ヴィトン・ソローニュ(sologne M42250)のショルダー修理


ルイヴィトン・ソローニュ(sologne M42250)です。

ショルダーの付け根が切れて外れているようです。

 

 

 

 


切れた部分を黒い糸で縫い留めた形跡があります。

このような悪あがき加工は損傷を与えるだけで見た目も残念です。

 

 

 

 


外れていないこちら側にも黒い糸が・・・・

角管金具に通しているショルダー部分にはステッチが無くデザイン上、重要な部分です。
この部分にステッチがあると少し残念な修理加工が施された事が一目瞭然です。

 

 

 

 


裏側から見てみると半分以上切れています。

 

 

 

 


解体して強化芯材を入れ込んで復元強化加工を施します。

先端には素人加工された針穴が複数ありますので部分作成も同時に行います。

 

 

 

 

 

 


裏側にもヌメ革を貼り合わせ強化芯材を挟み込んで仕上げています。

ショルダーを短く折り返して縫い留めるだけの加工ではありませんので、
角管金具に通している部分にはステッチなく当然、針穴もありません。

デザインを変更することなく強度をアップさせるのが復元強化加工です。

 

 

 

 


ソローニュも貴重なバッグになりましたし高品質時代の良い製品ですので、
数年後にはリニューアルリペアを施されても良いバッグです。

大切にご使用ください。

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VUITTON epi-mandara ヴィトン・マンダラの修理


ルイヴィトンのマンダラ(epi-mandara)です。

ショルダーの付け根革が切れて外れています。

 

 

 


シングルショルダーベルトのバッグですが
4箇所の付け根革に枝分かれさせたデザインです。

 

 

 


付け根革には補強のための布が貼り込まれています。

切れてしまった布を取り除き、代わりに芯材と補強材と本革を貼り合わせた
3層複合補強材に交換します。

 

 

 


切れていない他の3箇所も布が飛び出してクタァ~と疲れ果てた様子です。

今回は4箇所とも3層複合補強材に交換して安心して使用できるようにします。

 

 

 


ヴィトン刻印入りカシメ金具は再利用できないパーツです。

小さなパーツなので代用品に交換してしまう修理店が多いのですが、
全て復元再生して付け直します。

 

 

 


解体してショルダーベルトを取り外しました。

 

 

 


ルイヴィトンのオリジナリティーを感じる作り込みがされていて好感が持てるバッグです。
切れてしまった箇所やクタァ~となった付け根革を強化して組み上げます。

 

 

 


付け根側の復元強化加工の完了です。

いつものことですが、頑丈です。
ここまで頑丈にする必要はないかもしれませんねぇ~・・・・

 

 

 


一見シンプルなバッグなんですが各部に凝った作り込みがされ、
ヴィトンらしさの感じられる隠れた名品です。

大切にご使用ください。

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ルイヴィトンM61730財布のホック付け根の破れ


2004年にスペインの工房で作成されたL字ファスナー付きの財布です。

8年が経過した品ですが、やけにスッキリ、カッチリ、シャキっとしています。???

 

 

 


カブセを開くと凸側ホックの取り付け部が破れて金具が取れています。

 

 

 


カブセ外面の刻印入りマークとホック金具とは一体でないのでカブセの解体が必要です。

 

 

 


カブセを解体して内張りを剥がしたところです。

この部分から破れ部の復元強化加工とホック金具の固定作業をします。

 

 

 


作業していると製造された年式には合致しない作り込みと品質の良さを感じて
各部をチェックしてみました。

 

すると・・・

 

 


この財布が製造されるず~っと前から各ポケットや札入れの内張りには
合成皮革が使用されているのですが、この財布の内張りは全て本革仕様です。

当然、このブログで度々紹介しているような合成皮革の劣化など起こす訳もなく、
その他の部分でも完璧で丁寧な作業で組み立てられています。

この財布が作成された経緯は定かではありませんが、間違いなく最高品質のヴィトンです。

 

 


重厚感があるのですがスッキリしていて8年使用したヨレヨレ感は全く感じません。

超一流品を作り続けていた頃を知る、昔ながらの頑固な一流職人が
こっそりと最高品質のストックパーツをかき集めて組み立てたのでしょうか?

想像するだけで楽しくなります。

 

 

 

 


忘れていましたがホックの復元強化加工も完璧です。

ついでに、断言しますが2度と革が破れてホックが抜け落ちることはありません!

 

 

 

 


奇跡の逸品と呼べる品ですが、おそらく偶然購入された品のはずです。

良い品は大切に丁寧にご使用される方に購入される運命なんでしょうか?
羨ましい限りです。

大切にご使用ください。

 

 
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ルイヴィトン・ドルーオ(drouot M51290)付け根革の修理


ルイヴィトン・ドルーオ(drouot M51290)です。

ショルダーの付け根革が切れているようです。
このブログでもドルーオの付け根革の修理は何度も紹介していますが、
シンプルに見えるバッグですが手間暇と技術が必要な修理なんで・・・

 

 

 

 


付け根革とは直接関係ないパーツなんですが、
刻印入りカシメ金具を取り除き内張りを解体しなければ正しい修理加工はできません。
 

 

 

 


内側から見たところです。

この刻印入りカシメ金具を代用品に替えられたり、
最悪は解体して加工する手間を省いて、
内張りごと縫製して内側にステッチを出されてしまうこともあります。

ドルーオの付け根革の修理は難しいので信頼できる修理店の選択が重要です。

 

 

 

 


こちら側は修理の必要はない状態ですが、ついでに解説しますと・・・

 

 

 

 


内張りを解体するために刻印入りカシメの取り外しはもちろんのこと、
ファスナーのスライダーが邪魔になるためファスナーまで解体が必要です。

付け根革の修理ではドルーオが一番ややこしぃ~かも?

 

 

 

 


切れていた付け根革に補強芯材とヌメ革を貼り合わせて縫製しています。

一度切れてしまった部分ですが新品時より頑丈に仕上がっていますので、
未加工の反対側より先に切れることは絶対にありません。

 

 

 

 


内側の刻印入りカシメ金具も元通りに取り付けて完璧です。

大切にご使用ください。

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ヴィトン・ポシェットアクセソワールのストラップ


ヴィトン・エピシリーズの(ポシェットアクセソワール)のストラップです。

モノグラムのアクセサリーポーチ同様にストラップの剥がれが頻繁です。

 

 

 

 

 


革を接着剤で貼り合わせただけの構造ですので、
手の脂や汗などがしみ込むと剥がれやすく、
接着し直しても新品時より接着力が落ちます。

 

 

 

 


今回のストラップは接着修理でも可能な状態でしたが、
今後のご使用も考え外周にステッチ加工を追加されました。

 

 

 

 


剥がれる心配もなくなり強度もアップします。

 

 

 

 


コバ面も仕上げ直して完成です。

何度も貼り直しされている方にはお勧めしたい加工です。
安心してご使用ください。

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VUITTON Étoile M66556 カブセ付け根の破れ修理


VUITTON Étoile M66556 の財布です。

キルティング加工されたモノグラム地と大きなロック金具で豪華さがありますね~。

 

 

 

 

 


最近のモデルは昔ながらの頑丈なモノグラム地と違い薄くソフトな素材ですので、
カブセの付け根のように頻繁に屈曲する部分は破れやすいです。

 

 

 

 


こちら側の付け根に亀裂はないようですが・・・・

 

 

 

 


解体してモノグラム地をめくり上げると外面から見えない内側にも亀裂があるようです。

 

 

 

 

 


負担が掛かり傷みやすい部分ですので内側にも損傷が出る箇所ですが、
まだまだ、新しい財布ですので内側は良好です。

内側がこんなに綺麗なのにモノグラム地だけが裂けているということです。

 

 

 

 


外面から亀裂が見えなかった反対側も解体してみると亀裂が外面に出る寸前でした。

当社のブログやホームページを参考にご依頼いただいたようで、
お問い合わせ時から両側の強化依頼を希望されていました。

亀裂がなくても強化しておくと万全です。

 

 

 

 

 


内部材の芯材には合成皮革が使用されています。
組み立てられると見えなくなる部分ですがベタツキ劣化が心配です。

 

 

 

 


折り曲げ部分の広範囲に強化芯材を入れ込んで復元強化加工の完了です。

 

 

 

 


毎日のように屈曲させる部分ですし素材の特性上、亀裂が入る事も考えられます。

しかし、強化加工を施しておけば、
大きく裂けて取り返しがつかない状態になることは予防でき安心です。

 

 

 

 


どんな加工を施すよりも丁寧に使用することが長く愛用するための最善策です。

特に中身の詰め込みすぎは大きな負担が掛かりますので、
注意しながら大切にご使用ください。

 

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(お手紙紹介です)

レザークリエーション 様

この度は修理有難う御座いました。
大変綺麗に修繕されており、長く使える、使いたいと思って購入したので 今後も大事に使いたいと思います。
ヴィトンは丈夫と思っていましたが 最近のものは一概に強いとは言えないのですね。
今後も、何かありましたらお頼みしたいと思いますので どうぞ、よろしくお願いします。

大阪府 O様

現行のルイヴィトンのモノグラム素材も、それなりに丈夫です。
ただ、一昔前のアイテムは他のブランドの追随を許さないほど、
頑丈で丁寧な作り込みが施されていました。
古き良き時代のヴィトンに比べると現行品を残念に感じてしまうのは、
仕方ないところですが、軽く柔軟になったモノグラム地は、
この財布のようにキルティング加工も可能で
ファッション性が向上しています。
頑丈で無骨なデザインが多かった古いヴィトンから
現代風のデザインに対応するための素材の変化と納得するしかありません。
大切にご使用ください。