つ役割がありますが、
このままで使用するとモノグラム地に損傷が重傷化します。

修復が可能なうちにメンテナンスされることをお勧めします。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

ピコタンの補修

picotin-1
エルメスのピコタン(picotin)です。

 

 

 

 

 

picotin-2
底角は表皮が剥がれて革の繊維が毛羽立って重症です。

直営店などでは手遅れと判断されてしまう状態で、
良い状態を保ち続けるには、もっと早い段階でメンテナンスするのが最善です。

 

 

 

 

 

picotin-3
底角は4か所とも重症です。

 

 

 

 

 

picotin-4
パイピング革も同様に。。。。

 

 

 

 

 

picotin-5
底面にも擦れが見られます。

 

 

 

 

 

picotin-6
天部の口周りも擦れやすい部分です。

 

 

 

 

 

picotin-7
持ち手は芯材が露出して革が擦り切れて無くなっている部分が多数あります。

変形や歪みもあり強化しておくのが最善ですが、
今回は見た目を整える補色のみでご依頼いただきました。

 

 

 

 

 

picotin-8
こちらの持ち手も擦れだけでなく亀裂が多数見られます。

負担が掛かる部分ですので強化しておくのが安心ですが・・・・

 

 

 

 

 

 

picotin-9
内側には大量のゴミやホコリが山積していますので清掃しておきます。

 

 

 

 

 

 

picotin-10
インク汚れも見られます。

 

 

 

 

 

picotin-11
手垢汚れを取り除いたところです。
擦れ部の表皮を整える補修加工を施したあと補色します。

 

 

 

 

 

picotin-12
内底のインク汚れもなくなり清掃も完了です。

 

 

 

 

 

picotin-13
手遅れ状態だった底角も悪戦苦闘しましたが補色できました。

 

 

 

 

 

picotin-14
こちらの底角も同様に。。。

 

 

 

 

 

picotin-15
天部の口周りも同様に。。。。

 

 

 

 

 

picotin-16
強度や耐久性は不安ですが持ち手も見た目は改善しています。

 

 

 

 

 

picotin-17
コバ面も仕上げ直してスッキリです。

 

 

 

 

 

picotin-18
残念すぎる底角などの擦れが改善するとピコタンの可愛さが増しました。

クリーニングと補修補色加工で見た目は改善していますが、
強度や耐久性は長年使用してきたままの状態です。

長年の間、頑張ってくれたバッグですので、
今後は酷使するのは避けながら大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

フェラガモの長財布

ferragamo-1
フェラガモ長財布です。

 

 

 

 

 

ferragamo-2
折り曲げ部は革が擦り切れて穴が空いています。

 

 

 

 

 

ferragamo-3
反対側も同様に。。。。

 

 

 

 

 

ferragamo-4
内側はオレンジ色で汚れや擦れが見られます。

 

 

 

 

 

ferragamo-5
カードで擦れてしまうのは避けられません。

 

 

 

 

 

ferragamo-6
対面のガードで擦れてしまう部分も同様に。。。。

 

 

 

 

 

ferragamo-7
この辺りは表皮が剥がれて革の繊維が毛羽立った状態です。

 

 

 

 

 

ferragamo-8
折り曲げ部は解体して強化芯材を入れ込みながら擦り切れ穴を塞ぎます。

 

 

 

 

 

ferragamo-9
反対側も同様に。。。。

 

 

 

 

 

ferragamo-10
擦れ部に染み込んだ汚れを取り除いたところです。
表皮が剥がれた部分は補修加工で整えなければ補色できません。

 

 

 

 

 

ferragamo-11
カードポケットも同様に。。。。

 

 

 

 

 

ferragamo-12
外周もスレスレです。

 

 

 

 

 

ferragamo-13
折り曲げ部の復元強化加工の完了です。

 

 

 

 

 

ferragamo-14
内部材の擦れや汚れも改善しました。

 

 

 

 

 

ferragamo-15
擦れ部は補修加工で毛羽立ちなどを整えてから補色しています。

 

 

 

 

 

ferragamo-16
折り曲げ部など革が擦り切れて穴が空いてしまうと基本的には修理不可能となり、
手遅れ状態と判断されてしまう事が多くなります。

財布は折り曲げ部など外周から傷みが出ますので、
その辺りをチェックしながら重症化する前にメンテナンスするのが最善です。

大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

有限会社レザークリエーション

ご担当者様
お世話になります。
昨日無事財布が届きました。

丁寧に修理していただきありがとうございました。
大満足で嬉しくて今日から早速使用してます!
大事に大事に使用させて頂きます。

また依頼させて頂くと思いますので宜しくお願い致します。
本当にありがとうございました。

東京都 T 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
擦れやすい外周や硬いカードが擦れる部分の損傷は避けられませんが、
お洒落でカッコいい財布ですので、
出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。

ボッテガ財布

bottega-wallte-1
ボッテガベネタの財布です。

 

 

 

 

 

bottega-wallte-2
柔らかく擦れに弱い革ですので外周だけでなくメッシュにもすれが見られます。

 

 

 

 

 

bottega-wallte-3
表皮が剥がれると汚れを浸透しやすくなります。

 

 

 

 

 

bottega-wallte-4
同様に。。。。

 

 

 

 

 

bottega-wallte-5
表皮が剥がれた部分は革の繊維が毛羽立っています。

 

 

 

 

 

bottega-wallte-6
表皮剥がれた部分を整えながら補色加工を施します。

 

 

 

 

 

bottega-wallte-7
こちらの財布も擦れが見ららえます。

 

 

 

 

 

bottega-wallte-8
こちらの財布は擦れや汚れの改善よりもホツレやヤブレ部の補修など、
構造的な部分の改善を承りました。

 

 

 

 

 

bottega-wallte-9
小銭入れの中に革のヤブレが見られます。
内側で人目に触れない部分ですので補修加工で対応します。

 

 

 

 

 

bottega-wallte-10
大きな損傷がない折り曲げ部ですが必ず傷んでしまう部分ですので、
解体して強化芯材を挟み込んで組み立て直します。

 

 

 

 

 

bottega-wallte-11
折り曲げ部を解体して強化芯材を入れ込んだところです。

 

 

 

 

 

bottega-wallte-12
折り曲げ部の強化加工は財布を長く使用するためには、とても有効な加工です。

ボロボロになってから折り曲げ部を加工される方が多いですが、
取り返しがつかない状態から出来る限り改善させる加工になり、
今回のように良い状態を保ち続ける加工とは意味合いが違います。

大切に長く使用したい財布は新品時からでも折り曲げ部を強化するのがお勧めです。

 

 

 

 

 

bottega-wallte-13
見た目を整える補色加工などは施さなかった財布ですが、
擦れに弱く色褪せしやすい革ですので少しコーティング加工も施しておきました。

 

 

 

 

bottega-wallte-14
擦れた部分が毛羽立って汚れが染み込んだ状態でしたが、
汚れを取り除いて毛羽立ちを整え、補色加工を施しました。

 

 

 

 

bottega-wallte-15
外周ファスナーの引手革も同様に。。。。

 

 

 

 

 

bottega-wallte-16
財布はバッグの中でも擦れてしまいボッテガのようなデリケートな革には過酷です。

良い状態を保ち続けるには工夫が必要なボッテガ財布ですが、
構造的には丁寧に作成された良い財布です。

出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。

 

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

ガーデンパーティ補修

garden-party-1
エルメス ガーデンパーティPM です。

 

 

 

 

 

garden-party-2
底角は表皮が剥がれて革の繊維が露出しています。

 

 

 

 

 

garden-party-3
4角とも同様に。。。。

 

 

 

 

 

garden-party-4
持ち手も表皮が剥がれて手の脂分や汚れが染み込んでいます。

 

 

 

 

 

garden-party-5
天部テーピング革も擦れやすい部分です。

 

 

 

 

 

garden-party-6
マチには白くなるほどホコリのような汚れが見られます。

通常のホコリならブラシなどで簡単に取り除けますが、
ベタ付きのあるホコリで簡単には取り除くことができません。

 

 

 

 

 

garden-party-8
内側にもホコリやゴミが沢山ありますが、こちらはブラシで掃除できそうです。

 

 

 

 

 

garden-party-9
革パーツの補修補色加工の完了です。

 

 

 

 

 

garden-party-10
色褪せや擦れで白っぽくなっていた持ち手も黒革に復活。

 

 

 

 

 

garden-party-11
擦れた底角は補修加工で整えたあと補色しています。

 

 

 

 

 

garden-party-12
マチのべた付いた汚れも少し改善させておきました。

 

 

 

 

 

garden-party-13
便利なだけでなく丁寧に使用すれば長く愛用できる丈夫なバッグです。
時々、清掃しながら大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索