miumiu ミュウミュウのガマ口金具の修理

miumiu repair3 (1)
使用感の少ないmiumiu ミュウミュウのガマ口長財布です。

口金金具のツマミが折れていて使用不可能な状態です。

 

 

 

 

miumiu repair3 (2)
口金金具を本体から取り外し、折れたツマミを作成して金具を再生します。

 

 

 

 

miumiu repair3 (3)
折れていない反対側のツマミもよく見ると折れそうなクラックが見られます。

ガマ口のツマミが折れるトラブルは他の財布でもありますが、
ダントツで多いのがこの財布です。
口金にトラブルがあるとわかっていても別の金具に交換するのは残念です。

財布の可愛さの一翼を担っている口金金具ですから再生加工で復活させます。

 

 

 

 

miumiu repair3 (4)
口金に残ったツマミの残骸を削り取りました。

折れていない側もクラックがあり折れそうなので、
メッキを剥がし取り下地を露出させています。

今回は両側のツマミともロー付けをやり直して口金再生します。

 

 

 

 

miumiu repair3 (5)
今回は同じ加工を3本同時したのですが、
金具が入れ替わらないようにA・B・Cと印を付けて加工しています。

メッキ加工すれば、どれも新品のようになりますので、
金具が入れ替わってもわからないように思うでしょ?

 

 

 

 

miumiu repair3 (6)
金具を入れ替わらないように注意する理由がこれです。
実はツマミの脚の長さや角度などが3本とも微妙に違います。

 

金具の職人が手作業で作成している部分であることがよくわかりますねぇ~。
この辺りをチェックして財布を選べば少しは丈夫な品に出会えるかも?

 

 

 

miumiu repair3 (7)
口金金具の再生加工の完了です。

 

 

 

 

miumiu repair3 (8)
ガマ口の中にあるファスナー付き小銭入れが構造的に口金を圧迫します。
口金自体も強度のある頑丈なものではありませんので、
中身を詰め込みすぎずに丁寧な開閉が必要です。

とても可愛く便利な財布ですが弱い部分を把握しながら、
大切にご使用ください。

 

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ルイヴィトン・ダミエの長財布の修理

lv 1999-10 (1)
1999年10月に作成されたダミエの長財布です。

丁寧に使用されている財布ですがカブセが反り返っています。
原因は表面のダミエ地が経年劣化で縮んでしまったためです。

 

 

 

 

lv 1999-10 (2)
カブセ裏の赤いヴィトン刻印あたりの革がだぶついています。
ダミエ地が縮んだため内側の革部材とサイズが合わなくなったのが原因です。

カードポケットにはカードを入れたままお送りいただきました。

理由は・・・・

 

 

 

lv 1999-10 (3)
カードポケットの内張りが合成皮革ですので劣化してべた付いています。
ベタつき汚れが移らないようにカードを入れてガードされていたようです。

 

 

 

 

lv 1999-10 (4)
ホックを取り外さなければ内張りの交換は出来ません。

 

 

 

 

lv 1999-10 (5)
ダミエ地に汚れ移りはなくカードの効果がありました。

 

 

 

 

lv 1999-10 (6)
片面だけが合成皮革なので、解体も片面だけのように思いますが、
カードポケットの底面やセンターの仕切りステッチを縫製するためには、
本体も大きく解体する必要があります。

 

 

 

 

lv 1999-10 (7)
大きく反り返ったカブセを補正するためにカブセ部も解体です。
ペラペラのボール紙の芯材はお役御免です。

 

 

 

 

lv 1999-10 (8)
反り返りの補正だけなら、ここまで大きく解体する必要はありません。

 

 

 

 

lv 1999-10 (9)
今回はホックを取り外さねければ加工できない作業ですが、
元通りに組み立て直すには損傷を与えないように取り外せなければなりません。

当社のブログではよく目にする光景ですが一般的には難しいのでは?

 

 

 

 

lv 1999-10 (10)
カブセを大きく解体した理由はカブセの付け根や折り曲げ部も強化するためです。

特に損傷はありませんでしたが傷みが出やすい部分ですので・・・・

 

 

 

 

lv 1999-10 (11)
反り返っていたカブセですが丈夫な芯材で可能な限り補正しました。
ベタツキ劣化した合成皮革の内張りは本革で張り替えて安心仕様です。
細心の注意を払いながら取り外したホック金具も元通りです。

 

 

 

 

lv 1999-10 (12)
赤いヴィトンのロゴ付近もスッキリ!

 

 

 

 

lv 1999-10 (13)
丈夫な芯材を入れ込んで丈夫に仕上げていますが、
縮んでしまうダミエ地の性質を変えることは不可能です。

折り曲げ部やカブセの付け根も強化していますので経年劣化が進行する前に、
しまい込むことなく、どんどんご使用されることをお勧めします。

 

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(お手紙紹介です)

有限会社レザークリエーション 御中

こんばんは
この度はお世話になりました。
本日、財布2点を受け取りました。
ありがとうございました。

二つ折の方は折り曲げ部分がとてもしっかりしているのがわかります。
亀裂も直りましたので、大切に使用していきたいと思います。
質のよいヴィトンだというお話をお伺いできてよかったです。

ダミエの財布は気になっていました反りが直り新品のようです。
かぶせには買ったときのような張りがあって、
かぶせの部分も折り曲げ部分も大変丈夫に仕上げていただいてうれしいです。
これでまたしばらく活躍できます。
本当にありがとうございました。

また何か修理をお願いする際にはどうぞよろしくお願いします。

和歌山県 M様

お世話になります。
良い品でしたので加工の様子をブログでも紹介させていただきましたが、
何より使い方が丁寧ですので良い状態を維持できています。

大切に愛用される方は良い品を長く愛用できる見本です。
引き続き大切にご使用ください。

ありがとうございました。

オールドルイヴィトン 二つ折財布の修理

lv 1988-4 (1)
1988年4月にフランスの工房で作成された二つ折財布です。

ヴィンテージ・ヴィトンは貴重ですが実用できるオールド・ヴィトンは
品質の上では最上級で安心です。

 

 

 

 

lv 1988-4 (2)
25年前の品ですので使用感はありますが重大な損傷はありません。

 

 

 

 

lv 1988-4 (3)
折り曲げ部もコバの塗料は剥がれていますがモノグラム地は良好です。

 

 

 

 

 

lv 1988-4 (4)
下側の折り曲げ部も同様に。。。

 

 

 

 

lv 1988-4 (5)
一部亀裂が見られますが25年前の品ですから丁寧に使用されています。

 

 

 

 

lv 1988-4 (6)
この当時の内張りは本革仕様です。
それなりに汚れはありますがベタツキ劣化しない本革ですので問題なしです。

 

 

 

 

 

lv 1988-4 (7)
全体のリニューアルリペアのご依頼をいただきましたが、
とても丁寧に使用されていますので折り曲げ部の強化加工のみで充分です。

 

 

 

 

 

lv 1988-4 (8)
この頃の品も折り曲げ部に芯材などはありません。
しかし、頑丈です。

モノグラム地や内部材の革などが過剰なほど高品質だった証です。

 

 

 

 

lv 1988-4 (9)
強化芯材を入れ込んで縫製したあとコバ仕上げしました。

 

 

 

 

lv 1988-4 (11)
丈夫になっていますので財布を持ち上げても、この角度をキープです。

 

lv 1988-4 (12)
これぞ!ルイヴィトンと呼べる素晴らしい品ですが、
何より大切に愛用されてきたことが良い状態を保てた最大の理由です。

一番傷みが出やすい折り曲げ部は丈夫になっていますので、
10年後くらいに希望されていたリニューアルリペア加工を検討下さい。

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(お手紙紹介です)

有限会社レザークリエーション 御中

こんばんは
この度はお世話になりました。
本日、財布2点を受け取りました。
ありがとうございました。

二つ折の方は折り曲げ部分がとてもしっかりしているのがわかります。
亀裂も直りましたので、大切に使用していきたいと思います。
質のよいヴィトンだというお話をお伺いできてよかったです。

ダミエの財布は気になっていました反りが直り新品のようです。
かぶせには買ったときのような張りがあって、
かぶせの部分も折り曲げ部分も大変丈夫に仕上げていただいてうれしいです。
これでまたしばらく活躍できます。
本当にありがとうございました。

また何か修理をお願いする際にはどうぞよろしくお願いします。

和歌山県 M様

お世話になります。
良い品でしたので加工の様子をブログでも紹介させていただきましたが、
何より使い方が丁寧ですので良い状態を維持できています。

大切に愛用される方は良い品を長く愛用できる見本です。
引き続き大切にご使用ください。

ありがとうございました。

ルイヴィトン・ヴェルニの長財布の修理

lv vernis (1)
高級感と可愛さを併せ持つルイヴィトン・ヴェルニの長財布です。

発売当初はバッグの中で雑誌などに触れると色が移り2度と取れないなどの
トラブルが多いデリケートすぎる素材でした。

ここ数年で少し改良されていますが・・・・

外周のステッチから外側が濃い色に変色しています。
おそらく作成時の接着剤が原因ではないかと考えますが、
発売当初のヴェルニは黄色っぽく変色することがありました。

 

 

 

 

lv vernis (2)
色移りよりも最近の素材は表面が剥離する損傷が多いです。

傷みやすい折り曲げ部ですので縫製糸も擦り切れていますねぇ~

 

 

 

 

lv vernis (3)
こちらのサイドも同様に。。。。

 

 

 

 

 

lv vernis (4)
底の折り曲げ部は完全に糸が擦り切れ変色も気になるところです。

 

 

 

 

lv vernis (5)
ボールペンなどの汚れがついてしまうと取り除けないのは、
発売当初から同じです。

 

 

 

 

lv vernis (6)
この辺りも同様に。。。

綺麗な状態だとヴィトンの財布の中で一番かっこいいアイテムですが、
このままでは残念です。

しかし、デリケートすぎる素材ですので基本的には修理は不可能な素材です。

 

 

 

 

 

lv vernis (7)
折り曲げ部4箇所のステッチを縫い直して外周の変色や剥離部分を補修しました。

 

 

 

 

 

lv vernis (8)
表面の剥離やボールペン汚れなども見えなくなっていますが、
素材を変えずにクリーニングや補修加工で、
デリケートなヴェルニ素材が頑丈でタフな素材に変身することはありません。

しまい込んでいても損傷が出てくる可能性の高いデリケートすぎる素材です。
お洒落に活用したいヴェルニ財布としては残念な状態でしたが、
気持ちよくご使用いただける状態になりました。

出来る限り丁寧に扱いながら、諦めがつくまで使い倒すのが賢明ですね!

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ルイヴィトン ベルトの長さ調整加工

lv m6843t (1)
ルイヴィトンのベルト M6843です。
15センチ短くする加工を承りました。

 

 

 

 

lv m6843t (2)
しばらくご使用されていたようで中央部は曲がっていて一直線にはなりません。
ベルトをきつめに装着される方はベルトが変形しやすいですねぇ~

 

 

 

 

lv m6843t (3)
バックル金具を取り外して15センチカットするのですが・・・・

接着固定されたビスを取り外すにはコツが必要です。
ビスを折ってしまったり、バックルを傷つけてしまう事も多いので、
出来るだけプロの業者に依頼することをお勧めします。

 

 

 

 

lv m6843t (4)
ベルト革とバックルのサイズがユルユルで隙間からビス部が見える状態です。
当然、バックル金具はグラグラと首を振る状態です。

 

 

 

 

lv m6843t (5)
バックル金具を取り外して15センチ切り落としました。
新たにバックルを固定する部分の強度は重要ですので解体して強化芯材を入れ込みます。

 

 

 

 

lv m6843t (6)
ベルトの中央部はステッチがかかる両サイドより厚みがあります。

スッキリ感を出しながら全体の強度を維持する手法ですが、
バックルに入れ込む部分はユルユルになりバックル取り付け部は強度不足です。

量産品ですので、この部分だけ丈夫にするのは難しいかなぁ~

 

 

 

 

lv m6843t (7)
強化芯材を入れてバックル取り付け部を丈夫にしました。

 

 

 

 

lv m6843t (8)
15センチカットした元の先端部と厚みを比較すると頑丈さがわかります。

 

 

 

 

lv m6843t (9)
バックルとベルトの隙間がなくなり、しっかりと固定されています。

 

 

 

 

lv m6843t (10)
短くしたい寸法を切り落としてバックルを付け直すだけなら素人加工です。
特にベルトを強めに装着する方は丈夫に加工しておくのが安心ですね!

大量生産品では不可能な強度アップを施し、ご指定の寸法に仕上げています。
安心してご使用ください。

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ルイヴィトン・モンスリの擦り切れ破れの修理

lv montsouris (1)
新品の真っ白のヌメ革をアンティーク補色してパーツ作成中です。

この画像でヴィトンであることはわかると思いますが・・・

 

 

 

 

lv montsouris (2)
一枚の平な革に見えるパーツも裏側から見ると厚みを加工しているのがわかるでしょ!

縫い合わせ部や折り返し部分など厚みを整える加工が必要なのが、
布や合成皮革のパーツと違う本革パーツの特殊な部分です。

 

 

 

 

lv montsouris (3)
正体はルイヴィトンのモンスリ M51135 のリュックでした。

ところで、どこのパーツかわかります?

 

 

 

 

lv montsouris (4)
後面の、この部分を作成して取り替えます。

この部分は背中に擦れるので後側だけと傷みやすい部分です。
バッグの種類で傷みやすい部分は色々なんですが、
リュックならではの損傷ですね。

 

 

 

 

lv montsouris (5)
本来ならこのパーツの作成交換だけで良いのですが、
瞬間接着剤を使用されたようでパイピング革まで硬化しています。

 

 

 

 

lv montsouris (7)
パイピング革と擦り切れて破れたパーツを部分的に作成交換しました。

底面のヌメ革パーツを全交換する事も可能で見た目もスッキリしますが、
部分的に作成交換の方が安上がりですね。

瞬間接着剤を使用すると縫製糸を抜き取るのに苦労します。
場合によっては部分修理が不可能になることもあり、
そもそも瞬間接着剤で修理することは不可能です。

 

 

 

 

lv montsouris (6)
活用すればするほど傷んでしまうのは避けられないパーツですが、
もう一度穴が空き修理するのは10年以上先の事ですので気にせずに使用しましょう。

 

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