ダミエ長財布の修理

n61725 (1)
ルイヴィトン ダミエ(N61734)長財布です。

カブセの折り曲げ部を強化して外周のコバ面を仕上げ直します。

 

 

 

 

n61725 (2)
擦れやすい折り曲げ部は糸が擦り切れて口が空いています。

ダミエ地も少し欠損していますが、2008年モデルには珍しく、
芯材が入れ込まれていますので軽傷です。

芯材と言いましても合成皮革を張り合わせているだけですが、
何もないよりはずっと良いです。

 

 

 

 

 

n61725 (3)
ホツレはマチやポケットまで進行しています。

 

 

 

 

n61725 (4)
反対側も同様に。。。。

芯材とは言えない程度のものですが、
一手間を施してくれるだけで耐久性は大違いで口が空いてもダミエ地は軽傷。

 

 

 

 

n61725 (5)
底角も擦れやすく糸が擦り切れてホツレています。
こちらはカブセのように開閉がありませんので縫い直しだけします。

 

 

 

 

n61725 (6)
カブセの復元強化加工と底角縫い直し、コバ面仕上げ直しの完了です。

 

 

 

 

n61725 (7)
底角は縫いにくい。

 

 

 

 

n61725 (8)
負担が掛かるカブセの折り曲げ部に強化芯材を入れ込んでいますので、
強化加工を施した折り曲げ部は格段に強度アップしています。

しかし、擦れやすい部分ですので次に糸が擦り切れるのも同じ個所です。
口が空いてしまうまで放置せずに縫い直す事が、
財布を長く愛用する最善策です。

大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

ダミエ財布の復元強化修理

damier (1)
ルイヴィトン ダミエの二つ折り長財布です。

 

 

 

 

 

damier (2)
長年の使用で擦れや色褪せが見られますが、
他のダミエ財布と比較すると別のものに見えてしまうほどです。

製造年代で色が多少変わることはダミエだけでなくモノグラムにもありますが、
こちらの2点は同じ2008年製造です。

もちろん、どちらも本物のルイヴィトン。

 

 

 

 

 

damier (3)
折り曲げ部は重症です。

コバの塗料が剥がれ、糸が擦り切れた段階でメンテナンスしていれば、
重症化することはないのですが、口が空いても使い続けると、
ダミエ地に亀裂が発生してしまい、それでも無視して使い続けると、
ダミエ地がちぎれて欠損してしまいます。

縫い留められていないダミエ地は縮んでしまい
内部材とサイズが合わなくなりますし、
縫い直す部分がちぎれて無くなっていますので縫製も不可能になります。

 

 

 

 

damier (4)
縫い直すこともできないほど放置すると直営店でも断られてしまいますので、
症状ととしては手遅れです。

しかし、このままでは裏面の赤いキャンバス地が目立って残念すぎます。
出来る限り復元強化加工を施して縫製できる状態に復活させます。

 

 

 

 

 

damier (5)
角部にも欠損が見られます。

 

 

 

 

damier (6)
こちらの角も同様に。。。。

 

 

 

 

damier (7)
内部材はダミエ地が縮んだ影響などもありダブつきが・・・・

 

 

 

 

damier (8)
擦れも各部に見られます。

 

 

 

 

damier (9)
カード入れの裏ポケットは合成皮革の内張りヤブレています。

内張り交換やリニューアルリペア加工を施すのが最善ですが、
今回は折り曲げ部の復元強化加工とコバ面の仕上げ直しと、
内張りのヤブレ部補修のみ加工します。

 

 

 

 

damier (10)
折り曲げ部には強化芯材を入れて縫製します。

裏面が赤いダミエ地を使用した財布を新品時に見極めるのは困難です。

 

 

 

 

damier (11)
このように同じダミエでも裏面が茶系ですと表皮がひび割れても目立ちません。

 

 

 

 

damier (12)
外周のコバ面も赤いキャンバス地が露出。

各部材の接着も剥がれてミルフィーユ状態ですので、
コバ面も接着し直して仕上げ直します。

 

 

 

 

damier (13)
剥がれていた内張りの部分補修の完了です。

 

 

 

 

damier (14)
変色したダミエ地に違和感が出ないように苦労しましたが、
折り曲げ部も復元強化加工で強度を上げながら縫製できる状態に復活です。

 

 

 

 

damier (15)
予定外ですが角部も復活。

 

 

 

 

damier (16)
外周のコバ面も仕上げ直して赤い色が見えなくなりスッキリです。

 

 

 

 

damier (17)
ちぎれて欠損した折り曲げ部と外周の赤いキャンバス地が目立ちすぎ、
使いづらい状態でしたが、口が空いたままの折り曲げ部も縫製され、
コバ面が仕上げ直されたことで愛用いただける状態に復活しています。

丁寧に使用しながら早めのメンテナンスを施すようにすれば、
まだまだ活躍してくれる財布です。
一度は修理不可能な状態まで使い込んだ財布であることを考慮しながら、
大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

バケット全体修理

m42236 (1)
ルイヴィトンのバケットです。

生産された年代は違いますが、どちらも使用不可能な状態です。

 

 

 

 

 

m42236 (2)
ヌメ革のテーピング革が残っている方のバッグが少し新しい年代。

 

 

 

 

m42236 (3)
革は脂分が抜けてパサパサ状態で柔軟性もなく、
ひび割れが発生しています。

 

 

 

 

m42236 (4)
古い方のバケットはループ革の下に刻印入りカシメ金具があります。

 

 

 

 

m42236 (5)
他店様で修理したと思われる部分は代用のカシメ金具に変更されています。

 

 

 

 

m42236 (6)
仕様変更されてからも15年以上たちますが、
新しい方のバケットはループ下にカシメ金具はなくステッチ留めされています。

 

 

 

 

 

m42236 (7)
ヌメ革の柔軟性が低下していますので普通は切れない部分まで切れてます。

 

 

 

 

m42236 (8)
長年愛用された古い品ですのでモノグラム地にも擦れが見られます。

しかし、高品質時代のモノグラム地が使用されていた頃の品ですので、
強度や耐久性に問題はありません。

 

 

 

 

m42236 (9)
内張りに使用された合成皮革素材は当然のように劣化しています。

 

 

 

 

m42236 (10)
安心して使用できるように本革で内張り作成します。

 

 

 

 

m42236 (11)
バラバラ。

 

 

 

 

m42236 (12)
解体。

 

 

 

 

m42236 (13)
変色した底鋲も磨き直しながら、劣化した内張りや外面のヌメ革パーツを
新品作成して組み立て直します。

 

 

 

 

m42236 (14)
リニューアルリペア加工の完了です。

負担が掛かる持ち手などは強化芯材を挟み込む構造で、
デザイン変更することなく強度と耐久性をアップさせて作り込んでいます。

 

 

 

 

m42236 (15)
内張りもベタ付き劣化しない本革仕様。

 

 

 

 

m42236 (16)
同様に。。。。

 

 

 

 

m42236 (17)
高品質時代のモノグラム地に引けを取らないヌメ革を使用して、
各部に強化加工も施しリニューアルリペア加工を施しています。

新品のヌメ革は少し日焼けさせてから使用すると、
取り扱いやすくなります。

大切に長くご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

レザークリエーション様

土曜にかばんを受けとりました。
見違えるように綺麗になってて感動でした!
特に嬉しいのは、肩ひもがとっても丈夫になってることと、本体がしっかりしたこと。
あと、内張りを本革にしていただいて、手触りがすごく気持ちいいのも嬉しいです。
本当にありがとうございました。
大事に使っていきます。

京都府 T 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
最高品質のヌメ革を使用してパーツ作成しましたので、
新品時より丈夫に仕上がっています。
大切に長くご愛用ください。

アズール型崩れ

damier azur hampstead (1)
ルイヴィトン ダミエアズールのハムプステッドです。

撮影のために持ち上げた手を放すと・・・・

 

 

 

 

damier azur hampstead (2)
バッグ本体が崩れてしまいます。

 

 

 

 

 

damier azur hampstead (3)
後面も手を放すと・・・・

 

 

 

 

damier azur hampstead (4)
やはり、崩れてしまい出先などでテーブルの上には置けない状態です。

 

 

 

 

 

damier azur hampstead (5)
基本的に鞄というよりも袋物構造ですので、
ガチガチの硬いバッグではありません。

内張りを解体してガチガチにならないよう・・・
しかし、しっかりと自立するように・・・・
その辺りのバランスが難しい・・・

 

 

 

 

damier azur hampstead (6)
内張りを解体して、この辺りを内側から見てみると・・・・

 

 

 

 

damier azur hampstead (7)
こんな感じで芯材などは使用されていない構造です。

使い方の問題ではなく使用していれば避けられない症状です。
今回は柔軟性のある芯材を入れ込んで補正加工を施します。

 

 

 

 

damier azur hampstead (8)
自立すようになりました。

手を放せと聞こえてきましたので・・・・

 

 

 

 

damier azur hampstead (9)
手を放しても崩れ落ちることはありません。

 

 

 

 

damier azur hampstead (10)
後面も・・・・

 

 

 

 

damier azur hampstead (11)
ガチガチに加工していませんので柔らかく柔軟性も維持しています。

自立するようになる事で使用しやすくなり、
強度アップもしています。

思い入れのある大切なバッグとのことですので、
丁寧に取り扱いながら大切にご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

レザークリエーション様

今回はありがとうございました。
ブログ拝見いたしました。
丁寧に直して頂きありがとうございます。
届きましたら来月の旅行に持っていきます!!
大事に使わせていただきます(^^)
大した物ではありませんが福井の和菓子を贈ります
皆さんで召し上がってください!!

福井県 H 様
最近のモデルですがシンプルな構造のバッグですので、
丁寧に取り扱えば長く活躍してくれる状態です。
成人祝いでお母さまから贈られたバッグとのこと、
大切に長くご愛用ください。

お手紙と福井県銘菓の贈り物ありがとうございました。
甘いものが好きなので美味しくいただきたいと思います。

その後・・・・

お世話になります。
ただいま受け取りました(^^)!!
とても綺麗に直して頂き感謝の気持ちでいっぱいです!!!
また、紐の癖も直して頂きありがとうございます( ;  ; )
またこの鞄と出掛けられる事を嬉しく思います(^^)!
大事にしながら使っていきます!
また何か修理の品がある際はこちらでご相談させて下さい。
この度は本当にありがとうございました!!

パイロットバッグ(ウラル)

pilot case oural (1)
ルイヴィトンのパイロットケース(タイガのウラル)です。

大きく重いバッグですが丈夫な構造ですので、
ビジネスの道具として活用するには便利でカッコいい鞄です。

 

 

 

 

 

pilot case oural (2)
底角など各部に擦れが見られます。

 

 

 

 

pilot case oural (3)
同様に。。。。

 

 

 

 

pilot case oural (4)
ロック金具も使い込んだ雰囲気ですが動作に問題はありません。

 

 

 

 

pilot case oural (5)
この辺りは革の表皮が剥がれています。

重い鞄ですので擦れたりぶつけたりすると外周などは重症化しやすいです。
丁寧に取り扱う事が最善のメンテナンスですので、
今回は見た目を整える加工は施さずに、
構造面の加工を中心に加工します。

 

 

 

 

pilot case oural (6)
開閉の度に負担が掛かるカブセの折り曲げ部には亀裂が発生しています。
これ以上、裂けてこないように強化加工を施します。

 

 

 

 

pilot case oural (7)
重いバッグを支える持ち手の付け根革も強化加工が必要です。

 

 

 

 

 

pilot case oural (8)
付け根革の強化は本体の解体が必要になります。

 

 

 

 

pilot case oural (9)
内側部材には合成皮革素材が使用されています。
経年劣化が見られますので内側部材を本革で作成交換します。

 

 

 

 

pilot case oural (10)
複雑な構造で大きなバッグですのでパーツ点数が多いです。
解体するだけでも一苦労です。

 

 

 

 

pilot case oural (11)
特殊な構造のカブセ。

 

 

 

 

pilot case oural (12)
解体すると、こんな感じ。
強化芯材を入れ込んで組み立て直します。

 

 

 

 

pilot case oural (13)
「芯材や連結部の革も一部解体して新たに入れる強化芯材と縫製します。」
・・・どういう事かわからないかもしれないけど強化加工ではこの手間が重要。

 

 

 

 

pilot case oural (14)
カブセ裏にあるペンケースも解体して合成皮革は本革仕様に。

 

 

 

 

 

pilot case oural (15)
持ち手は本体から外れますし独立したパーツですので、
限界まで使用してからの修理対応も可能ですが、
今回は同時に強化加工を承りました。

 

 

 

 

pilot case oural (16)
付け根革は縫製だけでなく3本のビスで固定されています。

構造的に外周の縫製糸に負担が掛かっていますし、
革が切れてしまうとビスで固定されていても意味はないのですが・・・・
カブセの中の鉄芯を固定するには有効な構造ですね。

 

 

 

 

pilot case oural (17)
付け根革も解体して強化します。

 

 

 

 

pilot case oural (18)
持ち手も解体して強化芯材を入れ込んで組み立て直します。

 

 

 

 

pilot case oural (19)
今回、使用する革。
パーツ点数が多く大きなバッグですので革が3枚必要。

 

 

 

 

pilot case oural (20)
ほどいたミシン目を一目づつ縫製し直します。

バラバラに解体するのも一苦労のウラルですが組み立て直すのは、
もっと苦労します。

解体したバッグは新品のバッグを組み立て直すよりも難しく、
時間も手間もかかります。

ウラルの解体加工は受付を停止する予定です。

 

 

 

 

pilot case oural (21)
持ち手の強化加工の完了です。

コバ面の仕上げ直しだけでなく、少し見た目も改善させてしまいました。

 

 

 

 

pilot case oural (22)
負担が掛かる持ち手の両側付け根は新品時より丈夫です。

 

 

 

 

pilot case oural (23)
変形していた中央部も補正しておきました。

重たすぎるバッグですので構造的に変形は避けられませんが、
強度アップで切れてしまう心配は無くなっています。

 

 

 

 

pilot case oural (24)
本体に取り付け完了。

持ち手と付け根革を連結する金具の脱着もノウハウがなければ破損します。
何をするにも一筋縄ではいかないバッグです。

 

 

 

 

pilot case oural (25)
付け根革の亀裂も目立たなくなり格段に強度アップさせています。

 

 

 

 

pilot case oural (26)
合計6か所のマチ底も強化加工を施して組み立てています。

 

 

 

 

pilot case oural (27)
カブセの付け根も強化加工してコバ面も仕上げ直しました。

 

 

 

 

pilot case oural (28)
ベロ革やカブセもコバ面を仕上げ直すことでスッキリ見えます。

 

 

 

 

pilot case oural (29)
このバッグから劣化しやすい合成皮革素材はなくなり、
本革仕様で復活です。

 

 

 

 

pilot case oural (30)
構造面を改善する加工でしたが本体も重く容量も大きいので、
ビジネス道具のメンテナンスとしては最良の修理内容だと考えます。

丁寧に取り扱えば長く活躍してくれる良いバッグですので、
大切にご愛用ください。

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

レザークリエーションご担当者さま

今回大変お世話になりました。
いつかいつかと待ち遠しかったウラルの修理ですが、
ようやく手元に帰ってきました!
大満足です。

ブログも拝見しましたが、大変な工程なんですね。
おかげさまで、まだまだビジネスの現場で戦えます!
大切に使わせて頂きます。
本当にありがとうございました!
ウラルに代わるカバンと巡り会うまで使い続けたいと思います。

東京都 O 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
ウラルは丁寧に取り扱えば長く愛用できる良い品です。
ウラルに変わるバッグを見つけ出すのは困難ですので、
出来る限り良い状態を保ちながら、
長くご愛用ください。

財布の修理

ysl lv (1)
イヴサンローランとルイヴィトンの財布です。

 

 

 

 

ysl lv (2)
メタリックの特殊な素材で色落ちなど耐久性のない財布です。

 

 

 

 

ysl lv (3)
革紐は接着の剥がれが見られます。

 

 

 

 

ysl lv (4)
内側を見れば丁寧に使用されていることがわかります。

 

 

 

 

ysl lv (5)
しかし、擦れてしまう外面はメタリック塗装が剥がれています。

 

 

 

 

ysl lv (6)
基本的に修復不可能な特殊素材ですが、
革の繊維が露出したままですと汚れを吸い込みやすく耐久性も低下します。
良い状態を維持したまま使用するのは困難な素材の財布です。

 

 

 

 

ysl lv (7)
外周は全体的にメタリック塗装が剥がれています。

メタリックが剥がれた部分は白くなり目立ちすぎますので、
補色加工で整えながら表皮の露出を隠します。

 

 

 

 

ysl lv (8)
この辺りは汚れが染み込んでいます。

 

 

 

 

ysl lv (9)
こちらの財布は1999年に製造された財布ですが新品に近いほどの状態です。

しかし、内張りに使用された合成皮革素材が劣化していて、
張替交換が必要です。

 

 

 

 

 

ysl lv (10)
内張りの張替には全バラに近い解体が必要になります。

 

 

 

 

ysl lv (11)
劣化した合成皮革は本革仕様にバージョンアップして、
安心して長く愛用いただける状態に復活させます。

 

 

 

 

ysl lv (12)
革紐は全体を接着し直してコバ面も仕上げ直しました。

 

 

 

 

ysl lv (13)
同様に。。。。

 

 

 

 

ysl lv (14)
スレスレで表皮が露出した部分も補修補色加工の完了です。

 

 

 

 

ysl lv (15)
革の繊維が露出して白くなった部分を補色することで、
汚れや湿気を吸い込みにくくなり耐久性もアップします。

 

 

 

ysl lv (16)
全体的にコーティング加工を施して色落ちを抑える加工も施しました。

 

 

 

 

ysl lv (17)
内側もコーティングしています。

しかし、耐久性のない特殊な素材のままであることに変わりなく、
色落ちを留める効果よりも汚れが染み込みにくいと考える方が正解です。

 

 

 

 

ysl lv (18)
ヴィトンの財布も合成皮革素材を取り除き、本革仕様で組み立て完了。

 

 

 

 

ysl lv (19)
コバ面も仕上げ直しています。

高品質時代の財布だけに羨ましい財布です。

 

 

 

 

ysl lv (20)
品質や耐久性や強度など両極端な財布です。

どんどん活用しないと勿体ないと思えるヴィトンの財布と、
良い状態を保ち続けるのは困難と思える特殊素材のサンローラン。

財布などの小物類はバッグの中で他の品物とこすれあったり、
バッグからの出し入れでファスナーなどと擦れてしまう事が多く、
使用による損傷よりもバッグの中の状態も工夫が必要です。

デリケートな素材の財布だけでなく、
その辺りを工夫して持ち歩くようにすると、
小物類は良い状態を保ちやすいです。

大切に長くご愛用ください。

 

by レザークリエーション http://www.brand-repair.com 「大切なブランドバッグ」で検索

(お手紙紹介です)

レザークリエーション様

昨日品物が到着しました。
修理内容もブログで拝見しましたが、
どれも綺麗になっていて、
愛着のある物を再使用できると喜んでいます。
素材も参考になりました。
これからも大事に丁寧に使用していきたいと思います。
本当にありがとうございます。

静岡県 M 様
お受け取りのご連絡ありがとうございます。
今回、ご依頼いただきました7点の内、
ルイヴィトン財布とディオール財布以外は、
とてもデリケートな素材で取り扱いが難しいです。
しかし、耐久性を重視して財布やバッグを選ぶのも、
楽しさが半減してしまいます。
どのような品でも丁寧に取り扱う事が最善のメンテナンスですので、
素材にこだわらずに気に入ったバッグや財布を選んで、
少しでも良い状態を保てるように工夫しながら使用するのも
デリケートな素材で作成された品の楽しみ方の一つだと思います。
大切に長くご愛用ください。