ヴィトン財布のリペア

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ルイヴィトンのガマグチ財布です。

 

 

 

 

 

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丁寧に使用されていますが2000年8月に生産された品ですので、
モノグラム地が縮んで内部材が飛び出したように見える状態です。

 

 

 

 

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かなり大きく内部材が飛び出しているのがわかります。
内部材が外周より飛び出すと擦れやすくなり注意が必要です。
できればリニューアルリペア加工で補正しておくのが最善です。

 

 

 

 

 

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ベロ革など外周の擦れやすい部分はコバ面の塗料が剥がれています。

 

 

 

 

 

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折り曲げ部はモノグラム地に亀裂が入り3か所に欠損が見られます。

 

 

 

 

 

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内側を見れば丁寧に使用されていることがわかります。

 

 

 

 

 

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しかし、合成皮革の内張りは劣化が発生しています。
対面への色移りが少ない軽傷時に張替交換するのが最善策です。

 

 

 

 

 

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今回は折り曲げ部の復元強化加工と合成皮革部の張替交換のご依頼です。

 

 

 

 

 

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小銭入れの中の汚れは避けようがありませんが本革ですので安心です。

 

 

 

 

 

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内張り交換のためには全体を解体する必要がある大施工になります。
経年劣化でベタ付き剥がれが発生する合成皮革は本革仕様で組み立て直します。

 

 

 

 

 

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コバ面は全体的に仕上げ直して傷みやすい折り曲げ部の強化加工も完了。

 

 

 

 

 

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ベロ革のコバ面も仕上げ直しました。

 

 

 

 

 

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予定外の加工でしたが組み立て時に出来る限り調整しながら、
内部材の飛び出しを抑えてみました。

かなり大がかりな加工になりますので、
完璧に補正するにはリニューアルリペア加工が必要になります。
しかし、内部材が少し見える程度になり見栄えは改善しています。

 

 

 

 

 

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両側の折り曲げ部の強化加工とコバ面の仕上げ直しで強度と見栄えが整い、
内張りが本革で張り替えられたことで安心して活用いただけます。

大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)
レザークリエーション様

お世話様です。
お財布受け取りました。
出来栄えはさすがの一言です。
使い古した物でも、リペア次第で輝きを取り戻せるのですね。
引退財布でしたが、現役復帰させます。
ありがとうございました。

東京都 O 様

お受け取りのご連絡ありがとうございます。
折り曲げ部の強化や合成皮革素材がなくなったことで、
丁寧に使用すれば長く活用いただける状態です。

大切に長くご愛用ください。

モノグラム修理

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ルイヴィトンのショルダーバッグと長財布です。

 

 

 

 

 

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トロカデロはファスナーが大きく裂けていますので交換が必要です。

 

 

 

 

 

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モノグラム地の状態も悪く硬化して亀裂が見られます。

 

 

 

 

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大きく欠損した部分もあり放置すると拡大していき使用不可能になります。

左側の小さな欠損部も放置すると右側の大きな欠損部のように拡大します。
補修して目立たなくすることと欠損の拡大を抑える加工を施します。

 

 

 

 

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長財布も状態が悪く折り曲げ部は4か所とも口が空いています。

口が空いたまま使用されていましたのでモノグラム地の欠損や縮みが発生。
バッグ同様にモノグラム地の硬化も見られます。

 

 

 

 

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内側の様子です。

革のダブつきで外面のモノグラム地の縮み具合がわかります。

 

 

 

 

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今回は折り曲げ部4か所の復元強化加工のご依頼です。

モノグラム地の外周は反り返って、この角度からの撮影でもコバ面が見えます。

 

 

 

 

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内部材が飛び出したように見えますが、モノグラム地が縮んでいます。

 

 

 

 

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モノグラム地がちぎれて欠損してしまうと新品状態に戻ることはありません。
直営店などでも縫い直しすることすら不可能と断られてしまいます。

現状は手遅れと言える状態です。
軽傷なうちにメンテナンスするのが、
財布やバッグを長持ちさせる最善策です。

 

 

 

 

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大きく解体して強化芯材を入れ込みながら欠損部を補修して組み立てます。

 

 

 

 

 

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トロカデロも内張りを取り除いてファスナーを取り外しました。

 

 

 

 

 

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欠損部は表面の補修のみの予定でしたが、
モノグラム地が硬化して炙ったスルメイカのように変形していますので、
裏側から強化加工を施して組み立て直してから表面補修します。

 

 

 

 

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長財布の折り曲げ部の復元強化加工の完了です。

 

 

 

 

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同様に。。。。

 

 

 

 

 

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コバ面は折り曲げ部以外も仕上げ直しましたのでスッキリです。

 

 

 

 

 

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財布は折り曲げ部を丈夫にしておけば構造的に安心です。

 

 

 

 

 

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トロカデロもファスナー交換が完了して欠損部の強化と補修加工も完了しました。

バッグも財布も直営店や他店様では断られる状態でしたが、
モノグラム地の欠損も目立たなくなり使用可能に復活です。
大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

有限会社レザークリエーション 御中

長財布とトロカデロを受け取りました。
とてもすばらしい仕上がりで大満足です。
貴社にお願いをして本当に良かったと思います。

どうもありがとうございました。

長野県 M 様

お受け取りのご連絡ありがとうございます。
財布もバッグも直営店では断られてしまう状態でした。
どちらもモノグラム地が硬化していますので、
丁寧に活用されることをお勧めします。

大切にご愛用ください。

コンコルドの修理

concorde (1)
1998年2月に製造されたルイヴィトンのコンコルドです。
作成された年代も良く丁寧に使用されています。

 

 

 

 

 

concorde (2)
仕切りポケットだけでなく内ポケットにもファスナー付の贅沢仕様です。

 

 

 

 

 

concorde (3)
しかし、どちらのポケットも合成皮革の内張りが劣化しています。

 

 

 

 

 

concorde (4)
劣化した合成皮革素材は悪化してゆくだけですので、
早めのメンテナンスが最善です。

 

 

 

 

 

concorde (5)
内ポケットも同様に。。。。

 

 

 

 

 

concorde (6)
内張りを張り替えるためにはバッグをバラバラに解体する必要があります。
ベタ付き劣化しないように本革で作成交換します。

 

 

 

 

 

concorde (7)
少し贅沢ですが本革で作成交換しましたので高級感もアップです。
何よりベタ付き劣化の心配がなくなり安心です。

 

 

 

 

 

concorde (8)
デイリーに使用するバッグではありませんが品格があるデザインと構造です。
丁寧に作成された良いバッグですので大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

レザークリエーション様

本日、バックが届きました。

加工の様子、ブログで拝見いたしました。
タンスのこやしどころか、
使用できない程劣化したバック達が蘇る様に、
心から感動しました。

実はアマゾンの付け根革の修理は、
こちらで見積もりをいただく前に、
別の修理店へいくつか問い合わせをしました。
しかし、カシメの復元は出来ないと言われ、
なかなか修理に踏み切れないでいましたが、
何とかこちらに辿り着き、見事に復元していただきました。

オルセーは内張り以外に外周も綺麗に仕上げて頂き、
ありがとうございました。

蘇らせて頂いたバック達、
これからは丁寧に大切に使おうと思います。
心より感謝申し上げます。

広島県 O 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
古い品だけに丈夫な素材で丁寧に作成された良いバッグです。
出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。
ありがとうございました。

オルセーの修理

pochette orsay (1)
1997年9月に製造されたルイヴィトンのオルセーです。

後ポケットの天部が変形しているのが残念ですが、
年代を考えると良好な状態を保っています。

 

 

 

 

 

pochette orsay (2)
外周のコバ面の擦れなどは見られますが前面も綺麗です。

 

 

 

 

pochette orsay (3)
しかし、内張りの合成皮革素材の劣化は重症です。

 

 

 

 

 

pochette orsay (4)
劣化してからの放置期間が長かったために他の部材に色移りしています。

 

 

 

 

 

pochette orsay (5)
内ポケットも同様に。。。。

 

 

 

 

pochette orsay (6)
解体してみるとモノグラム地に芯材が張り合わされた丁寧な作りで、
最高品質時代のバッグであることがわかります。

 

 

 

 

 

pochette orsay (7)
内ポケットも解体。

 

 

 

 

pochette orsay (8)
外ポケットの天部の変形も補正しながら本革で内張りをさ作成します。

 

 

 

 

 

pochette orsay (9)
ポケット天部を強化することで変形もスッキリです。

 

 

 

 

 

pochette orsay (10)
内張りは本革。

 

 

 

 

pochette orsay (11)
外周全体のコバ面も仕上げ直して内張りの本革仕様加工の完了です。

高品質なモノグラム地で丁寧に作成されていたころのバッグですので、
丁寧に活用しながら長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

レザークリエーション様

本日、バックが届きました。

加工の様子、ブログで拝見いたしました。
タンスのこやしどころか、
使用できない程劣化したバック達が蘇る様に、
心から感動しました。

実はアマゾンの付け根革の修理は、
こちらで見積もりをいただく前に、
別の修理店へいくつか問い合わせをしました。
しかし、カシメの復元は出来ないと言われ、
なかなか修理に踏み切れないでいましたが、
何とかこちらに辿り着き、見事に復元していただきました。

オルセーは内張り以外に外周も綺麗に仕上げて頂き、
ありがとうございました。

蘇らせて頂いたバック達、
これからは丁寧に大切に使おうと思います。
心より感謝申し上げます。

広島県 O 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
古い品だけに丈夫な素材で丁寧に作成された良いバッグです。
出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。
ありがとうございました。

アマゾンの修理

amazone monogram (1)
1999年製造のルイヴィトンのアマゾンです。

 

 

 

 

 

amazone monogram (2)
ショルダーの付け根革はそろそろ限界を迎えています。

 

 

 

 

 

amazone monogram (3)
革には伸びる繊維の向きがあります。
こちらの付け根革は革が伸びる方向でパーツ作成されたものです。

 

 

 

 

 

amazone monogram (4)
こちら側の付け根革は革が伸びない方向でパーツ作成されています。

状態の違いは一目瞭然ですが、どちらも15年以上経過していますので、
解体して強化加工を施します。

 

 

 

 

 

amazone monogram (5)
糸がほどけて紛失する前にループ革も縫い直しが必要ですね。

 

 

 

 

 

amazone monogram (6)
内ポケットの中の合成皮革はベタ付き劣化が発生。

 

 

 

 

 

amazone monogram (7)
内張りを取り外してポケットと付け根革を解体。

 

 

 

 

amazone monogram (8)
対面の本革への色移りが残念です。
内張りの中のポケットですので人目には触れない部分ですが、
色移りした部分は汚れを取り除いても表皮が傷んでいます。

 

 

 

 

 

amazone monogram (9)
付け根革は一枚の革を折り曲げた構造です。

内側は革の繊維も荒くボソボソ状態になっています。
表皮から深い層ほど繊維が荒く強度的にも弱いです。

 

 

 

 

 

amazone monogram (10)
厚みを半分に加工してボソボソの部分を取り除きましたので4枚に。

元の革を強化して使用すると他のパーツとの色やけ具合も違和感がでません。

 

 

 

 

amazone monogram (11)
強化芯材とヌメ革を張り合わせて付け根革の強化加工の完了です。

 

 

 

 

 

amazone monogram (12)
モノグラム地側も強化して縫製しています。

 

 

 

 

 

amazone monogram (13)
ループも縫い直し完了。

 

 

 

 

amazone monogram (14)
ショルダーの付け根革は負担が掛かる部分ですが、
本革仕様になった内ポケットも含めて安心して活用いただける状態です。

大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

レザークリエーション様

本日、バックが届きました。

加工の様子、ブログで拝見いたしました。
タンスのこやしどころか、
使用できない程劣化したバック達が蘇る様に、
心から感動しました。

実はアマゾンの付け根革の修理は、
こちらで見積もりをいただく前に、
別の修理店へいくつか問い合わせをしました。
しかし、カシメの復元は出来ないと言われ、
なかなか修理に踏み切れないでいましたが、
何とかこちらに辿り着き、見事に復元していただきました。

オルセーは内張り以外に外周も綺麗に仕上げて頂き、
ありがとうございました。

蘇らせて頂いたバック達、
これからは丁寧に大切に使おうと思います。
心より感謝申し上げます。

広島県 O 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
古い品だけに丈夫な素材で丁寧に作成された良いバッグです。
出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。
ありがとうございました。

ヴィトン トロータの修理

lv Trotteur (1)
使い込まれたルイヴィトンのトロータです。

 

 

 

 

 

lv Trotteur (2)
ショルダーの付け根革が切れてショルダーが外れています。

 

 

 

 

 

lv Trotteur (3)
こちら側は、まだ切れていませんが・・・・

 

 

 

 

 

lv Trotteur (4)
一枚の革を折り曲げただけの構造ですので、
内側やコバ面は革の繊維が毛羽立っています。

 

 

 

 

lv Trotteur (5)
裏側から見ると、そろそろ限界を迎えているようです。

 

 

 

 

 

lv Trotteur (6)
内張りを解体して付け根革を取り外しました。

片側の付け根革は完全に切れてしまっていますが、

元の

 

 

 

 

lv Trotteur (7)
縫い付け部の状態は良好です。

 

 

 

 

lv Trotteur (8)
モノグラム地の裏側には布テープが張り合わせてあり、
負担が掛かる部分には強化加工が施されています。

当社では2種類の芯材を張り合わせた強化芯材を使用して、
モノグラム地の裏側から補強して縫製します。

 

 

 

 

lv Trotteur (9)
今回は元の革パーツを交換することなく復元強化加工で再生しました。

 

 

 

 

lv Trotteur (10)
こちら側も同様に。。。。

 

 

 

 

lv Trotteur (11)
ヌメ革交換していませんので他のパーツの色焼け具合とも違和感なく、
強化芯材とヌメ革で強化されたことで強度的にも丈夫です。

大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索