キャビアスキン財布


シャネル キャビアスキンのジッピーウォレットです。
8年前に当社で修理歴がある財布です。

 

 

 


当社で加工してから8年が経過していますが丁寧に活用されています。

 

 

 

chanel zippy wallet (2)
これが8年前に御依頼いただいた時の状態ですので、
リニューアルリペア後に8年経過した今の状態の方が綺麗です。

 

 

 


開閉の度に負担が掛かる引き手金具はメッキが剥がれています。
活用していれば避けようが無い損傷です。

 

 

 


傷みやすい小銭入れ部は本革で作成していましたので良好です。

 

 

 


中央の間仕切りは擦れて芯材が露出しています。
前回、ポケット天部はテーピング加工していますので良好です。

 

 

 


今回もリニューアルリペア加工の御依頼でバラバラに解体。

 

 

 


擦り切れて破れていた間仕切りにもテーピング革を追加しました。

 

 

 


良好だった小銭入れの内張りも新品交換しておきました。

 

 

 


引き手革を作製しながら消耗したファスナーも新品交換。

 

 

 


本体のファスナーも交換しながら引き手も再メッキしています。

 

 

 


多くの芯材を交換しながら各部に強化加工も施しています。

使用頻度が高い財布など小物類は傷みやすいアイテムですが、
丁寧に活用すれば長く活躍してくれます。

大切に長くご愛用ください。

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ガマグチバッグ修理


変型で自立しないシャネルのガマグチハンドバッグです。

 

 

 


変型したキャンバス地は表面コーティングも劣化で剥がれています。

 

 

 


黄色く変色したコーティングがポロポロと剥がれてきますので
変型した本体のキャンバス地は作成交換が必要です。

口金金具に巻かれた革もスレスレで革も素材劣化しています。

 

 

 


持ち手もスレスレ。

 

 

 


年代物のシャネルですが内張りは綺麗です。

 

 

 


口金金具の開閉の度に指先が擦れる部分の擦れは避けようがありません。

 

 

 


大掛かりな加工になりますがバラバラに解体。

 

 

 


解体してみると劣化した芯材が粉々でした。
黄色い部分が芯材の粉でベタベタしています。

革パーツやキャンバス地の劣化だけでなく外面からは見えない芯材も
劣化していましたので大掛かりな解体加工の選択は正解でした。

 

 


年代物ですので素材の劣化は見られましたが丁寧に作成された、
最高品質時代の良いバッグであることが解体するとわかります。

 

 

 


本体と革パーツを作成交換してリニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 


口金金具も革を巻き替えました。

 

 

 


ショルダーベルトは強化芯材を入れ込みながら作成交換しています。

 

 

 


底面も丈夫にしましたので安心。

 

 

 


大きく開くガマグチバッグは使いやすく便利です。

 

 

 


擦れや汚れや変型だけでなく素材劣化が見られたバッグでしたが、
丈夫に復活させましたので安心して活用いただけます。

撥水スプレーなどを使い始めにしておくと汚れ防止にもなり、
取り扱いしやすくなります。

使いやすく可愛いバッグですので大切に長くご愛用ください。

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(お手紙紹介です)

神奈川県 K 様
お手紙ありがとうございます。
また、お菓子の差し入れも頂戴しまして、
作業の合間に美味しくいただこうと思います。
出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。

グッチとヴィトン財布


使い込まれたグッチ長財布ととヴィトン財布とパスケースです。

 

 

 


最高品質時代のパスケースですが傷みが激しく手遅れ状態です。

 

 

 


反対側も同様に。。。

 

 

 


内部材も擦れや素材劣化だけでなく擦り切れ欠損があります。

 

 

 


同様に。。。

 

 

 


財布も最高品質時代の品ですが内張りは劣化しています。

 

 

 


小銭入れの中も同様に。。。

 

 

 


ホツレやハガレは各部に見られます。

 

 

 


グッチ長財布も丁寧に作成されていた頃の良い品ですが、
表皮が剥がれた部分に汚れが染み込んで黒くなっています。

 

 


内部材も色あせだけでなく擦れや汚れが見られます。

 

 

 


折り曲げ部は革が擦り切れて無くなっていますので、
縫い直すことも出来ません。

 

 

 


反対側の折り曲げ部も同様に。。。

 

 

 


小銭入れの内張りは大きな穴が空いていて活用できない状態です。

3点とも重傷ですが全体加工で活用できる状態に復活させます。

 

 


パスケースをバラバラに解体。

 

 

 


ポケットの縫い合わせ部は負担が掛かりヤブレや欠損があり、
組み立て直すことが不可能です。

 

 


内部材も折り曲げ部は擦り切れて欠損があり縫い穴がなくなっています。
手遅れ状態と言えるパスケースですが各部を修復しながら組み立て直します。

 

 

 


財布もバラバラに解体してリニューアルリペア加工を施します。

 

 

 


グッチ長財布もバラバラ。

 

 

 


汚れを取除くと擦れ具合が鮮明です。

 

 

 


パスケースのリニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 


各部を強化しながら見た目を改善させ、セル板は交換しました。
折り曲げ部も縫い直せる状態に改善させながら強化しています。

 

 

 


合成皮革の内張りは本革で作成交換しています。

 

 

 


各部に強化加工を施しファスナー交換しながら金具も再メッキしました。

 

 

 


スレスレで汚れが染み込んでいたグッチ長財布も加工完了です。
各部を強化しながら内布を作成交換して組み立て直しています。

 

 

 


使い込まれて傷みが激しかった年代物の3点でしたが、
バラバラに解体して各部を強化しながら見た目も改善させましたので、
丁寧に取扱いながら大切に長くご愛用ください。

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ガーデンパーティ


使い込まれたエルメスのガーデンパーティは自立するのが難しい状態です。

 

 

 


刻印入りホック金具も擦れて白く曇っています。

 

 

 


傷みやすい天部テーピング革はスレスレで白くなっています。

 

 

 


各パーツも擦れが見られ表皮が剥がれています。

 

 

 


底周りや底角も表皮が剥がれて革の繊維が露出して毛羽立っています。

 

 

 


キャンバス地の本体マチは擦り切れて穴が空いています。
布地を織り直すことは出来ませんので元に戻ることはなく手遅れ状態です。

 

 

 


反対側のマチも同様に。。。

 

 

 


バラバラに解体しました。
今回は修復不可能な布地部分を本革で作成しながら各パーツも修復します。

 

 

 


汚れを取除くと持ち手の剥がれ具合が鮮明になります。

 

 

 


他のパーツも同様に。。。

 

 

 


取り外したホック金具を再生しました。
磨き込む前と曇っている金具の違いが鮮明です。

 

 

 


本体布地部を本革で作成交換してリニューアルリペア加工の完了です。

 

 

 


各パーツの擦れや色あせも改善させています。

 

 

 


底面や底角も同様に。。。

 

 

 


全体がスレスレだった持ち手は汚れを取除き補色しただけでなく、
全体を縫い直しています。

 

 

 


ホック金具も再生。

 

 

 


マチのホックも同様に。。。

 

 

 


内張りを作成してファスナーポケットも追加しましたので便利です。

 

 

 


負担が掛かる持ち手付け根は強化加工を施していますので、
肩掛けしても大丈夫です。

布地は擦り切れて穴が空くと諦めるしかありませんが、
本革ですと補修加工も可能になり擦れや汚れに対応出来ます。
大切に長くご愛用ください。

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プラダのトート修理


変型型崩れが見られるプラダのトートバッグです。

 

 

 


全体に波打ち変型が見られます。

 

 

 


底付近も同様に。。。
全体的にヨレヨレです。

 

 

 


底角4箇所には表皮が剥がれた擦れが見られます。

 

 

 


大きく重いバッグですので付け根革に負担が掛かり本体も引っ張られて
変型してしまいます。

 

 

 


後面も付け根革が引っ張られて変型しています。

後面のシワは腹回りの繊維が荒い革が使用されているためで、
使い方の問題ではなく素材の問題です。

型押し革ですので新品時に腹回りの革であることを見極めるには困難です。
高価なブランドバッグは腹回りの革は避けて作成して欲しいです。

 

 


持ち手付け根にはホツレが見られます。

本体の針穴を見ると何度か縫い直し加工をされていることがわかります。

 

 

 


こちらの付け根もホツレがあり針穴が多数見られます。
本来は4つの針穴ですので倍以上あり修理歴があるようです。

負担が掛かる部分ですし修復歴もある部分ですので、
当社では修理項目の筆頭に縫い付け部の強化加工を提案しましたが、
今回はホツレを縫い直すだけでよいと判断されました。

 

 


外れていない部分も負担が掛かる部分ですので糸が伸びています。

 

 

 


持ち手と本体の針穴が合いません。

 

 

 


こちらの付け根も同様に。。。
針穴が切り取り線のように裂ける心配もある残念すぎる修理痕です。

 

 

 


表皮が剥がれた底角の擦れは補修補色加工を施します。

 

 

 


4角とも同様に。。。

 

 

 


内張りが裂けてしまうのはプラダでは定番の損傷です。

 

 

 


この辺りも同様に。。。

 

 

 


バラバラに解体して強化芯材を入れ込みながら変型補正します。
持ち手付け根は4箇所とも蜂の巣状態でしたので縫い直します。

 

 

 


内張りは全ての縫い合わせ部を強化して組み立て直しています。
破れる心配が無くなっただけでなくバッグ全体の強度アップに貢献。

 

 

 


表皮が無くなり毛羽立っていた底角の擦れも目立たなくなりました。

 

 

 


同様に。。。

 

 

 


付け根は4箇所とも縫い直しています。

 

 

 


腹回りの革が使用された後面も大きな波打ち変型は改善して、
丈夫になっています。

 

 

 


持ち手で引っ張られた変型や波打ち変型や底付近の型崩れも改善。
何より全体の強度がアップしたことで安心して活用できます。

大切に長くご愛用ください。

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デルヴォー・ブリヨン


大きなサイズのデルヴォー・ブリヨンGMです。

 

 

 


未使用で保管されていたバッグとのことですが・・・

 

 

 


大きなバックル金具が変色してシミのようになっています。

 

 

 


解体して金具を取り外して再メッキ加工を施し変色を改善させました。

 

 

 


本体に支障が出ないように取り付けし直して加工完了です。

 

 

 


ピンクゴールドメッキは酸化しやすく変色しやすいメッキです。

使用していなくても酸化するのは銅の成分が多いメッキのためです。
銅製の10円硬貨が変色するのと同じで銅の成分が変色を起こします。

手汗などもピンクゴールドメッキを酸化させますので、
取り扱いが難しい金具ですが活用した後は柔らかな布で
汚れなどを拭き取るようにするのが良い状態を保つためには有効です。

大切に長くご愛用ください。

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