ミュゼットサルサ


ルイヴィトンのミュゼットサルサです。
ショルダーベルトを長めに作成します。

 

 


最高品質のヌメ革を使用する当社ですが新品のヌメ革は真っ白です。

 

 

 


すぐに活用しやすいように染色をご希望されました。
上記の状態でも真っ白のヌメ革よりは馴染みますが・・・

 

 

 


さらに色の濃淡を追加すれば活用しやすくなります。

新品状態の白いヌメ革を時間を掛けて色焼けさせて使用するのも、
少しずつ馴染んでいく変化を見れる楽しみがあります。

 

 


五つある尾錠穴の真ん中でご指定の長さになるように作成しています。

 

 

 


斜めがけできると自転車でも活用しやすく使用頻度が増します。
使い勝手が悪くしまい込んだ状態になっていたバッグも活躍してくれます。

芯材を入れ込んで作成していますので強度も増していますので、
安心して活用ください。

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(お手紙紹介です)
昨日、バッグを受け取りました。
とても丁寧で素敵な仕上りで大満足です。
〇〇〇○〇と供にありがとうございました。

栃木県 I 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
便利に活用できるようになりましたので
大切に長くご愛用ください。

ボッテガのチャーム


ボッテガベネタのキーホルダーです。
上記の画像で何の動物か一瞬で解った方は脳トレの必要なしです。

 

 

 


正解は今年の干支でした。
この向きの画像を見てもウサギだと解らない方は少し心配。

 

 

 


反対面も同じです。

 

 

 


コバ面の塗料が剥がれて部材の接着が剥がれています。
芯材も劣化していますのでリニューアルリペア加工を施します。

 

 

 


リング金具の付け根革もヨレヨレ。

 

 

 


シンプルなウサギ型のチャームですがバラバラに解体すると、
多くのパーツで構成されていることが解ります。

 

 

 


芯材を作成交換して付け根革を強化してリニューアルリペアの完了です。

 

 

 


今年はウサギ年。
なんとなく縁起が良いリニューアルリペアでした。

大切に長くご愛用ください。

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(お手紙紹介です)
有限会社レザークリエーション様

おはようございます。
昨日無事受け取りました。
20年前の新品時よりも更にしっかりとした元気な姿で戻ってきてくれて
まさしくリニューアル(刷新)だ!と感服いたしました。
前回のうさぎ年2011年の3月11日に震災で
命を落とした友人との思い出がいっぱいの品で
傷んで使用が難しくなってからもずっと引き出しの中で
大事に保管していました。
見積もりのお値段が提示された時は正直なところ数日悩みましたが、
見事に若返って艶々ふっくらのうさぎの姿に
思い切ってお願いして良かったと思います。
うさぎ年に復活出来たのも偶然では無い気もするし、
これからは再び手元で愛用して幸運と福をたくさん呼び込んでもらいます。
〇〇〇○〇のプレゼントもありがとうございます。
今年も悩める全国のレザー愛好者さんのためにお力を貸してください。
ありがとうございました。

 

埼玉県 O 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
加工前の予想よりも悪戦苦闘しましたが、
喜んでもらえて良かったです。
大切に長くご愛用ください。

コーチの擦れとエピ財布


擦れや色あせが目立つコーチのバッグと手遅れ状態のエピ財布です。

 

 

 


コーチのバッグは全体の色あせに加えて表皮が剥がれた擦れが多数あります。

 

 

 


不思議な模様のスレキズは自転車のカゴで擦れたのでしょうか?

 

 

 


引き手革や本体上部の擦れは使い込んだ擦れと色あせで自然です。

 

 

 


全体に表皮が剥がれて白く目立つ擦れがあり持ち歩きにくい状態です。

 

 

 


色落ちする変化を楽しめる素材ですので画像の部分のように、
均一に綺麗に色落ちしてくると使い込んだ風合いが増すのですが、
各部に擦れ傷が多数あり丁寧な取り扱いが必要です。

 

 


パープルのコーチも同じように活用されていますのでスレスレです。

 

 

 


同様に。。。

 

 

 


表皮が剥がれると汚れや湿気を吸い込みやすくなり、
革の柔軟性が低下して劣化が早まります。

 

 


全体的に色落ちしています。

 

 

 


両側の持ち手も同様に。。。

 

 

 


折れ込んだ部分で外面ほど擦れない部分も擦れや色あせが目立ちます。

 

 

 


表面だけを着色した革ですので擦れると革の繊維が露出して白くなります。

こちらのバッグも持ち歩きにくい状態ですので茶色のバッグ同様に、
クリーニングと外面の補修補色加工を施します。

 

 

 


ルイヴィトン エピ二つ折り財布ですが、
財布の機能を果たせないほど損傷が見られる状態ですので、
もはや財布ではなく元財布です。

 

 

 


エピ革は劣化してひび割れ、折り曲げ部は擦り切れて無くなっています。

擦り切れて欠損した部分は存在しません。
存在しない部分は修理できませんし、
ひび割れ劣化して朽ちた革が新品時に戻ることはありません。

 

 


反対側も折り曲げ部が無くなっています。
よく見ると角部や外周も擦り切れて無くなっています。

 

 

 


折り曲げ部だけでなく外周全体が無くなるまで活用された財布ですが、
製造からは20年ですので不思議に思えるほど早い損傷です。

 

 

 


エピ革は内側に折り返したヘリ返し構造のはずですが、
外周は全て擦り切れて欠損していますので外周全体が破れた状態です。

 

 

 


大きく破れたように見える部分もありますが、
革が磨り減って無くなりステッチから外れたようです。

 

 

 


内側部材も擦り切れ欠損が見られます。

 

 

 


エピ革だけでなく内部材も擦り切れて欠損しています。

他にも損傷部は多数あり財布とは呼べない手遅れ状態ですが、
リニューアルリペア加工で財布として活用できる状態に戻します。

 

 


汚れを取除くと擦れが鮮明になります。

 

 

 


天部も同様に。。。

 

 

 


ショルダーもスレスレ。

 

 

 


パープルのバッグも汚れを取除き擦れ部を整える補修加工のあと、
補色します。

 

 

 


バラバラに解体。

この財布を修理するのは特別な思い入れがあるからだと思われます。
傷んだパーツを全て取り替えると別の財布になってしまいますので、
出来る限りパーツ交換しないで財布として使用できる状態にします。

 

 

 


小銭入れのカブセも擦切れ破れや劣化が見られ朽ちた状態です。

 

 

 


内側に強化芯材を入れ込むことで劣化した部分の強度を補います。

 

 

 


財布の形状とは違う形になった本体も欠損部を部分作成しながら、
全体を強化して財布の形状に戻します。

 

 

 


スレスレで傷だらけだったコーチのバッグの、
クリーニングと外面の補修補色加工の完了です。

 

 

 


引き手革や天部も同様に。。。

 

 

 


ショルダーもスレスレでしたが復活。

 

 

 


パープルのコーチも全体に擦れや色あせが見られましたが、
クリーニングと補修補色加工で改善。

 

 

 


スレスレだった底角も改善。

 

 

 


色あせや擦れや汚れが見られた天部やマチも改善。

 

 

 


エピの二つ折り財布も財布として機能する状態に復活です。

 

 

 


折り曲げ部の欠損は部分作成して財布の形状に戻しています。

 

 

 


内側の折り曲げ部も同様に。。。

内張りの合成皮革は本革で作成交換しましたので、
ベタツキ劣化の心配は無くなっています。

 

 

 


外周は新品時と同じ構造でヘリ返しが復活しています。

 

 

 


小銭入れの中も綺麗になりました。

出来る限り元の素材のままで組み立て直していますが、
財布として機能するようになっただけでなく、
各部に施した強化加工で全体の強度もアップさせています。

 

 

 


どのような加工を施すよりも丁寧な取り扱いが財布やバッグを
良い状態のまま長持ちさせてくれます。

出来る限り良い状態を保ちながら大切にご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

有限会社レザークリエーション様

お世話になります。
本日、財布、バッグ届きました。
丁寧に、綺麗に仕上げて頂きましてありがとうございました。
ブログの方にも掲載頂きありがとうございます。
特に財布が蘇り、有難いです。
予想以上に早い仕上がりでしたので、
持ち主に渡すのをいつにしようか迷うところなのですが、
サプライズで返却したいので、
また、この財布のストーリーは、ちょっと先になりますが、
改めてご連絡させて頂きます。
鞄の方ですが、茶色の方の不思議な模様は、自転車のカゴでもなく、
(自転車乗らないので)どうやって付いたのかも覚えがなく、
傷みがひどくなって時々使う程度でしたが、
保存状態がよくなかったのかもしれないです。
パープルの方も、角の傷みがひどくなってから、
持ち歩けないな~と思ったまま、外に出していたので、
色褪せがさらに全体的に進んでしまったのだと思います。
出来る限り丁寧に扱いながら、長く愛用していきます。
また、修理が必要な時はよろしくお願い致します。
本当にありがとうございました。

 

兵庫県 K 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
出来る限り改善させましたので、
良い状態を保ちながら大切にご愛用ください。

ロエベと土屋鞄


ロエベと土屋鞄のバッグです。

 

 

 


ロエベのショルダーバッグは底角に表皮が剥がれた擦れが見られます。

 

 

 


4角とも同様に。。。

 

 

 


余談ですがショルダーベルトは取り外し可能で便利に活用できます。

 

 

 


ショルダーベルトの長さ調整穴が中央から少しずれています。

ポンチで穴を開ける一瞬の作業ですが実は失敗が多い加工です。
素人でも出来る加工ですが穴の位置を間違えたことがある職人は、
多いはずです。

最高級ブランドでも購入時にはチェックポイントです。

 

 

 


土屋鞄の大きなバッグは底角だけでなく底の外周が白くなっています。

 

 

 


各部に擦れや小傷があり、傷部が白く目立ってしまう革です。

 

 

 


擦れて塗装が剥がれると白く目立つ素材ですので、
綺麗な状態を保つのが難しいバッグです。

擦れや傷などは気にせずに使い込むのが最善かもしれませんが・・・

 

 

 


正面には大きなシミがあり気にせずに活用するのは難しい状態です。

 

 

 


保管時にゴムボールが密着していたようで、
色移りしてしまったようです。

 

 

 


表面の塗装が剥がれる勢いでクリーニングしましたが、
完全に消えることが無いほど革に浸透しています。

 

 

 


ロエベの底角の補修補色加工の完了です。
表皮が剥がれた革の毛羽立ちを抑える補修加工のあと補色しています。

 

 


同様に。。。

 

 

 


土屋鞄も底面外周や擦れ部の補修補色加工の完了です。

 

 

 


ゴムボールの色移りを取除いてから補修補色加工しましたので、
塗装の下から湧き出てくる心配はありません。

傷や汚れも放置したまま塗装してしまう業者が多いですが、
出来る限りクリーニング加工や補修加工を施してから、
補色加工するのが安心です。

 

 


傷や汚れや色あせは避けることが出来ませんが、
出来る限り良い状態を保ちながら大切に長くご愛用ください。

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(お手紙紹介です)

レザークリエーション様
こんばんは、先程修理品を受領しました(ブログも拝見しました)。
今回も丁寧にケアしていただいて嬉しく思っております。
保管に気をつけてまた愛用しますね。

 

福岡県 N 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
大切に長くご愛用ください。

フールトゥ


長年使い込まれたエルメスのフールトゥです。

 

 

 


前後ポケット部が本革ですが擦れやひび割れや劣化が見られます。

 

 

 


表皮が剥がれ白っぽくなっていますので汚れや湿気を吸い込みやすい状態。

 

 

 


底角は革が擦り切れて穴が空いています。

革部全体の劣化が心配ですが今回は擦れや色あせは見送られて、
底角の擦り切れヤブレのみ補修するご依頼です。

 

 

 


こちらの底角も穴が空いていますが全体がスレスレで、
革の繊維が毛羽立っていることが目立ちます。

 

 

 


今回は底角3箇所に空いた穴を塞ぐ補修加工のみ施します。

 

 

 


擦り切れ穴部を部分作成して擦り切れ穴を塞ぎました。

 

 

 


こちらの底角も同様に。。。

擦れることが避けられない部分ですので次に傷みが出るのも底角ですが、
穴が空いたまま使い続けると本体まで傷んでしまいますので、
擦り切れ穴を塞いでおくのは、とても有効なメンテナンスです。

 

 

 


本革は早めのメンテナンスを施すことで良い状態を保ちやすく、
綺麗な状態のまま長く活用することが出来ます。

買い換えできないバッグですので大切にご愛用ください。

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擦れ、色あせ、劣化


傷みが激しく擦り切れ破れや芯材の変型劣化も見られ、
金具もメッキが剥がれたシャネルのチェーンショルダーバッグです。

 

 

 


マチの状態を見ても全体的な加工が必要な状態であることが解ります。

 

 

 


底角は革が擦り切れて穴が空き白い芯材が露出しています。
直営店などでは手遅れ状態と判断される状態です。

 

 

 


こちらの底角も同様に大きく破れて芯材が露出しています。
また、芯材の劣化で外周が反り返って変型しています。

保管しているだけでは、このような状態になりませんので、
劣化や擦り切れヤブレや変型がある状態で活用されていたようです。

 

 

 


芯材劣化で鋭角に折れ曲がった天部は革素材が劣化しています。

 

 

 


カブセのボコボコ変型も芯材の劣化が原因です。

 

 

 


カブセの内側も色あせだけで無く芯材の変型劣化でボコボコしています。

 

 

 


本革で作成された内張りもスレキズが全体に見られます。

 

 

 


チェーンやロック金具にはメッキの剥がれや腐食が見られ、
中革も傷みが見られます。

内側の擦れや汚れも含めて改善させる必要ないとのことですので、
本体外面の補修補色加工のみ施します。

 

 


金具を取り外すと全体が色あせてシャネルブラックではないことが鮮明。

 

 

 


本体外面の汚れを取除くと表皮の擦れ具合が鮮明です。

 

 

 


芯材の劣化や変型は放置したままですが擦れ部を整える補修加工のあと、
補色します。

 

 

 


外面の補修補色加工の完了です。

 

 

 


カブセ内側も補修補色加工を施しておきました。

 

 

 


朽ち果てたような状態だったマチ部材も出来る限り改善させています。

 

 

 


金具やチェーンショルダーや内部材は無加工ですし、
変型劣化した芯材も放置したままです。

今回は外面の補修補色加工で見た目は改善していますが、
強度や耐久性がアップしたわけではありません。

最高品質時代の古いバッグですので芯材など各部に傷みが見られます。
出来る限り丁寧に活用されることをお勧めします。

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