ルイヴィトン エピ財布M63483のリニューアルリペア


ルイヴィトン エピ財布M63483です。

かぶせ外周や折り曲げ部の変色が目立ちますが全体的に色あせています。

 

 

 

 


後ろ面も同様に。。。

 

 

 

 


折り曲げ部は擦り切れて穴が空いています。

 

 

 

 


表裏の両側カブセの折り曲げ部も擦り切れ穴が空いています。

この財布は傷みやすい折り曲げ部だけでも6箇所あり大変です。

 

 

 

 


内張りの合成皮革は劣化して向かい合う革にも色移りしています。

 

 

 

 


とてもい時代に生産された高品質な財布ですのでリニューアルリペア加工を施します。

 

 

 

 

 


本革部材への色移りが重症過ぎます。
劣化したまま長く放置しておくと余計な部分に悪影響が出ます。

 

 

 

 


外周の黒い汚れを取り除くと擦れ具合がよくわかります。

 

 

 

 


カブセ周りも同様に。。。

 

 

 

 


カブセの折り曲げ部も同様に。。。

 

 

 

 


この部分に強化芯材を入れ込んで組み立てます。

 

 

 

 


この部分も同様に。。。。

 

 

 

 


リニューアルリペアの完成です。

 

 

 

 


内側も綺麗になりました。

 

 

 

 


合成皮革は本革で交換していますので二度とベタ付き劣化しません。

 

 

 

 


小銭入れの中もスッキリです。

 

 

 

 


各部に強化加工を施していますし劣化する合成皮革もなくなりました。
大切にご使用になれば長~くご愛用いただける状態です。

大切に長くご使用ください。

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HERMES OLD Beant ベアンのリニューアルリペア加工


エルメスのベアンです。

古いモデルですが素材や作り込みは最高品質時代の財布です。

 

 

 

 


H金具も現行のデザインとは異なるものですねぇ~

ご自身で加工されたのでしょうか?
H金具の右下にある引っかき傷に瞬間接着剤を流し込んだ形跡があります。

 

 

 

 


各部にホツレもありベロ革はコバの塗料も完全に剥がれています。

 

 

 

 


この辺りも糸が擦り切れています。

 

 

 

 


ほつれ易い折り曲げ部は他店で縫い直した形跡があります。

こちら側から縫いますので元のミシン目を縫い直しているようですが・・・・

 

 

 

 


縫いなおす時に見ることのできない裏面は元のミシン穴からズレています。

目視できる表面でもズレてしまう修理店も多いですから裏側は仕方ないかもしれません。
長年使い込んだ革は伸縮しますのでミシン目を合わせるのは至難の業です。

しかし、余計なミシン穴は強度と見た目を悪くします。

 

 

 

 


小銭入れのファスナーも破損しています。
最近のモデルは金属ファスナーですので高級感のある金属ファスナーで交換します。

 

 

 

 


内部材のカードポケットまで糸が擦り切れていますから、
リニューアルリペア加工で長く愛用できるように復活させます。

 

 

 

 


バラバラに解体することからスタートです。

 

 

 

 


小銭入れの内側は汚れと傷がてんこ盛りです。

 

 

 

 


底角の折り曲げ部は革が擦り切れて欠損しています。

 

 

 

 

 

 


ベロ革は糸が擦り切れて口が空いた状態で使用されていましたので、
損傷が激しく芯材も硬化して真っ黒に変色しています。

 

 

 

 

 


ベロ革の付け根のループ革もヨレヨレです。

 

 

 

 


ネイビー色の財布ですがH金具を取り外してみると全体の色落ち具合がわかります。

 

 

 

 

 


リニューアルリペア加工の完成です。

HERMESのロゴに合わせて真鍮色の金属ファスナーで交換しました。
当然、小銭入れの中もクリーニング加工していますのでスッキリです。

 

 

 

 

 


ベロ革など各部に強化芯材を入れ込んで組み立て直しています。

 

 

 

 


H金具の右下の引っかき傷の補修跡はここまで拡大しても目立たなくなりました。

 

 

 

 


古き良き時代に作成された高品質な財布は長く愛用することができます。
しかし、もう少し早いサイクルでメンテナンスをする方が良い状態を保てますね。

折り曲げ部やベロ革など各部に強化芯材を入れ込んで頑丈に仕上げていますが、
丁寧に使用する事が財布を長持ちさせる最善の方法です。

大切にご使用ください。

 

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グッチ長財布のリニューアルリペア加工


グッチの長財布です。

全体的に汚れが目立つ印象で外周のテーピング革にも擦り切れ破れが多数あります。
全体の状態を見ながらリニューアルリペア加工を施します。

 

 

 

 


折り曲げ部はテーピング革が擦り切れて欠損しています。

 

 

 

 


角部も同様に。。。

 

 

 

 


全体的に手垢汚れで残念な状態です。

 

 

 

 


ホック留めするベロ部は波打変形しています。

アイロンなどでは補正できませんので、
解体して芯材を交換しながら修正する必要がありそうです。

 

 

 

 


内側も白い革ですので汚れが目立ちます。

 

 

 

 

 


いつものようにバラバラです。

GG柄布地の外周は織りが弱くなっていて折り曲げ部は欠損している部分もあります。
少しだけテーピング革の幅広にして強度を確保するつもりです。

ここまで解体すると新品を作成すより遥かに手間が掛かります。
ここまで解体しなくても誤魔化せるでしょう?・・・と思われる修理屋さんも多いのでは?

 

 

 

 

 


ベロ部材も解体してみました。
やはり、芯材が変形していますねぇ~

 

 

 

 


小銭入れ部もバラバラ。
カブセで隠れていて汚れにくい部分とホックから下の部分でツートンカラーの様です。

小銭入れの内張りの布がホックで擦れて破れそうです。
金属である小銭を入れる内側は負担が大きいので本革で張り替えます。

 

 

 

 


リニューアルリペア加工の完成です。
カードポケットや小銭入れのツートンカラーのような汚れも綺麗になりました。

 

 

 

 


小銭入れの中まで綺麗です。

ペラペラの布地は本革仕様に変更して高級感と耐久性をアップしています。

 

 

 

 


ベロの波打変形の修正も完了しています。

 

 

 

 


手垢で汚れていたGG布地もスッキリしました。

 

 

 

 


重要箇所には強化芯材を入れ込んでいますので丈夫になっています。

毎日、使用する財布は少しづつ傷んでしまい汚れも避けようがありません。
中身を詰め込みすぎないことと、丁寧に使用するしか対応策はありませんね。

財布では損傷が出やすい折り曲げ部は財布の状態を把握するには最適な箇所です。
時々、折り曲げ部をチェックして傷み具合を自己診断しながら大切に長くご使用ください。

 

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ルイヴィトン ガマ口財布のリニューアルリペア加工


ルイヴィトンのガマ口財布です。

2000年5月にスペインの工房で作成された財布です。
この年代の財布はフランスよりスペインの方が出来栄えが良くgood!です。

 

 

 

 


長年のご使用で折り曲げ部は亀裂があり、モノグラム地が欠損しています。

コバの塗料が剥がれた段階で塗料を塗り直しておけば最良で、
縫製糸がホツレた時点でも手遅れではなく修理価格も抑えられます。

しかし、塗料が剥がれ、糸がホツレ、口が空き、モノグラム地が縮み、亀裂が入り・・・・
それでも、無視して使い続けるとモノグラム地がちぎれて無くなります。

 

 

 

 


札入れ側の折り曲げ部も大きく口が空いた状態で、
縫い止められていないためにモノグラム地が縮んで内側の革とサイズが合わない状態です。

合成皮革の内張りは劣化して剥離した部分が見られます。

 

 

 

 


対面のカードで擦れた傷です。
カード類が多い昨今ですが使用頻度の少ないカードは別にされる方がよいです。

 

 

 

 


メンテナンスのタイミングは少し遅いのですが基本的に丁寧な使い方です。
13年のご使用で、この程度の擦れ傷は仕方ありませんね!

今後も長くご使用いただけるようにリニューアルリペア加工を施します。

 

 

 


いつものように解体からスタートです。

口金金具を取り外して解体した小銭入れの中は小銭の汚れが染み込んでいます。

 

 

 

 


ポケットの天部の縫い合わせ部分に小さな亀裂が見られます。

各ポケットの天部縫い合わせ箇所は負担が大きく破れやすい部分ですので、
強化加工を施して組み立て直します。

 

 

 

 


ホックも取り外してモノグラム地を強化したあと元通りに付け直します。

 

 

 

 


リニューアルリペア加工の完成です。

合成皮革素材は本革仕様になり折り曲げ部や各ポケットなど強化して、
組み立て直しています。

小傷や汚れなども補修し、外周などコバ面も全て仕上げ直してあります。
すべて元通りというより、強度をアップさせながら品質もアップしています。

 

 

 

 


使用すれば直ぐに汚れてしまう小銭入れですがクリーニングしてますので、
気持ちよくご使用いただけます。

 

 

 

 


ベロ革は傷みやすい部分ですが縫製もコバ面もスッキリでマークもピカッと!

 

 

 

 

 


亀裂や欠損で損傷の激しかった折り曲げ部も復元強化加工で頑丈です。

 

 

 

 


修理前の一枚目の画像は型崩れやホツレもあり、お疲れモードでしたが、
各部の強度アップで疲労回復したようです。

大切にご使用になれば、これから10年以上良い状態で使用できますので、
これまで同様、丁寧に活用し早めのメンテナンスを心がけるようにしてください。

 

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ヴィトン ポルト ビエ・カルト クレディ モネの修理


ルイヴィトン ポルト ビエ・カルト クレディ モネです。
撮影が下手なのでイエローのエピに見えますがオレンジ色のマンダリンです。

 

 

 

 


当社ですら稀に見る状態の悪さに驚きましたが、
使用期間は僅か7年ほどで、この状態には愕然です。

 

 

 

 


大きく欠損するほど擦り切れています。

 

 

 

 


毎日のように使用する財布は少しずつ傷んできますので、
修理するタイミングは難しいものですが・・・・

もっと早く修理するのが最良ですが、もう少し丁寧な取り扱いも必要ですねぇ~

 

 

 


内側も全体的に薄汚れがあり、擦れ傷も数箇所見られます。

 

 

 

 


使用できる状態に復活させるためにリニューアルリペア加工を施します。

内張りに使用されている合成皮革は汚れも目立ちますし、
今後の劣化も心配ですので、この機会に本革に交換します。

 

 

 

 


損傷が大きく、もはやブランド品とは呼べない状態です。

貴重な品だけに残念すぎます。。。。

 

 

 

 

 


穴が空いている部分だけでなく他も擦り切れてティッシュより弱い状態です。

これ以上破れないように裏側から芯材を貼り合わせて強度アップさせます。

 

 

 


小銭入れの中も擦れ傷や汚れがあります。
カブセの擦れ傷は二つ折にした時に対面のカードが当たるので付いてしまいます。

カードを重ねて入れると厚みが増し擦れ易いのです。

 

 

 

 

 


リニューアルリペア加工の完了です。

折り曲げ部など各部に強化加工を施して組み立て直しています。

 

 

 

 

 


カードで付いた傷は想像より深かったので苦労しましたが綺麗になりました。

 

 

 

 


小銭入れの中もスッキリです。

 

 

 

 


外周はスレスレで折り曲げ部は大きく欠損し縫製すら出来ない状態でしたが、
折り曲げ部にもステッチがかかる状態に復元しています。

強化芯材も入れ込んで縫製していますので丈夫さもアップです。

高価で貴重なモデルですしブランド財布は良い状態を保ちながら、
お洒落に格好良く使用されるのが賢明です。

大切にご使用ください。

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dunhill-renewal repair ダンヒル長財布の修理


かなり使用感のあるダンヒルの長財布です。

財布の損傷といえば折り曲げ部からなんですが外周は全体的に擦り切れて重傷です。

 

 

 

 


カブセの外周ですが革が擦り切れて欠損しています。

 

 

 

 


折り曲げ部は当然のように重傷です。

 

 

 

 


角部も同様に。。。

 

 

 

 


内側の様子です。
革が全体的にベタツキが出ていて白い汚れが付着しています。

 

 

 

 


革が剥がれて変形した部分も見られます。

とりあえずは解体作業からスタートします。

 

 

 

 


解体して革に染み込んだ汚れなどを取り除いたところです。
外面部材の外周は繋がっている部分より擦り切れて欠損した部分の方が多いような・・・

治せるんでしょうか・・・?

 

 

 

 

 


革が剥がれて変形のある部分はカードポケットのステッチをほどき、
内張り布を剥がして強化材を挟み込んで組み立て直します。

 

 

 

 


カードや紙幣の出し入れで負担が掛かる部分ですので、
内布を剥がした革の裏面から強化材を貼り合わせます。

 

 

 

 


外面の復元強化加工は苦労しそうです。

 

 

 

 


大切に長く愛用したい財布はもっと早めのメンテナンスが最善ですね。

 

 

 

 


つながっている部分も首の皮一枚で少し引っ張れば裂ける状態です。
しかし長年使用してきた愛着のある素材ですから安易に代用の革に交換できません。

 

 

 

 


負担が掛かる部分には強化加工を施しながらリニューアルリペア加工の完了です。
代用の革で作り直したパーツは何一つありませんが、スッキリしました。

 

 

 

 

 


諦めるしかないような状態でしたが安心してご愛用いただける状態になりました。

他人が見ると驚くような状態でも思い入れや愛着など様々な理由で
その品でなければならないことがあります。

特にご商売をされている方などは縁起担ぎで財布を買い替えるのをためらわれる方も・・・

当社のホームページは「大切なブランド財布」や「大切なブランドバッグ」で検索いただけます。
大切に長く愛用したい品にかぎり修理加工を承っています。

大切に思える品に出会われた方は当社をご利用いただけると幸いです。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索