ベルトポーチの改造

waist bag (1)
ベルトに通して使用するベルトポーチです。

 

 

 

 

 

waist bag (2)
ベルトを通す部分は他店様で少し下に移設した形跡があります。

先端のナスカン金具の部分も加工されていると思いますが
どちらもご報告はありませんでした。

 

 

 

 

waist bag (3)
防犯対策のベロ革カブセだと思いますが、
ナスカン金具が邪魔とのことでホックで留められるように改造部の改造をします。

 

 

 

 

 

waist bag (4)
前面のポケットに加え本体は天部がWファスナーの2ポケット構造です。

 

 

 

 

 

waist bag (5)
安全ピンでベルト通し部を留めて使用されています。

 

 

 

 

 

waist bag (6)
安全ピンを外すとベルト通しと本体のバランスが悪く、
本体の傾きが大きくなるようです。
安定感も悪く使いづらいので仕方なく安全ピンで固定して使用されていたようです。

 

 

 

 

waist bag (7)
前面にある大きなポケットは愛用されているスマホが収まるサイズ加工します。

本体に対して限界に近いサイズのポケットですが、
縦のサイズを20ミリ長くなるようにとご依頼いただきました。

 

 

 

 

waist bag (8)
カブセを移設して大きなスマホが収まるサイズにしようと思うのですが、
マグネット金具の位置関係もあり簡単には加工できません。

 

 

 

 

 

waist bag (9)
Wファスナーの本体ポケットは、どちらも同じサイズのマチ幅ですが、
後側のポケットのみマチ幅を20ミリに大きくする加工も依頼がありました。

バラバラに解体する加工になりそうです。

 

 

 

 

waist bag (10)
マチの部材も解体して加工するパーツはすべて取り外しました。

 

 

 

 

 

waist bag (11)
問題のポケットの長さを20ミリ長くする工程ですが、
元の縫い付け部には針穴がありますし、
すぐ上にはファスナーポケットの部材がありますので、
狭い範囲でのせめぎ合いで配置しなければ・・・・

 

 

 

 

waist bag (12)
仮にカブセを20ミリ移設すると、こんな感じになります。
こんな感じではマグネット金具も留まらないし、
マグネットを取り外して移設してもマグネットの取り付け穴が空いています。

どーしたものでしょう・・・・

 

 

 

 

 

waist bag (13)
マチ幅を大きくする加工は大工事ですがポケット部のような悩みはなく、
作業を進めるだけです。

できることからコツコツと仕上げます。

 

 

 

 

 

 

waist bag (14)
ループ革の先端についていたナスカンを取り外しホック留めに仕様変更しました。

 

 

 

 

waist bag (15)
こんな感じで留まりますのでナスカンよりスッキリで軽くなりました。

 

 

 

 

 

waist bag (16)
安全ピンが必要ないように元のホック取り付け穴を利用して、
ループ革をカシメで固定しておきました。

 

 

 

 

 

waist bag (17)
本体後側のポケットだけマチ幅が大きく仕上がっています。

 

 

 

 

 

waist bag (18)
問題の前ポケットも20ミリ長く仕上がっています。
カブセもポケット部も外観は元の革のままです。

当然ながら上部のファスナーポケットも問題なく使用できます。

 

 

 

 

 

waist bag (19)
カブセを20ミリ移動させたことがわからないように、
カブセの裏側は新しい革で作成して元の針穴を隠すように縫製しています。

 

 

 

 

waist bag (20)
マグネットの移設のためにポケットの前側にはカブセと同じ形状で革パーツを
取り付けてあります。

カブセを閉じると外観からは見えない様に工夫している他に、
マグネット取り付け部やポケット天部の強化にも一役買っています。

実はカブセ裏の革だったパーツをポケットの本体側に移設したものです。
代用の革ではありませんので違和感がありません。

改造したような違和感なくご希望のサイズに変身しましたので、
大切に長くご愛用ください。

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ルイヴィトン スハリ長財布の修理

lv cuir suhali (1)
ルイヴィトン スハリの長財布です。
高額商品ですが最近のヴィトン製品の中では良質な財布です。

 

 

 

 

 

lv cuir suhali (2)
底角に少し擦れが見られますが丈夫な財布ですので大きな型崩れもありません。
あまり使用されてないのでは?・・・・と、

 

 

 

 

lv cuir suhali (3)
裏面の様子です。
中央の帯革をアップにしてみると・・・・

 

 

 

 

 

lv cuir suhali (4)
縫製糸が擦り切れるほど活用されていることがわかります。
今回は、この部分のホツレ修理を承りました。

 

 

 

 

 

lv cuir suhali (5)
しかし、内側には多くの部材と内張りがあります。
ほつれた部分を縫い直す以上に解体しなければ僅かなホツレも縫い直せません。

 

 

 

 

 

lv cuir suhali (6)
大きく解体してみる全体に芯材が張り合わされていました。

画像には写っていませんが内張り側にも芯材が貼り合わせてあります。
高価な品ですが見えない部分にまで手間がかかっています。

 

 

 

 

 

 

lv cuir suhali (7)
完全に糸が擦り切れた部分だけでなく、弱くなった糸は取り除き縫い直します。

 

 

 

 

 

lv cuir suhali (8)
解体した部分も組み立て直し、ホツレ部の縫直し完了です。

 

 

 

 

 

lv cuir suhali (9)
縫い直した部分と元の糸の重なりがないように縫製して、
外観から見えない内側で糸を留めていますので縫い直した部分に違和感がなく
スッキリ見えるのがわかりますでしょうか?

その辺りを気にしない縫製をすると縫い終わりと縫い始めに、
3~4目の糸の重なりができてしまいます。

 

 

 

 

 

lv cuir suhali (10)
コバの仕上げ直しもしましたので気持ちよご使用いただけます。

 

 

 

 

 

lv cuir suhali (11)
手間をかけて作成された製品はコスト高になり、
販売価格に跳ね返ります。

高額商品ですが作業工程や素材コストなど考えると、
爆発的に売れない限り継続販売は難しいのか現在は廃盤になっています。

メーカーが真面目に作った製品ですので大切に長くご愛用ください。

 

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アイグナー長財布の修理

aigner (1)
アイグナーの長財布です。

 

 

 

 

aigner (2)
ロック金具のベロ革はコバの塗料が剥がれています。

 

 

 

 

 

aigner (3)
後面にはファスナーポケットがあり小銭の取り出しが便利です。

 

 

 

 

aigner (4)
引手革は芯材がなくなりヨレヨレです。

 

 

 

 

aigner (5)
カブセの付け根には擦り切れ穴があります。

 

 

 

 

 

aigner (6)
合成皮革の内張りは劣化していませんがファスナーで擦れるので剥がれています。

 

 

 

 

 

aigner (7)
この辺りも同様に。。。。

 

 

 

 

 

aigner (8)
折り曲げ部を解体すると擦り切れ穴が鮮明に。
復元強化加工を施して組み立て直します。

 

 

 

 

 

aigner (9)
反対側も同様に解体して強化芯剤を入れ込みます。

 

 

 

 

 

aigner (10)
引手革も解体しましたがボール紙の芯材は半分以下しか残っていません。

 

 

 

 

 

aigner (11)
折り曲げ部の復元強化加工の完了です。

 

 

 

 

 

aigner (12)
折り曲げ部は傷みが出やすい部分ですのが安心して活用いただけます。

 

 

 

 

 

aigner (13)
引手革も丈夫に蘇りました。

 

 

 

 

 

aigner (14)
擦れが目立った小銭入れの内張りも気にされていたので補修しておきました。

 

 

 

 

 

aigner (15)
ロック金具のベロ革もコバを仕上げ直してスッキリです。

アイグナーを知らない方も多いかもしれませんが、
ドイツのブランドで素材も作り込みも良いお勧めブランドです。

大切に長くご愛用ください。

 

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バーバリー トートバッグの内張り交換

burberry (1)
前面の大きなポケットが便利そうなバーバリーのトートバッグです。

 

 

 

 

 

burberry (2)
持ち手の付け根辺りは芯材の黒い繊維が飛び出しています。
お気に入りのバッグで長年活用された感じが伝わります。

 

 

 

 

 

burberry (3)
底角などに擦れ傷は当然の損傷です。

 

 

 

 

 

burberry (4)
後面はポケットもなくシンプルなデザインです。

 

 

 

 

 

burberry (5)
後面の持ち手の付け根は本体の布地が破れ穴が空いています。

後側の持ち手も黒い繊維が飛び出していますねぇ~。

 

 

 

 

 

burberry (6)
持ち手と擦れて穴が空いたのでしょうか?
負担がかかる部分ですので放置すると大きく避ける心配があります。

バッグを解体して内側から強化しても布地が擦り切れて欠損していますので、
破れた穴を隠すことはできません。

 

 

 

 

 

burberry (7)
もう一つのご依頼箇所は内張りです。

 

 

 

 

 

burberry (8)
擦り切れ破れが複数あります。

 

 

 

 

 

burberry (9)
大きなシミ汚れも多数見られますので内張り作成します。

 

 

 

 

 

burberry (10)
後の持ち手と内張りを解体しました。

 

 

 

 

 

burberry (11)
裏側から強化したあと革で破れ部を隠して持ち手を取り付けます。

 

 

 

 

 

burberry (12)
元のデザインのまま内張り作成の完了です。
擦り切れ穴や汚れシミもなくなり気持ちよく使用いただけますね。

 

 

 

 

 

burberry (13)
バランスを考慮しながら穴を塞いで持ち手を取り付けました。
違和感もなく強度もアップしていますので引き続き長く愛用いただけます。

 

 

 

 

 

burberry (15)
底角の4箇所も補色しています。

 

 

 

 

 

burberry (16)
持ち手付け根から飛び出した繊維も処理して色ハゲも補色しておきました。

大切に長くご愛用ください。

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グッチ二つ折り財布の破れ修理

gucci taping (1)
汚れや変形が目立つグッチの二つ折り財布です。

 

 

 

 

 

gucci taping (2)
外面は布製で全体が波打ち手垢汚れでベタベタした感じもあります。

 

 

 

 

 

gucci taping (3)
外周のテーピング革は擦り切れて全体的に破れた状態です。

 

 

 

 

 

gucci taping (4)
こちらは外面の布地が破れて心材が露出しています。

小銭入れのホックを開閉するたびに負担が掛かり破れたと思われますので、
この部分は強化しながら再生します。

 

 

 

 

 

gucci taping (5)
内部材にも歪み変形などが見られますが、
今回は外面の変形を補正しながら布地破れ部を再生してテーピング交換します。

 

 

 

 

 

gucci taping (6)
内部材やテーピング革を取り外して解体したところです。

 

 

 

 

 

gucci taping (7)
芯材の破れは見られますがパサパサというより、
手の脂分が染み込んでいてネットリしています。

 

 

 

 

gucci taping (8)
芯材交換とテーピング交換で破れ部も修復されスッキリです。

 

 

 

 

 

gucci taping (9)
予定外でしたが布地の汚れも出来る限り取り除きましたので、
手触りもサラサラです。

 

 

 

 

gucci taping (10)
傷みやすい折り曲げ部も強化されていますので、
少しずつ馴染ませながら出来る限り良い状態をたもってください。

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(お手紙紹介です)

レザークリエーション 御中
 
○○です。
ご連絡が遅くなりましたが、
この度は修理にて大変お世話になりました。
財布が無事届き使用しております。
また、○○○○○までつけてくださり、
お心遣いありがとうございました。
大事にします。
京都市 H 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
財布の外周の損傷は避けることができませんが、
元の革より厚みのある素材で交換していますので、
耐久性はアップしています。
大切に長くご愛用ください。
 

エピの二つ折り財布 擦り切れ破れと内張り交換

lv m63547 (1)
ルイヴィトン エピの二つ折り財布です。

 

 

 

 

 

lv m63547 (2)
折り曲げ部が擦り切れて穴が空くのは定番の損傷ですね。

 

 

 

 

 

lv m63547 (3)
札入れ側の折り曲げ部も同様に。
革が擦り切れて欠損した部分は修復困難ですが強化しながら補修します。

 

 

 

 

 

lv m63547 (4)
とても高品質な革が使用されていた頃のエピです。

しかし・・・・

 

 

 

 

 

lv m63547 (5)
古い品ですので内張りの合成皮革素材は劣化して対面に色移りしています。

 

 

 

 

 

lv m63547 (6)
こちらのポケットも同様に。。。。

 

 

 

 

 

lv m63547 (7)
解体して合成皮革部は本革で張替えベタ付き劣化しないようにします。

財布の内張り交換は全体をバラバラにする必要があります。
それだけでなく劣化した合成皮革を剥がし取る作業が・・・・

 

 

 

 

 

lv m63547 (8)
財布の部材はどれも薄く単体にすると破れやすいです。
強力に接着された合成皮革と革部材を剥がすのは大変苦労します。

 

 

 

 

lv m63547 (9)
折り曲げ部だけでなく角部も擦り切れて破れやすい部分です。

 

 

 

 

 

lv m63547 (10)
こちらの角も同様に。。。。

 

 

 

 

 

 

lv m63547 (11)
強化芯剤を入れ込み穴が空いた擦り切れ部を補修しました。

 

 

 

 

 

lv m63547 (12)
反対側も同様に。。。。

 

 

 

 

 

lv m63547 (13)
予定外でしたが角部も修正しておきました。

 

 

 

 

lv m63547 (14)
内張りを本革の高級仕様に変更しましたのでベタ付きの心配はなくなりました。
色移りした対面の汚れも取り除いています。

 

 

 

 

 

lv m63547 (15)
穴があくほど擦り切れてしまうと修理不可能と判断されてしまうケースが多いです。

とても良い時代のエピ財布ですので良い状態を保ちながら、
大切に長くご愛用ください。

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