GUCCI バンブーショルダーの内張り交換

gucci uchibari (1)
GUCCI バンブー持ち手のショルダーバッグです。
古いモデルですが状態も良く、何より当時の革は品質が良いです。

 

 

 

 

gucci uchibari (2)
付け根革を内側から見たところですが少し亀裂が見られます。
解体して裏側から強化芯材を貼り合わせて再生します。

 

 

 

 

 

gucci uchibari (3)
左が今回のバッグで右側はもう少し最近の同型モデルのバッグです。
画像で伝わりにくいかもしれませんが革質に大きな違いがあります。

 

 

 

 

gucci uchibari (4)
内張りの合成皮革が劣化して使用できない状態でした。

元と同じ寸法と構造で仕上げますのでベタベタの内張りをパーツごとに解体して、
型紙を作ります。
作業台や道具や手をベタベタの真っ黒にしながらの悪戦苦闘です。

 

 

 

 

gucci uchibari (6)
劣化した合成皮革素材の内張りを本革で新品作成しました。
気にされていた亀裂も復元強化加工で丈夫に補修してあります。

今年の夏のように40°近い温度が続くと合成皮革は心配ですが、
本革仕様に変更するとベタツキ劣化の心配がなく安心です。

大切にご使用ください。

 

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(お手紙紹介です)

 レザークリエーションさま
いつもお世話になっております。
ご連絡が遅くなり申し訳ございません。お品物受け取っております。
ブログも拝見しました。
革の新・旧比較写真が興味深かったです。
お願いするとき、
中古にこんなにお金を掛けるのってどうよ?
お安い布とかでも良いんではないか?
内側革にしたら重くなるかも!
と思考がよぎったのは内緒でしたが、、
もう綺麗に変身したバッグ達を見たらぶっ飛びました!!!!!!
茶のボストン内側も素敵な色を選んでいただいて大満足です。
ファスナを開け閉めしてはにんまり。ブログで元の色と今の色を比べてはにんまりです。
重さも全く気にならず、お手入れもラナバーで一気に外・内メンテナンス出来る!なんてスバラシイ!
補色もしていただいてありがとうございます。
ピッカピカのグッチ。
大切の使います。
ありがとうございました。
 東京都 M様
残念な状態のバッグでしたが、とても良い品質のバッグです。
修理して活用する選択は正解だと考えています。
簡易的な加工ですが補色加工に気付いていただけて良かったです。
ありがとうございました。

BALLY ボストンバッグのファスナー交換

残暑見舞い申し上げます。

立秋とは名ばかりの暑い日が続き、局地的な大雨で被害が続出する中、
各地では水不足で取水制限も・・・
被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。

このブログには様々な修理の様子などを掲載していますが、
今回の投稿で701回目の記事になります。
全ての記事を閲覧いただいている方や偶然閲覧された方々にも感謝。

これまで、かなりの数の修理例を投稿してきましたので、
過去の修理例と類似したケースも多くなり、忙しさにかまけてサボリ気味ですが、
今後も出来る限りは修理の様子を投稿していこうと思っています。

もうしばらくは暑い日が続きますが頑張りましょう!

 

bally (1)
使い込んだ感じのBALLYのボストンバッグです。

 

 

 

 

 

 

 

bally (2)
下げて歩くと足が擦れる後面は持ち手のテープ布がスレスレです。

強度的には問題ない状態ですし旅する道具としてのアイテムですから、
これくらいの損傷なら逆にカッコよく見えます。

 

 

 

 

bally (3)
しかし、ファスナーに破れがあります。
見た目の問題ではなく機能の問題ですのでファスナー交換が必要です。

また、ファスナーの引手革は接着だけですので芯材を入れ替え強化して
ステッチを入れます。

 

 

 

 

bally (4)
ファスナー交換して引手革に強化芯材を入れて外周にステッチをいれました。

開閉がスムーズなファスナーに変更して引手革も強度アップしていますので、
まだまだ、旅するバッグとして活躍してくれます。

大切にご使用ください。

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Chloe PADDINGTON 長財布の金具固定

Chloe PADDINGTON (1)
Chloe PADDINGTON 長財布です。

南京錠をぶら下げる金具が台座ごと外れています。
この財布では定番のトラブルですねぇ~

 

 

 

 

Chloe PADDINGTON (2)
このモデルはカブセに金具が取り付けられていますが、
革の厚みと金具の取り付けサイズがあっていないので新品時からグラグラします。
グラグラする振動で少しずつビスが緩んで外れてしまうようです。

 

 

 

 

Chloe PADDINGTON (3)
カブセを解体して金具類を取り外し、カブセの内側から取り付け部を強化します。

 

 

 

 

Chloe PADDINGTON (4)
本体を強化したあと元通りに金具を固定して完了です。

 

 

 

 

Chloe PADDINGTON (5)
南京錠を持って財布を吊り下げても金具は本体に吸い付くように固定されています。

このように、ぶら下げると金具と本体に隙間のできる財布は要注意です。
ビスが緩まないような加工や本体の強化に加えてU字金具の脱落防止加工も
施していますので新品時よりは頑丈で安心です。

大切にご使用ください。

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OLD GUCCI財布のリニューアルリペア加工

gucci wallet (1)
とても古いGUCCIの長財布です。

 

 

 

 

gucci wallet (2)
後面には大きなカブセの小銭入れがあります。

 

 

 

 

gucci wallet (3)
折り曲げ部は額革が擦り切れて穴が空いています。

 

 

 

 

gucci wallet (4)
こちら側も同様に。。。

 

 

 

 

gucci wallet (5)
カブセの折り曲げ部も両側とも擦り切れて穴空き状態です。

 

 

 

 

gucci wallet (6)
この財布は小銭入れの内側に本革が使用されていますので、
汚れや傷は見られますが合成皮革のような劣化はありません。

 

 

 

 

gucci wallet (7)
古い品だけに、とても丁寧に作成された良い財布ですが、
長年のご使用で各部に多くの損傷が見られます。

全ての糸を取り除いてバラバラに解体するのですが、
この年代のグッチは糸を取り除くだけで、とても苦労します。

 

 

 

 

gucci wallet (8)
ベロ革にも折り曲げ部がありスレスレ状態。

しかも・・・

 

 

 

 

gucci wallet (9)
ベロ革の付け根は革が切れていました。

 

 

 

 

gucci wallet (10)
小銭入れ部から解体スタートです。

マチの無い小銭入れのためかコインの形で革に穴空き発見!
長年の頑張り具合がよくわかります。

 

 

 

 

gucci wallet (11)
全ての糸を抜き取って解体の完了です。

この年代のグッチを解体した経験のある修理業者にしか伝わらない苦労ですねぇ~

 

 

 

 

gucci wallet (12)
ベロ革も芯材を交換するために解体。

外面と内面の革を比較すると色あせ具合がよくわかりますねぇ~。

 

 

 

 

gucci wallet (13)
解体すると本体にも亀裂や欠損が多数。

 

 

 

 

gucci wallet (14)
額革で隠れていましたが切れていました。

 

 

 

 

gucci wallet (15)
こちらも同様に。。。。

 

 

 

 

 

gucci wallet (16)
裏側から見たところです。
額革を縫い付ける外周は厚みを薄く加工されています。

 

 

 

 

gucci wallet (17)
裏側に張り合わされた補強布を剥がしとるように、外周を薄く加工しているのは、
完成時のスッキリ感をアップさせるためです。

しかし、補強布の無い部分はペラペラで強度的には不安です。

外周の亀裂や欠損が強度や耐久性不足を立証していますが、
何よりも見た目にこだわるイタリア人ですから・・・・
頑丈よりもスッキリ!

 

 

 

 

gucci wallet (18)
本体全体に強化芯材を貼り合わせて強度アップさせなければ、
長年使い続け酷使された古い素材ですので心配です。

青錆が出てきたホック金具も新品に交換します。

 

 

 

 

gucci wallet (19)
パーツごとに強化や補修をしながら組み立てています。

解体も大変でしたが、やはりそこから先のほうが10倍苦労します。

 

 

 

 

gucci wallet (20)
リニューアルリペア加工の完了です。

パーツごとに強化や補修補色加工をして組み立て直していますので、
新しい素材は内布や追加した芯材だけです。

新しい革で作成する方が簡単ですが安易にパーツ交換を多用すると、
これまで大切に愛用してきた品と別の品になり、
「今後も大切にご使用ください」とは言えなくなります。

 

 

 

 

gucci wallet (21)
切れていたベロ革も丈夫になりホック金具も元と同じパーツでピカピカです。

 

 

 

 

gucci wallet (23)
なんとか原型を留めながらも、すでに限界を超えていた財布でしたが、
安心してご使用いただける状態に復活しました。

負担がかかる部分には強化芯材を入れこんで組み立てていますが、
どんなに頑丈に仕上げるより丁寧なご使用が良い状態を長く保つ秘訣です。

大切に長くご愛用ください。

 

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コーチのショルダーバッグのクリーニング

co sd (1)
コーチのショルダーバッグです。

全体的に色あせて白っぽくなり小傷が目立つ状態です。

 

 

 

 

co sd (2)
ショルダーベルトの色落ちしていない部分と比較すると色落ち具合がわかります。

 

 

 

 

co sd (3)
擦れやすい底角は革の繊維が毛羽立っています。

 

 

 

 

co sd (4)
表皮が擦れて剥がれた部分は均一に染めることができませんし、
毛羽立った革の繊維が塗料で固まりザラザラしたヤスリのように仕上がります。

擦れが重症な部分は表皮を整える加工を施してから染め直します。

 

 

 

 

co sd (6)
わかりやすく手前の半分だけ補修補色をしてみました。

 

 

 

 

 

co sd (7)
後面は一気に仕上げて補修補色加工の完成です。
ショルダーベルトと比較しても同じ色合いに仕上がっています。

 

 

 

 

co sd (8)
ショルダーベルトやファスナーの引手革なども同様に仕上げています。

本革は色落ちするのを避けることはできません。
色落ちを防ぐには透明の樹脂塗料でコーティングする方法がありますが、
厚塗りすると革の風合いや質感が損なわれます。

革との付き合いが長いヨーロッパの人々のように大切に使い込みながら、
味のある風合いや雰囲気をアップさせるのが本革バッグの楽しみ方です。

まだまだ、活躍してくれるバッグの状態ですので大切にご使用ください。

 

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ラルフローレンのベルト加工

ralph lauren (1)
ラルローレンのベルトです。

5.08cm(2インチ)短くする加工です。

 

 

 

 

ralph lauren (2)
内側にはバーコードの紙が縫い付けられていますので新品ですねぇ~。

バックルを縫い止めるステッチやループ革を固定するステッチなど、
縫製穴が多数ありますので通常は8cm以上でなければカットは不可能です。

 

 

 

 

ralph lauren (3)
1インチが2.54センチで~っと・・・・

慣れないインチ表記のご依頼に1センチ測り間違えて、
あわてて追加で1センチカットしました。

縫製する前に気がついてよかった。

 

 

 

ralph lauren (4)
ステッチも下のデザインのままでバーコードの紙も元通りです。

 

 

 

 

ralph lauren (5)
通常ではカットできないサイズでも安心してご依頼ください。

できればセンチ表記でご依頼を!

 

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