FENDI フェンディのビジネスバッグ修理


フェンディのビジネスバッグです。

 

 

 

 

 


取り外し可能なショルダーベルトが付属されていて便利に使用できます。

 

 

 

 


マチに取り付けてあるD管金具にショルダーを取り付けるのですが・・・・

 

 

 

 


反対側のマチのD管金具は紛失されて無くなっています。

バッグの状態からも酷使された様には見えないのですが・・・・

 

 

 

 


本体から取り外してみるとD金具付け根の革に3つの縫製穴が見えます。

つまり、3目だけしか縫い止められていない構造のため、
大きなビジネスバッグをぶら下げるには強度不足だったようです。

 

 

 

 


チープなD管金具が付いていましたので高品質な金具に交換し付け根革を作成します。

 

 

 

 

 


元と同じ幅の付け根革なので3目しか縫い込まれていないように見えますが、
見えない部分は3倍以上のサイズにしてあり10目程度縫製されています。

 

 

 

 


ショルダー側のナスカン金具にも雰囲気がぴったりのD管金具になり、
高級感がアップしています。

 

 

 

 


本体の外側に革パーツを縫い付けてでも頑丈にしてほしいとの要望でしたが、
元通りの構造のままで頑丈に仕上げています。

このバッグのショルダー側に付いているナスカン金具は、
回転する部分で抜けてしまうトラブルが多い金具ですので、
ショルダーベルトをクルクル回転させたり、捻らないようにするのが無難です。

大切にご使用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

GUCCI Business Card Case 名刺入れの修理・クリーニング


old GUCCIの名刺入れです。
古い品ですが最高品質の素材で丁寧に作成されていますので型崩れなく品格があります。

全体的に擦れや色あせ等が見られますので改善させます。

 

傷みやすい部分ですが折り曲げ部の擦れは革の繊維が露出して重症です。

 

 

 

 

 


カブセ裏や内張りも本革仕様でオールドグッチのマーク刻印が格好良いです。

 

 

 

 

 


名刺の出し入れで負担が掛かるポケットの右天部が裂けています。

ステッチが外周ギリギリのラインで縫製されていますので、
0.6ミリ以下の縫込みになり強度的には不安があります。

 

 

 

 

 


ポケットを解体してみると縫込み幅の少なさが気になります。

当然、破れていない反対側のマチも同じ縫い込み幅なはずです・・・・

 

 

 

 

 


心配なのでポケットを取り外してみました。

 

 

 

 


ポケットの内張りを剥がして補強材を入れ込んで組み立て直します。

 

 

 

 


カードポケットは天部に負担が掛かりますが新品時より丈夫になりました。

とはいえ、マチのないスッキリしたデザインの名刺入れですので、
詰め込みすぎないことが長く愛用する秘訣ですね!

 

 

 

 

 


見た目は元通りに再生していますので画像では強度アップは伝えきれませんねぇ~
でも、綺麗でしょっ!

 

 

 


外面全体のクリーニング加工も完了しています。

バッグや財布に比べて名刺入れは低価格な商品ですが、
ブランドがブランドらしい物作りをしていた時代はて名刺入れまで高品質でした。

大切に長く愛用ください。

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Hermes dogon 財布の修理とクリーニング


HERMES Dogon(ドゴン)の 財布です。

芸能人やモデルの愛用率が高い人気のお洒落な財布ですが,
各部に汚れや色あせなど損傷があります。

 

 

 


色あせや汚れなど使い込んだ感があり、少しお疲れモードです。

 

 

 

 


よく触る部分は手の脂が染み込んで黒くなっていますが、避けようのない汚れですね!

 

 

 

 

 

 


手の脂分が革の中に浸透して黒いシミ汚れになっています。

 

 

 

 


ベロ革は芯材が外周から飛び出して毛が生えたようになっています。
開閉の度に負担が掛かる部分ですので一番傷みやすい箇所ですから強化加工を施します。

 

 

 

 


折り曲げ部は糸も革も擦り切れてダメージがあります。

この部分も傷みやすい箇所ですから強化芯材を入れ込んで頑丈にします。

 

 

 

 


内側の様子です。
一見、綺麗に見えるのですが・・・・

 

 

 

 


擦れや色あせの他にボールペン汚れが数箇所に見られます。

 

 

 

 


この辺りにもボールペン汚れが・・・・

ボールペンはインクですので染料が含まれ、革に浸透してしまい取り除くのは困難です。
ペンキなどの顔料系の汚れの方が見た目は重症でもクリーニングしやすいんです。

 

 

 

 

 


こちら側のマチは正常なんですが・・・・

 

 

 

 


こちら側のマチは型崩れして革が伸びてしまっています。
本体からマチが飛び出していてHERMESとしては残念な状態です。
解体すれば元のステッチ穴の事もあり修正は困難ですが・・・・

 

 

 

 

 

 


こちらはオレンジとピンクの革で構成された、珍しい取り合わせのドゴンです。

 

 

 

 

 


外面はシミや色あせがあり、
擦れ傷や引っかき傷に手の脂など汚れが染み込んでいます。

 

 

 

 

 


ベロ革は芯材が飛び出し、色あせした部分に手の脂が染み込んでいます。

 

 

 

 

 


内側の様子です。

外面はかなり使い込んだ様子でしたが、内側は綺麗です。
小傷や多少の汚れは見られますが、今回は外面とベロ革の加工のみ施します。

 

 

ベロ革を解体して外面全体の汚れを取り除いたところです。

 

 

 

 

 


汚れでカモフラージュされていた部分は汚れを取り除くと擦れ具合がよくわかります。

 

 

 

 

 


こちらのドゴンも同様に解体して汚れを取り除くと現状の姿が浮き彫りです。

ベロ革や底面になる折り曲げ部など擦れ易い部分は革の繊維が露出し重症ですが、
他の部分も全体に色落ちがあり染み込んだ手の脂は、これ以上取り除けません。

 

 

 

 

 


こちらのドゴンは折り曲げ部の強化のためカブセも解体しています。

 

 

 

 

 


予定外なんですが放置できなくて、変形型崩れしたマチも解体しました。
0.3mm程度の厚みしかない革を破らないように剥がすのは至難の業で苦労します。

 

 

 

 

 


エルメスオレンジのドゴンの完成です。

簡単に汚れが染み込まないようにコーティング加工も施しています。

 

 

 

 


ベロ革も強化芯材に交換して擦れや汚れを補修しています。

 

 

 

 

 


外周全体のコバ面も仕上げ直しましたのでスッキリです。

 

 

 

 


こちらのドゴンも完了です。

 

 

 

 

 


かなり損傷の激しかった折り曲げ部も新品時より頑丈に強化してあります。

 

 

 

 

 


変形型崩れしたマチも本体から飛び出すことなくスッキリです。

 

 

 

 

 


内側のボールペン汚れや色あせも無くなりましたので、
気持ちよくご使用いただけそうですね!

 

 

 

 

 


毎日のように使用する財布ですので使い込めば損傷は避けようがありません。

少し丁寧に使う事と早めのメンテナンスを繰り返すことが、
財布の良い状態を維持しながら長く愛用する秘訣です。

 

 

 

 


ベロ革は金具に差し込んで使用するので傷みやすいです。

ベアンやドゴンを使用されている方のベロ革のコバ面から芯材が飛び出して、
周囲から白い毛が生えたようになっている方は多いはずです。

ベロ革が綺麗な状態だと財布全体がスッキリ見えます。
高価な財布ですし天下のHERMESですから剛毛になる前にお手入れしましょう!

大切にご使用ください。

 

 

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ルイヴィトン財布M61730のベタ付き劣化


ヴィトンのL字ファスナー付き財布M61730です。
18年前の品ですが最高品質時代に作成された財布は重厚感と品格があります。

 

 

 

 


内側の革もモノグラム地も現行商品とは比べ物になりません。

 

 

 

 


内張りの合成皮革は長年の経年変化でベタ付き劣化しています。

 

 

 

 


小銭入れの中も劣化しています。

複雑な作り込みの財布ですので合成皮革部分だけを交換できる修理店は少なく、
直営店では現行品の素材で革パーツごと取り替え加工されてしまいます。

 

 

 

 

 


損傷はありませんが、縫製に不安がある部分を発見しましたので、
この部分も丈夫に縫直します。

 

 

 

 


とりあえず、解体しましたが・・・・

 

 

 

 


まだ、解体の途中なんです。

 

 

 

 


これから本革パーツと合成皮革を分離させる作業が必要で一番苦労する加工です。

この財布だけで、多数の合成皮革が使用されていることがわかりますねぇ~

 

 

 

 

 


交換する合成皮革を取り外しました。

劣化した合成皮革の状態を見れば分離させる加工の難易度がお分かりいただけるのでは?
革パーツごと交換できれば楽なんですが、当時の素材は貴重ですからね!

 

 

 

 


縫製の不備も修正しながら組み立て完了です。
この財布よりも、もっと古い品がそうだったように合成皮革部は本革で交換しています。

 

 

 

 


合成皮革の内張りは無くなりましたので、2度とベタ付き劣化することなく、
保管しておいても安心です。

 

 

 

 

 


1994年の財布がこの状態であることは奇跡です。
大切にご使用ください。

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felisi キャンパス地ショルダーの修理


felisiの良質なキャンパス地ショルダーバッグです。

10年近くご使用されているとの事ですが大切に使用されていることがわかります。

 

 

 

 


マチの上部にキャンパス地の擦り切れが見られます。

 

 

 

 


多数使用されている革パーツと同様の素材で擦り切れ部を隠しながらデザインする方法や
キャンパス地を貼り合わせて擦り切れ穴を塞ぐ方法など思案しましたが・・・・

とても丁寧に使用される方ですし愛着を持って使用されていますので、
解体してキャンパス地の裏側から強化加工を施し組み立て直します。

 

 

 

 


反対側のマチにも同様の擦り切れがあり、当然ながら後面も弱くなっています。

両側のマチとも天部をグルッと解体して強化したあと組み立て直します。

 

 

 

 


元通りの状態で違和感なく縫製完了です。

 

 

 


擦り切れ穴もなくなり強度もアップさせています。

 

 

 

 


こちら側のマチも同様に・・・

 

 

 

 

 


キャンパス地のシンプルなバッグですが、
内張りなども含めとても丁寧に作成された高品質なバッグです。

 

 

 

 


良質なバッグは素材に関係なく、
丁寧に使い込むと風合いと雰囲気が増す、よい例ですね!

良質なものを見極めて購入し、長年大切に使い込む必要があり至難の業ですが、
手放すことができない品に巡り合う機会は多くありませんので、
引き続き大切にご使用ください。

 

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ルイヴィトンM61663ガマ口財布の修理


ルイヴィトンM61663ガマ口財布です。

 

 

 

 


折り曲げ部にホツレがありますが、とても丁寧に使用されている様子です。
しかし・・・

 

 

 

 


財布の折り曲げ部は傷みやすい部分です。

財布を使用しているとコバの塗料が剥がれ、糸が擦り切れてきます。
それでも、使用を続けると内部材とモノグラム地が剥がれて口が空きます。
通常は、その時点で修理メンテナンスするのがギリギリで手遅れ寸前です。

しかし、それでも使用を続けると、
縫い留められていないモノグラム地が縮んでしまい内部材が飛び出したように見えます。
当然、縫製穴の位置も合わなくなり元通りに組み立てられなくなります。

それでも、メンテナンスしなければモノグラム地がひび割れ、ちぎれて欠損します。

同じ箇所の損傷でも色んな段階がありますが、
この財布の現状は最終段階で通常は手遅れの状態です。

 

 

 

 

 


この財布の特徴でもある高品質な口金金具はマチに蝶番があります。

 

 

 

 


なんと!
こちら側には蝶番がありません!

 

 

 

 


ガマ口を開いてみると口金金具の蝶番部分が折れて破損しているようです。

財布本体から口金金具を取り外して、
叩いたり、炙ったり、削ったりしながら再生してみます。

 

 

 

 


折り曲げ部は強化芯材を入れ込み強度アップさせモノグラム地を復元します。

 

 

 

 


こちら側も同様の加工を施します。

 

 

 

 

 

 


モノグラム地が縮んで内部材とサイズが合わなく縫製に苦労しましたが、
折り曲げ部の復元強化加工の完成です。

良い状態のまま長く愛用するには早めのメンテナンスをこまめにするのが最善です。

 

 

 

 


口金金具も蝶番部分の再生加工で問題なく使用できる状態に復元しました。

 

 

 

 


外周全体のコバ仕上げもしましたので全体的にスッキリです。

良い時代に作成された高品質な品ですので大切にご使用ください。

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