ミュゼットの修理

musette m51256 (1)
ルイヴィトンのミュゼットです。

 

 

 

 

 

musette m51256 (2)
ショルダーの付け根革が切れています。

 

 

 

 

 

musette m51256 (3)
カブセの付け根はモノグラム地に多数の亀裂が発生しています。

このまま放置すれば大きく裂ける可能性が高く、
使用不可能になる事が考えられます。
 

 

musette m51256 (4)
カブセの天部にも亀裂が・・・・

モノグラム地が硬化して亀裂が発生すると新品時に戻ることはありません。
ここまで悪化する前に強化しておくのが最善でしたが、
バッグを使い続けるためには悪化させないような加工が必要です。

解体して裏側から強化芯材を入れて、これ以上悪化しないように補強します。

 

 

 

 

 

musette m51256 (5)
こちらの付け根革は切れていませんが限界を迎えていますので要交換。

 

 

 

 

 

musette m51256 (7)
こちら側もモノグラム地に亀裂があり欠損も見られます。

モノグラム地が欠損してしまうと縫製ができませんので、
直営店では断られてしまう手遅れ状態です。
良い状態を保つには軽傷なうちにメンテナンスを施すのが最善です。

 

 

 

 

 

 

musette m51256 (9)
付け根革を新品作成してモノグラム地は裏側から強化加工を施しました。

 

 

 

 

 

 

musette m51256 (8)
こちら側も同様に。。。。

 

 

 

 

 

musette m51256 (10)
付け根革は新品時より丈夫になり活用いただける状態に復活しています。

付け根革と同じようにショルダーベルトの付け根も負担が掛かる部分です。
その辺りをチェックしながら大切にご愛用ください。

 

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

cartier-cabochon財布の修理

cartier cabochon (1)
カルティエ カボション 二つ折り財布です。

折り曲げ部に擦り切れ欠損が見られますが、
ご自身で塗料を塗って加工されています。

 

 

 

 

cartier cabochon (2)
内側の様子です。
右側に大きな小銭入れがあり開いてみると・・・・

 

 

 

 

 

cartier cabochon (3)
大容量の小銭入れが便利な二つ折り財布です。

 

 

 

 

cartier cabochon (4)
樹脂系の塗料をコバ面や表面に、こってりと塗っています。

折り曲げ部ですので擦り切れ欠損があると思われますが、
塗料で革質が変化して修復が困難な状態です。

 

 

 

 

 

cartier cabochon (5)
反対側の折り曲げ部も同様に。。。。

 

 

 

 

 

cartier cabochon (6)
内部材の折り曲げ部も同様に。。。。

この部分を裏側から見てみると・・・・

 

 

 

 

 

cartier cabochon (7)
内張りに布を張り合わせて周囲には黒い塗料を塗りつけています。
おそらく、内部材の折り曲げ部を強化したいのだと推測しますが、
合成皮革の内張りと表面の革は別のパーツですので、
折り曲げ部の強化加工にはなっていません。

この部分を強化するためには解体して強化芯材を、
内張りと革の間に挟み込む必要があります。

 

 

 

 

cartier cabochon (8)
当て布を剥がしてみました。

修復は不可能な状態に悪化させていますので解体して本革仕様に変更します。

 

 

 

 

 

cartier cabochon (9)
ダメージを与えられた合成皮革の内張りを取り外しました。

 

 

 

 

cartier cabochon (10)
札入れの外面側の内張りは本革が使用されています。
外面の革と内張りの革の間に強化芯材を入れ込んで強化します。

 

 

 

 

cartier cabochon (11)
先ほど内張りと同様に、こってりと塗られた塗料を出来る限り取り除きました。

 

 

 

 

cartier cabochon (12)
こちらは小銭入れの底角になる部分ですが強化加工が必要な状態です。

 

 

 

 

 

cartier cabochon (13)
反対側も同様に。。。。

 

 

 

 

cartier cabochon (14)
折り曲げ部4か所を強化しながら外周のコバ面を仕上げ直しました。

 

 

 

 

 

cartier cabochon (15)
同様に。。。。

 

 

 

 

 

 

cartier cabochon (16)
コバ面から、はみ出した塗料も出来る限り取り除いています。

 

 

 

 

cartier cabochon (17)
この辺りも同様に。。。。

 

 

 

 

 

cartier cabochon (18)
内部材の折り曲げ部も強化されています。

 

 

 

 

cartier cabochon (19)
当て布加工した合成皮革の内張りは本革で張替交換しました。

 

 

 

 

 

cartier cabochon (20)
小銭入れの底角も強化していますので安心して使用いただける状態に復活です。

ご自身の加工で革質が変化した折り曲げ部の修復には限界があり、
悔やまれる部分ですが、出来る限り改善させましたので、
大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)
レザークリエーション様

カルティエ・カボション2つ折り財布が手元に届きました!
見事に復活していて使うのがもったいないぐらいです(^^♪
満足しています、頼んで良かったです。

ありがとうございます

 

静岡県 S 様

ご自身での加工がなければ、もっと良い状態に復活したと思います。
損傷を与える素人加工はせずに、出来る限り軽傷なうちに、
正しいメンテナンスを繰り返すのが理想です。

大切にご愛用ください。

 

エルメス財布のホツレとコバ仕上げ

veau epsom beant (1)
エルメスのベアン長財布です。

 

 

 

 

 

veau epsom beant (2)
ベロ革や外周に糸の擦り切れホツレが多数見られます。

 

 

 

 

 

veau epsom beant (3)
傷みやすい折り曲げ部やベロ革以外まで擦り切れホツレが見られますので、
各部にホツレが発生したままで活用されていたようです。

 

 

 

 

 

veau epsom beant (4)
この辺りも同様に。。。。。

 

 

 

 

 

 

veau epsom beant (5)
傷みやすい折り曲げ部はホツレだけでなく口が空いています。
黒く見える部分は表皮が剥がれた部分に汚れが染み込んだ状態ですね。

 

 

 

 

 

veau epsom beant (6)
今回は外周の縫い直しとコバ面の仕上げ直しのみを承りました。

 

 

 

 

 

veau epsom beant (7)
内側にも擦り切れホツレが見られます。

 

 

 

 

veau epsom beant (8)
角部の剥がれなどは補修して整えた後、コバ面を仕上げ直します。

 

 

 

 

 

veau epsom beant (9)
ベロ革や付け根ループも表皮が擦れた部分に黒い汚れが染み込んでいます。

傷みやすいベロ革や折り曲げ部は強化加工を施すのが最善ですが、
今回はホツレの縫い直しで対応します。

 

 

 

 

veau epsom beant (10)
外周とベロ革を縫い直してコバ面を仕上げ直しました。

 

 

 

 

 

veau epsom beant (11)
コバ面を仕上げ直し、ホツレが無くなれば見た目は整いますが、
強度や耐久性は長年使用された財布のままであることに変わりありません。

 

 

 

 

 

veau epsom beant (12)
革を折り曲げた構造の底角付近も擦れが見られます。
この辺りはコバ仕上げのない構造ですので擦り切れると復元は難しくなります。

 

 

 

 

 

veau epsom beant (13)
基本的に丁寧なご使用を続けられた財布ですが、
少し、メンテナンスのタイミングは遅いように感じます。
また、ホツレとコバ仕上げの最低限の加工だけで強度アップはしていません。

耐久性は長年使用された状態のままですので、
引き続き、丁寧に取り扱われることをお勧めします。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

ヴィトン首輪の修理

lv  dog collars (1)
ルイヴィトンの首輪です。

 

 

 

 

 

lv  dog collars (2)
リードを取り付けるD型金具の付け根が切れています。
散歩中に犬が引っ張ると負担が掛かる部分ですね~

 

 

 

 

 

 

 

 

lv  dog collars (3)
表面のモノグラム地にも大きな亀裂が発生しています。

 

 

 

 

 

lv  dog collars (4)
解体してみるとボロボロになったボール紙の芯材が出てきました。
表面のモノグラム地と裏面のヌメ革のそれぞれに強化加工を施し組み立てます。

 

 

 

 

 

lv  dog collars (5)
切れたヌメ革を復元強化加工で、つなぎ合わせて加工完了です。

 

 

 

 

lv  dog collars (6)
モノグラム地の亀裂も目立たなくなっています。

 

 

 

 

 

lv  dog collars (7)
負担が掛かる部分ですので丈夫に仕上げていますが、
構造上、傷みが出やすい部分ですので、
強く引っ張らないように散歩させるのが賢明です。

 

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

エルメス財布のコバ仕上げ

hermes wallte (1)
エルメスのドゴンとリザード革のベアンです。

 

 

 

 

 

hermes wallte (2)
H金具のデザインからゴールド金具のベアンが古いタイプです。
素材も作り込みも古いモデルの方が高品質です。

 

 

 

 

 

hermes wallte (3)
他店様で縫い直し加工をされている品ですので、
今回はコバ面の仕上げ直しのみ承りました。

 

 

 

 

 

hermes wallte (4)
こちらのベアンもコバ面から芯材が露出しています。

 

 

 

 

 

hermes wallte (5)
ベロ革と折り曲げ部はベアンでは傷みが出やすい部分です。
この部分も他店様で縫製されたようですが一目飛ばしの不思議な縫製です。

 

 

 

 

 

hermes wallte (6)
折り曲げ部と同様に剥がれた革を貼り直して整えたあとコバ仕上げします。

 

 

 

 

 

hermes wallte (7)
シルバー金具のベアンも折り曲げ部などコバ面は塗料が剥がれています。

 

 

 

 

 

hermes wallte (8)
こちら側も同様に。。。。
コバ面を整える加工を施したあと仕上げ直します。

 

 

 

 

 

hermes wallte (9)
こちらは札入れとカードポケットだけのシンプル仕様のドゴンです。
折り曲げ部に革のダブツキが見られますが使用上は問題のない状態です。

 

 

 

 

 

hermes wallte (10)
外面の折り曲げ部は糸が擦り切れて擦れも見られます。
ドゴンは折り曲げ部を解体して強化芯材を入れ込んで縫製します。

 

 

 

 

 

hermes wallte (11)
反対側の折り曲げ部も同様に。。。。

 

 

 

 

 

hermes wallte (12)
ベロ革も擦れやすく傷みやすい部分です。
今回はホツレの縫い直しとコバ面の仕上げ直しで対応します。

 

 

 

 

 

hermes wallte (13)
内側の糸は紺色のままですが外面の糸は色抜けして白っぽく見えます。

 

 

 

 

 

hermes wallte (14)
大きくほどいて折り曲げ部の内張りを剥がしたところです。
強化芯材を挟み込んで縫製します。

 

 

 

 

 

hermes wallte (15)
反対側も同様に。。。。

 

 

 

 

 

hermes wallte (16)
古いベアンは全体的にコバ塗料が剥がれていましたが仕上げ直し完了です。

 

 

 

 

 

hermes wallte (17)
外周コバ面も同様に。。。。。

 

 

 

 

 

hermes wallte (18)
こちらのベアンも同様に。。。。

 

 

 

 

 

hermes wallte (19)
コバ面は厚み部分で面積は小さいですが重要な部分です。
コバ面が綺麗になれば財布全体の印象も良くなります。

 

 

 

 

hermes wallte (21)
ドゴンは折り曲げ部に強化加工を施しながらコバ面を仕上げなおしています。
傷みやすい部分ですので折り曲げ部の強化加工は耐久性をアップに有効です。

 

 

 

 

hermes wallte (22)
ベロ革は色抜けした糸を取り除いて全体的に縫い直しました。
光の反射で白く見える部分がありますがコバ面も仕上げ直しています。

 

 

 

 

 

hermes wallte (23)
今回は必要最低限の加工のみでしたが、
将来的には全体的な加工を施されても良い財布です。

ドゴンもベアンも折り曲げ部とベロ革が傷みやすい部分ですので、
その辺りに注意しながら使用すれば良い状態を保ったまま長く使用できます。

大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

ダミエ小銭入れ修理

n61930 (1)
ダミエの小銭入れです。

 

 

 

 

 

n61930 (2)
カブセのおりまげ部は糸がホツレて口が空いたまま使用されていたようです。
ダミエ地が縮んで内部材が飛び出したような状態です。

ステッチのラインが合わなくなっていますので簡単には縫い直せません。

 

 

 

 

 

n61930 (3)
底角も糸が擦り切れてコバ塗料が剥がれています。
少しダミエ地が縮んでいますが、この程度なら問題なく縫製可能です。

 

 

 

 

 

n61930 (4)
こちらの底角も同様に。。。。

 

 

 

 

 

n61930 (5)
ホックを開閉するたびに擦れる部分はコバ塗料が剥がれています。
今回はホツレ部の縫い直しとコバの仕上げ直しを施します。

 

 

 

 

 

n61930 (6)
底角やカブセ折り曲げ部を縫い直し、外周コバ仕上げを施しました。

 

 

 

 

 

 

n61930 (8)
折り曲げ部やコバ面は傷みが出やすい部分ですので、
引き続き活用していれば、やはり同じ個所に損傷が発生します。

逆に、その辺りを良い状態に保てれば長く愛用することが可能です。
口が空いたまま使い続けると悪化するスピードが速くなりますので、
損傷時には早めに対応されることをお勧めします。

大切にご愛用ください。

 

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

ブログを見ました。糸のホツレに気が付いた時点で修理にだすべきでした。
とても綺麗に修理をしていただいて本当にありがとうございました。
大切に使用したいと思います。

広島県 K 様

お受け取りのご連絡ありがとうございました。
折り曲げ部は傷みやすい部分ですので、
次に傷みが出る部分も変わりがありません。
小まめなメンテナンスで良い状態を保ってください。
ありがとうございました。