むか~し、むかしの久宝寺寺内町の航空写真です。
大きな屋根は顕彰寺(けんしょうじ)で右上角が八尾高校かな?
現在も碁盤の目のように道が通っていたり、古い町屋の家も数件残
されています。
修理を繰り返しながら、大切に受け継がれてきた家々を
眺めながらの散策で思うことがあります。
この町の雰囲気や色、町の歴史さえも数件の町屋がつくりだしてい
ます。修理を繰り返しても物を大切にする心は人や町や歴史まで育
て造り上げるパワーがあると思うのです。
コンビニやフランス料理店、当社のようなバック修理店もあり、
徒歩5分のJR久宝寺駅前には西日本で一番高いのツインタワーマン
ションがもうすぐ完成です。
火の見やぐらや道しるべなど寺内町の中だけが、ほんの少しだけ
ゆっくり時間が流れているような場所です。
「つぶやき日記」カテゴリーアーカイブ
安心のための「いいかげん?」
同じブランドで同じ品番のバックでも、使用年数や扱い方で、
傷み具合が違います。
たとえば、「ファスナーがこわれた」とお伝えいただいても、
ファスナー交換が必要の場合やスライダー金具の付け替え・調節だ
けで直せることも多々あります。
まず、バックの状態を見極め、適正な修理工程を確立するのです。
修理内容が決まれば、すぐに確実なお見積りが可能です。
電話やメールで現品を見ないで、修理価格を決定されることは、
安心感をアピールするにはいい方法かもしれません。
修理価格に納得できれば修理品を預けやすいことも理解できます。
しかし・・・
(修理屋にとってバックは患者様です。)![]()
診察もしないで、電話やメールだけで、治療代が決定されるって、
「いいかげん?」ではないでしょうか?
それとも、「安心のサービス」なんでしょうか?
当然、修理代金が出ているなら修理工程や方法も確立されてると
思われます。患者に会わず、診察もなしに手術の方法が先に決定さ
れてる病院があるとしたら恐ろしいですよね。
まずは現品をプロにみせて、修理法や金額が合わなければ、
キャンセルすればいいのです。
くれぐれも、先に治療費をつげてくる病院にはご用心です。
HPはこちら http://www.brand-repair.com
「人生いろいろ、修理もいろいろ」
お医者様でも内科・外科・耳鼻咽喉科・脳外科など様々な専門分野
があるように、同じように見えても実は畑が違うことはよくあるこ
とです。怪我をした人を歯医者につれては行きません。
かばんを製造する職人と財布を作る職人は専門が違うのです。
ワニやトカゲの爬虫類の革を専門にする職人や牛革や布など、使用
する素材でも専門はわかれます。
修理には修理職人だけがもつノウハウと技術が必要です。
かばん・財布・素材に関係なく製造ではありえない金具修理や染め
直しの技術も必要なのです。
廉価なバックの製造は近隣諸国に奪われ、高級品はヨーロッパの
一流ブランドにかなわず、泣く泣く製造から修理へシフトされた職
人さんもかなりの割合で増えています。
修理職人一筋で20年の私には製造する力は低いです。
世界中の一流ブランドバックや財布を数十万本ばらしては組み上げ
てきましたが、製造は無理なんです。
「餅は餅屋」「修理は修理屋」なんです。
HPはこちら
「女には好きなバックがあるの」
-A Woman has a favorite handbag-
映画「裏窓」のグレース・ケリーの台詞です。
大切なバックを長く使いたいと思う気持ちをサポートできるブログ
を書いていければとおもいます。
頻繁に横道にずれながらの乱文乱筆、あたたかーい流し眼で受け流
してください。![]()
HPはこちら



