VUITTON epi M63827 キーケースのクリーニング


VUITTON epi M63827  4連フックのキーケースです。
全体に汚れや小傷が見られステッチも変色しています。

金属の鍵を取り付けるキーケースは傷んでしまいやすく損傷を避けることはできません。

 

 

 

 


内側は鍵で擦れるので、財布の小銭入れ同様に汚れやすく傷みやすいです。

 

 

 

 


折り曲げ部も財布と同じで傷みやすい部分です。

 

 

 

 


擦り切れて塗料が剥がれ落ちた部分には汚れが染み込んで黒くなっています。
いつものように、染み込んだ汚れを取り除く作業からスタートします。

 

 

 

 


黒く汚れていた部分を取り除くと擦れ具合がよくわかります。

 

 

 

 


この辺りも同様に。。。

 

 

 

 


外周全体を縫直し内側の汚れも綺麗になりました。

縫製のためには金具は邪魔になりますので金具の脱着作業もしています。

 

 

 

 


スッキリ!気持ちよくご使用いただける状態に仕上がりました。

財布やキーケースなど小物を綺麗に使用してると好印象です。
キーケースを綺麗な状態で使用続けるのは難しいですが大切にご使用ください。

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Jimmy Choo ジミーチューの財布のクリーニング


Jimmy Choo FILIPA ジミーチューのスタースタッズ財布です。

 

 

 

 


全体的に黒く汚れが目立つ状態です。

 

 

 

 


黒かグリーンかわからない状態ですが本来はターコイズブルーの財布です。
黒い汚れだけでなく色落ちもあり変色しているようです。

 

 

 

 


汚れがつきやすいパテントレザーなので綺麗な状態で使用するのは難しい財布です。

 

 

 

 


ファスナーを開閉する革紐は全体的に黒革状態です。
頻繁に手で触れる部分なので汚れが染み込みやすい部分です。

 

 

 

 


内側にもシミや汚れは見られますが、今回は外面のみ加工します。

内側を見ると黒でもグリーンでもなくターコイズブルーであることが認識できますね!

 

 

 

 


引手の革紐を解体してみました。
金具で隠れていた部分はターコイズ色ですねぇ~

革に染み込んだ汚れを取り除き補修補色加工を施します。

 

 

 

 

 


苦労しましたがターコイズブルーの復活です。

 

 

 

 

 


革紐も組み立て完了!

 

 

 

 


手でよく触る底面は汚れが強烈でしたが、なんとかなりました。

 

 

 

 


満天の星たちもキラキラと元気に見えますね!

毎日のように愛用する財布の汚れや損傷は避けようがありません。
大切にご使用になるのが最良の方法です。

大切にご使用ください。

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(お手紙紹介です)

バレンシアガのバッグ2点、ジミーチュウのサイフ1点の修理有難うございました。
新品のようにとても綺麗な仕上がりで、前回の修理に引き続き大変満足しております。
レザークリエーション様にお願いして良かったです。
また修理の際は宜しくお願い致します。
有難うございました。

東京都 K 様

お預かりした品は特殊な素材で難易度の高い加工でした。
色落ちや汚れは愛用していれば避けようのない損傷ですが、
基本的な作り込みが、しっかりしている品ですので、
大切にご使用になれば長く愛用できます。
大切にご使用ください。

Balenciagaバレンシアガのクリーニング補修補色加工


Balenciaga(バレンシアガ)のバッグです。

どちらのバッグも底角やテーピングなど各部に擦れ傷が有り目立ちますが、
実は全体的に色あせしています。

 

 

 

 


まずはピンクのバッグから見ていきましょう!

 

 

 

 


両側のマチのテーピング革はスレスレ状態で革の繊維が毛羽立っています。

 

 

 

 


マチの天部やファスナーサイドもスレスレです。

 

 

 

 


取り外し可能なショルダーベルトも表面が擦れて毛羽立った状態です。

 

 

 

 


持ち手の付け根は芯材の繊維が飛び出していて毛が生えたみたいでカッコ悪いです。

このような状態で使用されている方を街中でよく見かけますが、
爪切りなどでカットしてお手入れしましょう!

 

 

 

 


ショルダーベルトを取り付ける付け根革も同様に生えています。

 

 

 

 


次はブルーのバッグを見ていきましょう!
ブルーというよりは全体に色落ちして白っぽく見えますねぇ~

 

 

 

 


底角もピンクのバッグより重症です。

 

 

 

 


持ち手もブルーではなくグレーです。

手垢汚れが染み込んでいますので手の脂汚れを取り除かなければ補色できません。

 

 

 

 


こちらのバッグも毛が生えています。

でも、毛が生えるということは強化のために芯材がしっかりと入れられているという事ですね!

 

 

 

 


持ち手に僅かに残ったブルーが本来の色のようです。

 

 

 

 


バッグの中に鏡ケースがありましたので、ショルダーベルトと色の比較です。

 

 

 

 

 


鏡ケースの色に合わせながらショルダーベルトを補色していきます。

 

 

 

 


外面の補修補色加工の完成です。

 

 

 

 


特殊な素材の革ですが違和感なく仕上がっています。

 

 

 

 


スレスレだった部分も綺麗になりました。

 

 

 

 


損傷が出やすい持ち手も手の脂分を取り除いて補色しています。

 

 

 

 


毛羽立った底角も表面を補修して染め直してあります。

 

 

 

 


毛の処理もついでに完了!

 

 

 

 


スレスレのショルダーベルトも付属の鏡ケースと違和感なく仕上がっています。

 

 

 

 


ブルーのバッグも完了です。
全体的に白っぽくなっていましたがブルーに戻りました。

 

 

 

 

 

 


付属の鏡ケースとも違和感なく仕上がっています。

 

 

 

 


スレスレだったテーピングも同様に。。。

 

 

 

 


素材の特性上、全体的な色落ちはありましたが丁寧に使用されていたようで、
致命的な深い傷や革質が変化するような汚れはありませんでした。

今回は強度がアップするような加工ではなく見た目を整える加工ですので、
ショルダーベルトの付け根革など負担が掛かる部分は
時々チェックしながら大切にご使用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

バレンシアガのバッグ2点、ジミーチュウのサイフ1点の修理有難うございました。
新品のようにとても綺麗な仕上がりで、前回の修理に引き続き大変満足しております。
レザークリエーション様にお願いして良かったです。
また修理の際は宜しくお願い致します。
有難うございました。

東京都 K 様

お預かりした品は特殊な素材で難易度の高い加工でした。
色落ちや汚れは愛用していれば避けようのない損傷ですが、
基本的な作り込みが、しっかりしている品ですので、
大切にご使用になれば長く愛用できます。
大切にご使用ください。

オーストリッチ ショルダーバッグのクリーニング


オーストリッチのショルダーバッグです。

 

 

 

 


いつも画像付きの修理依頼書をお送りくださる業者様です。

前面の底付近のシミ汚れを修復するご依頼なんですが・・・・

 

 

 

 


鮮やかなオレンジ色ですのでシミが目立ちます。

 

 

 

 


この辺りのシミ汚れは気にならないのか不思議なご依頼です・・・・

 

 

 

 


マチにもシミ汚れが・・・・

 

 

 

 


この辺りも、液体が流れたようなシミ汚れがあります。

 

 

 

 

 


ご依頼内容とは違うのですが全体的にシミ汚れを消して完了です。

 

 

 

 


ご依頼のあった底もシミ汚れがなくなりスッキリです。

 

 

 

 


この辺りもスッキリ!

 

 

 

 

 


マチのシミ汚れも問題ない状態です。

 

 

 

 


修理を依頼される方は正確なバッグの状態を把握されていないことが多いです。

修理加工をしていると放置できない部分がでてきて、
ご依頼いただいた箇所以外まで加工する事が多いのですが、
ほとんどの場合、ご自身のバッグや財布の正確な状態は把握されていませんので、
予定外の加工を施しても気づかず喜んでいただけません。

修理加工が完了すると加工前のボロボロだった状態を忘れてしまいます。
何年も使い続けてきたバッグや財布の状態を憶えておくためにも、
修理する前には携帯などで撮影しておく事をお勧めいたします。

 

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ルイヴィトンM60047 モノグラム財布の補修補色


ルイヴィトン・モノグラム財布(M60047)です。

製造から2年ほどの品ですので大きな損傷はありません。

しかし、使用していれば仕方なく付いてしまう内側部材の小キズやコバ塗料の剥がれなど
初期損傷は見られますので補修させていただきます。

 

 

 


刻印マークの横に白い汚れが見られます。
小さな汚れですが反対色な上、一番目立つ部分で気になる所です。

 

 

 

 


折り曲げ部はコバの塗料が少し剥がれています。

傷みやすい部分ですから、これくらいの損傷でメンテナンスしていれば、
綺麗な良い状態を保ちながら使い続けることができますね!

 

 

 

 


内部材にも各部に擦れ傷が見られます。

 

 

 

 


表面上は昔から変わらない素材のように見える内部材の革ですが、
少し擦れると革の色がなくなり白くなってしまいます。

 

 

 

 

 


大切に使い込めば風合いが増して手に馴染み雰囲気が出てくるのが、
上質な本革素材の良いところなんですが・・・・・

革の表面だけを化粧して昔ながらの素材風に仕上げた革は、
早め早めのメンテナンスを施しながら丁寧に扱う必要があります。

 

 

 

 

 


前ポケット天部は元々コバ仕上げが、いい加減に仕上げられているようですねぇ~

最近のモノグラム地は縮むのが早いようでポケット上部や外周には、
若干の反り返りも見られます。

 

 

 

 

 


各部の擦れ傷の補修補色加工の完了です。

 

 

 

 


コバ仕上げも全体的に仕上げ直し、内部材も補修しています。

 

 

 

 


カードポケットの上部の傷は少し深かったのですが綺麗になりました。

 

 

 

 


札入れポケット上部や折り曲げ部も綺麗になりました。

 

 

 

 


前ポケット天部のコバ面も外周同様の仕上げを施しています。

下地を整えた後(これが一番大変)、塗料は3~4回塗り重ね磨いています。

 

 

 

 


小さな白い汚れでしたが少し苦戦しました。

 

 

 

 


軽くなったり、カードポケットが多くなったり、
昔のモデルに比べるとデザインや機能性は格段に進化しています。

機能性が高くなると構造が複雑になり、軽くすると強度は低下します。

耐久性を犠牲に機能性をアップさせながら軽くするか・・・・?
ファッション性を犠牲にして無骨で頑丈なものにするか・・・?

生産側としても難しい選択ですが、いずれにしても大切に丁寧に使用するのが正解です。
最近の品はデリケートですので大切に取り扱い、良い状態を維持してください。

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GUCCI Business Card Case 名刺入れの修理・クリーニング


old GUCCIの名刺入れです。
古い品ですが最高品質の素材で丁寧に作成されていますので型崩れなく品格があります。

全体的に擦れや色あせ等が見られますので改善させます。

 

傷みやすい部分ですが折り曲げ部の擦れは革の繊維が露出して重症です。

 

 

 

 

 


カブセ裏や内張りも本革仕様でオールドグッチのマーク刻印が格好良いです。

 

 

 

 

 


名刺の出し入れで負担が掛かるポケットの右天部が裂けています。

ステッチが外周ギリギリのラインで縫製されていますので、
0.6ミリ以下の縫込みになり強度的には不安があります。

 

 

 

 

 


ポケットを解体してみると縫込み幅の少なさが気になります。

当然、破れていない反対側のマチも同じ縫い込み幅なはずです・・・・

 

 

 

 

 


心配なのでポケットを取り外してみました。

 

 

 

 


ポケットの内張りを剥がして補強材を入れ込んで組み立て直します。

 

 

 

 


カードポケットは天部に負担が掛かりますが新品時より丈夫になりました。

とはいえ、マチのないスッキリしたデザインの名刺入れですので、
詰め込みすぎないことが長く愛用する秘訣ですね!

 

 

 

 

 


見た目は元通りに再生していますので画像では強度アップは伝えきれませんねぇ~
でも、綺麗でしょっ!

 

 

 


外面全体のクリーニング加工も完了しています。

バッグや財布に比べて名刺入れは低価格な商品ですが、
ブランドがブランドらしい物作りをしていた時代はて名刺入れまで高品質でした。

大切に長く愛用ください。

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